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[メモ]ラズパイ4にRaspiOSインストール (GPTのUSB-HDD起動)

Last updated at Posted at 2021-05-04

概要

  • ラズパイ4で、RaspiOSをUSB-HDDへインストールして、USB起動させる。
  • ラズパイイメージのMBR形式では、2TB以上のドライブで、うまく認識されない
    => 今回、2TB以上のHDDを使用するので、MBR=>GPT変換対応する。
  • あとで、OpenMediaVaultに使うので、データパーティションを作成して、システムとデータを1ドライブで共存できるようにする。(たしか、推奨されていなかったような..)

環境

  • Raspberry Pi 4B (2/4/8GBで確認)
  • microSD(16GB) - 設定用。(無事に、USB-HDD起動したら、使わない。)
  • USB Harddisk (インストール先、5TBのものを使用)
    • /dev/sdaになるものと仮定して、以下書いてます。適宜、うまいのを使用すること。
    • 2021-03-04-raspios-buster-armhf-lite.zip
      => のちほど、OpenMediaVault5をインストールするので、lite版。なんとなく、64ビット版にしてみる。

手順の概要

設定用RaspiOSのmicroSDの準備

  1. rpi-imagerなどで、焼く。
    • rpi-imager v1.6では、起動後、Shift+Ctrl+Xで、初期設定ができるぞ。
  2. インターネットにつながるようになったら、ターミナルを開いて、こぴぺ。

    こぴぺ
    #apt-cacheサーバがあれば、
    #echo 'Acquire::http::Proxy "http://aptcache.local:3142";' | sudo tee /etc/apt/apt.conf.d/02proxy
    #
    # 更新して、ひつようなパッケージをインストールして、再起動
    sudo apt update && sudo apt full-upgrade -y && sudo apt install -y rpi-imager gdisk gparted && sudo reboot
    
  3. EEPROMの更新 (古いと、USB起動できない)

    こぴぺ
    sudo rpi-eeprom-update -a   # 更新要求コマンド。次回起動時に必要あれば更新
    sudo reboot                 # 再起動
    
  4. 2021-03-04-raspios-buster-armhf-lite.zipをダウンロードしておく。

USB-HDDへイメージ書き込み、GPT変換、設定変更

  1. USB-HDDをラズパイに挿す
  2. 左上のボタンを押して、メニューから、rpi-imager起動

  3. rpi-imager操作

    1. Ctrl+Shift+Xを押すと、RaspiOSの初期設定ができる image.png
    2. [CHOOSE OS] image.png
    3. zipのまま、ファイルを選択 image.png
    4. [CHOOSE STORAGE] 選択できるものがでてくるので、書き込みたいものを選ぶ。image.png
    5. [WRITE]を押して、確認で、[YES]を押す image.png
    6. root権限が必要なので、piのパスワードを入れる image.png 7.書き込みスタートするので、待つ image.png 8.終わったら、[CONTINUE]を押したあと、アプリ、クローズ image.png
  4. ターミナルを開いて、GPTテーブルにする。

    1. どこか、マウントされてたら、アンマウントしておく。

      こぴぺ
      sudo umount /dev/sda1
      sudo umount /dev/sda2
      
    2. gdiskを使用して、MBR=>GPTテーブル作成

      以下のようにタイプ
      sudo gdisk /dev/sda
      w
      y
      
      • 実行例 image.png
      • 正常なMBRと壊れたGPTが見つかったけど、どれ?って出てきたら、1 - MBRで。image.png
  5. GPartedで、rootfsのパーティションサイズ変更。 OMVに使うので、データパーティション作成する

    1. GPartedをひらく image.png
    2. root権限必要なので、piのパスワードをいれる image.png
    3. USB-HDDを選択 image.png
    4. /dev/sda2のとこで、右クリックメニューを出して、"Resize/Move"を選択 image.png
    5. New sizeを、128000MiB(=128GB)くらいにしてみる。数字入れたら、TABキーを押す。で、[Resize/Move]ボタンをおす image.png
    6. unallocatedで右クリ、Newを選択。 image.png
    7. 適当に入力して、[Add] image.png
    8. 緑のチェックボタンをクリックすると、確認が出てくるので、[Apply]をおして、操作スタート image.png
    9. パーティションのサイズ変更 image.png
    10. 新規パーティションの作成 image.png
    11. 済んだら、[Close]おして、終了 image.png
  6. マウント関係の設定変更する。(/boot/cmdline.txtと、rootfs/etc/fstab)

    こぴぺ
    # マウントする
    mkdir -p boot root
    sudo mount /dev/sda1 ./boot
    sudo mount /dev/sda2 ./root
    #
    # ファイル変更
    sudo sed -i -e 's@PARTUUID.*-02@/dev/sda2@g' -e 's@init=.*init_resize.sh@@g' ./boot/cmdline.txt
    sudo sed -i -e 's@PARTUUID.*-01@/dev/sda1     @g' -e 's@PARTUUID.*-02@/dev/sda2     @g' ./root/etc/fstab
    #
    # アンマウント
    sudo umount /dev/sda1
    sudo umount /dev/sda2
    #
    # パワーオフ
    sudo poweroff
    
    • 実行例 image.png
  7. シャットダウンしたら、電源をOFFにして、microSDを抜く。

  8. USB-HDD接続で、電源を入れて、起動する。

OpenMediaVault 5 のインストール

  1. インターネット接続設定など行う (sudo raspi-config)
  2. パッケージ更新、再起動

    こぴぺ
    #apt-cacheサーバがあれば、
    #echo 'Acquire::http::Proxy "http://aptcache.local:3142";' | sudo tee /etc/apt/apt.conf.d/02proxy
    #
    # 更新して、ひつようなパッケージをインストールして、再起動
    sudo apt update && sudo apt full-upgrade -y && sudo reboot
    
  3. OMV5インストールスクリプト実行

    こぴぺ
    sudo wget -O - https://github.com/OpenMediaVault-Plugin-Developers/installScript/raw/master/install | sudo bash
    
  4. インストール後、自動で再起動される

  5. 再起動を確認したら、クライアントのPCなどのブラウザから、http://<らずぱいのIP>/にアクセスする

  6. ユーザ: admin / 初期パスワード: openmediavault でログイン

その他

  • RPi4B(2GB)+ RPiOs-lite 64bit + OMV5をmicroSDにインストールして、12TB-USB-HDDをまるまるext4でフォーマットして、データディスクとして、1年ほど使用しているが、問題なかった。
  • この環境(システムとデータが1ドライブに共存)のOMV5では、実運用していない.これから..の予定。
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