はじめに
VMware Cloud on AWS (VMC) では、さまざまな自動化と統合のニーズに対応可能な複数のツールと開発インターフェイスが提供されています。これらのツールは、手動タスクを自動化し、大規模で複雑な環境を管理する際に役立ちます。
今回は API Explorer を利用して、VMC の 組織(Org)の設定状況を確認してみます。
目次
API Explorer
VMC では、DevOps ワークフローとの自動化および統合を可能にする REST API を提供しています。 REST APIは、さまざまな言語やスクリプトからアクセスできます。API Explorer は VMC の管理コンソール(VMC コンソール)に実装されており、管理コンソール画面から VMC 環境向けの API コールの書式やリソース名、ステータスコードなどがその場で確認できるようになっています。
API Explorerを利用して設定状況を確認してみる
今回は API Explorer を利用して、Org の設定状況を確認してみます。
API Explorer にアクセスするには VMC コンソールから [デベロッパー センター]をクリックします。
デベロッパー センターが表示されますので、[API エクスプローラー]タブをクリックします。
API エクスプローラーが表示されます。ここから API の実行ができます。
Org の設定を確認するには [VMware Cloud on AWS] - [全般] - [orgs] から Get Orgs (GET /orgs/{org}) を展開します。
[Organization] - [OrgProperties]を展開すると以下のように Org の設定状況が確認できます。
この Org では、現状 SDDC を 2つまで作成できる事が確認できました(赤枠部分)。
SDDC の上限は VMware Configuration Maximums にて確認が可能です。
以下の通り、各 Org ではデフォルトで 2つの SDDC まで作成可能となっております。soft limit と書いてある通り、必要あれば上限緩和が可能です。
この Org では 最大 6個の SDDC を利用する予定があり、VMware のサポートに問い合わせをし、上限を 6 まで緩和をしてもらいました。
上限緩和後、再度同じ API を API Explorer から実施してみました。
上記の通り、sddc_limit が 6 に変わりました!
まとめ
API Explorer は VMC コンソールからアクセス可能で、VMC 環境向けの API コールの書式やリソース名、ステータスコードなどがその場で確認できるようになっています。SDDC の管理画面から確認できないような設定も API Explorer を活用する事で簡単に確認が可能となります。