buildrootで、緊急時用のイメージを作成
概要
こんなときに。
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ラズパイが起動しなくなってしまった。/ ログインできない。
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fstab
を間違って編集してしまって、起動しない - ユーザ(
pi
)のパスワード忘れた。
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近くに、ext4(Linuxのファイルシステム)を読み出しできるPCがない。
- ラズパイのSDカードのFAT領域を編集するPCはある。
- buildrootで作ったイメージです。
- 有線LANが接続してあれば、DHCPでIPを取りに行き、ssh(=dropbear)でログインできます
対象外
- 削除ファイル / まちがってフォーマットしてしまった など、そういう復旧のものは、できませんね
環境
- ラズパイ3B/3B+ のみ(2019-01-30現在)
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rpi3-br-kernel-2019-0129-1.img
(23.5MB)- ユーザ名:
root
- パスワード:
raspberry
- ユーザ名:
手順
- イメージファイルのダウンロード: rpi3-br-kernel-2019-0129-1.img
- ファイル名を
rpi3-br-kernel.img
に変更 - ラズパイのSDカードのFAT(
BOOT
)のところへ、コピーするのだが、そのままだとディスクフルで書き込めないので、(ラズパイ3Bで使用しない)kernel.img
を消してから、コピーする。 -
config.txt
の編集して、以下をファイルの最後に追記するkernel=rpi3-br-kernel.img
電源ON
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起動したら、とりあえず、SDカードのマウント。
mkdir /mnt/1 mkdir /mnt/2 mount /dev/mmcblk0p1 /mnt/1 mount /dev/mmcblk0p2 /mnt/2
/mnt/1
に/boot
、/mnt/2
に/
がマウントされます
あとは、
vi /mnt/2/etc/fstab
で、fstab
の編集のしたり、chroot /mnt/2
とやって、passwd pi
とかで、パスワードリセット
など、できると思います。
その他
- buildroot 2018.11 ベースです
Buildrootでルートファイルシステムを構築するときに必ずすること
こちらの記事にそって、dhcp, dropbear, avahiを追加してます。とりあえず、テストということで、なにかまずそうであれば、ファイルを消します。
FAT(
BOOT
) 領域が壊れているときは、firmwareのファイルが必要になります。