はじめに
業務において、質問しようと思っても「あ、なんか忙しそう・・・」って思って、質問するのやめちゃうときってないですか?
私、そのタイプです。
なので、何度も「もっと質問しなさい」って言われてきました。
「15分考えて、わかんなかったら聞きにきなさい」とも。
だけど、やっぱり「忙しそうだな~」って思って(以下無限ループ)。
しかし最近になって、質問される側の立場が増えてきました。
質問される側になって、ようやく「もっと質問しなさい」と先輩が言ってきたことがちょっとわかるようになってきたので、実体験に基づいて、先輩側・後輩側それぞれの視点で「質問した方がいい理由」をあげてみます
先輩側の理由
1. 進捗がわかって安心するから。
質問でも、確認でも。
話しかけてくれると、仕事の進み具合が伝わってきます。
本当は、適当に声をかけてあげたいなぁって先輩も思ってるんです。
だけど、忙しくてなかなか声をかけてあげられないときもあるんです。
そういうときに質問しに来てくれると、質問の内容から進捗具合を察することが出来ます。
- ここで悩んでるってことは、まだだいぶ最初じゃないか!
- 昨日とほぼ同じ内容だけど、進捗上がってないのかな?
- ずいぶん早いなぁ。順調そうなのかな?
とかとか。
そうすると、後輩から何も言わなくても、先輩の方で察してあげられます
スケジュールや次のタスクの難易度を調整することも出来ます。
先輩は事前に察知出来て、後輩はプレッシャーから解放されるなら・・・。
両者win-winですよね
2.「信頼されてるなぁ」と感じてうれしくなるから。
個人的な感覚なんですが
「この先輩に聞いてもわかるかなぁ?」って思う時は、ちょっと質問しにくいです。
けど、「ごめん!すぐにはわからないから調べるね!」であっても、さっと答えを返してくれる先輩には「何でも教えてくれる」という信頼感があると思います。
なので、質問される側としても、「後輩に信頼されてるんだなぁ」と満足感に浸れます
信頼されてると思うと、こまめに面倒を見てあげたくなります、私は!
後輩側の理由
1. 調べるより聞いたほうが早いから。調べるにしてもヒントがもらえるから。
先輩って、自分より経験が長いからこそ、持ってる知識や経験値が全然違う。
だから、ググるより先輩に教えてもらった方が早く答えが見つかる。
ググるにしても、ヒントを教えてくれる。
1回教えてもらったら、2回目以降は自力で頑張れる気がしませんか?
それはそれで1つの成長の仕方だと思います。
自分で悩んで考えて調べて・・・ってのも、大事なスキルの1つだと思いますが、でも質問の仕方もスキルの1つ!
不安なら、最初はシナリオ作って台本書いてもいいので、サクサク教えてもらいましょう
2. 質問した後、解決するまで数日間サポートしてくれるから。
先輩は、たいてい後輩の質問内容を数日間気にかけてくれます。
「昨日質問してきたアレ、解決した?」みたいに。
そしてそれは、商用の不具合調査など、ほかの人が絡んでくるときに、すごく心強いものになります。
自分が先輩に説明しようとしてもなかなか難しいのに、(例えば)お客さんが納得できるような説明ができるわけがない(笑
そういうとき、一人で抱え込まずに先輩に相談しておくと、うまく説明ができずにオロオロしてる時に、後ろからそっと近づいてきてくれて、助け舟を出してくれます。
実際、私も助けてもらったことがたくさんあります
まとめ
ありきたりですが、立場が変わると感じ方が全然違いますね
一番変わったのは、「質問されるとちょっとうれしい」と思ったことでした。
質問されるってのは、ちょっとでも信頼してもらっているという証なのかなぁとちょっと思い込みアリ?
そしたら、今までよりもラクに質問しに行けるようになりました。
「忙しそうだから・・・」って質問することを躊躇してたんですが、先輩・後輩どちらにもいいことがあるような気がします
というわけで、みんなどんどん質問し合えばいいと思います!