使い方
① Gemをインストールする
$ gem install yard
② YARDの規則に従って、メソッド上部にコメントを記載
# サンプルメソッドです
#
# @param [Hash] options オプション
# @option options [Boolean] :busy 忙しいかどうかを設定
# @return [Boolean] 成功:true 失敗:false
# @example
# create_qiita_about_yard(options: { busy: true })
# @note 詳細は{https://qiita.com/ Qiita}を参照
# @see https://qiita.com/
def yard_sample_method(options: {})
raise '忙しいすぎて勉強会の資料を作成できませんでした'if options[:busy]
return true
rescue => e
p e
return false
end
③ 反映するコマンドを実行
$ yardoc yard_sample.rb
④ ブラウザ上でYARDを確認する
◆ 方法①
app/doc配下のindex.htmlファイルをブラウザで開く
◆ 方法②
YARD用のローカルサーバーを立ち上げる
$ yard server
http://localhost:8808 にアクセスする
タグ一覧
よく使うタグ
@param
:メソッドの引数を説明
@option
:メソッドのハッシュ引数を説明
@return
:メソッドの返り値を説明
@raise
:メソッドの例外クラスの説明
@example
:メソッドの使用例を説明(インデントをずらさないとコード変換されないので注意)
@note
:メソッドを使用する際の注意点やその他共有事項を記載する(「{}」で囲むことでリンクになる)
@see
:URLや他のオブジェクトを書くとリンクになる
※おまけ:ファイルの大外にコメントを書くことで、「Overview」としてYARDに反映される
その他のタグ
@abstract
:抽象クラス/モジュール/メソッドの説明
@api
:オブジェクトに属するAPIの説明(yardoc --queryで実行した場合のみ出力)
@author
:作者情報
@deprecated
:非推奨のクラスやメソッドであることを表す
@private
:YARD出力時にオプションで出力しないようにできる(yardoc --no-private)
@since
:メソッド・クラスが利用できるようになったバージョンを説明
@todo
:TODOを記載出来る
@version
:オブジェクトのバージョンを示す