serializerとは
serializerは、アプリケーションのデータをJSONやXMLなどのフォーマットに変換する際に非常に役立つ。serializerの基本的な使い方と、データの整形やカスタマイズ方法について解説します。
1. インストールと設定
serializerを使うには、
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インストール: Rails アプリケーションにはデフォルトで
active_model_serializers
が含まれていないので、Gemfile
に追加してインストールします。gem 'active_model_serializers'
インストール後、
bundle install
コマンドを実行してパッケージをインストールします。 -
serializerの作成: serializerは、
app/serializers
ディレクトリに作成します。モデルごとに対応するserializerを作成することが一般的。
2. serializerの作成と基本的な使い方
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serializerの生成: serializerを生成するには、以下のコマンドを実行します。
rails generate serializer ModelName
これにより、
app/serializers/model_name_serializer.rb
ファイルが作成されます。 -
serializerの設定: serializerファイルで、シリアライズする属性を定義します。
# app/serializers/model_name_serializer.rb class ModelNameSerializer < ActiveModel::Serializer attributes :id, :name, :created_at end
ここでは、
:id
、:name
、:created_at
の属性をシリアライズしています。 -
シリアライズの呼び出し: コントローラや API のエンドポイントで、シリアライザを呼び出してデータを整形します。
class SomeController < ApplicationController def show @model = Model.find(params[:id]) render json: @model, serializer: ModelNameSerializer end end
これにより、
ModelNameSerializer
を使用してデータが JSON 形式でレスポンスされます。
3. 関連データのシリアライズ
関連するモデルのデータをシリアライズすることも可能です。例えば、ユーザが持つ複数の投稿をシリアライズする場合は、以下のようにします。
class UserSerializer < ActiveModel::Serializer
attributes :id, :name
has_many :posts
end
参考