はじめに
こんにちは、エンジニアコミュニティ LinuC Open Network (LiON)の運営事務局に参加させていただいております伊藤です!
今回は、11月に開催したLiON主催のオンラインイベント「Linux標準教科書の開発リーダーに聞く、アウトプットの重要性」について、その内容をレポートします。
参加申込50名満席で、キャンセル待ちの方もいらっしゃいましたので、参加できなかった皆様すみませんでした。
connpassのイベントページはこちら。
イベント概要
今回のイベントは、ITエンジニアの成長と活躍を促すコミュニティ「LinuC Open Network(LiON)」が主催するオンラインイベントで、どなたでもご参加いただけるものです。講演を聴くだけではなく、参加者全員の自己紹介や、グループディスカッションも組み合わせた全員参加型イベントとなっております。LiONでは、こうした交流イベントをリアルとオンラインを交互に毎月開催しています。
今回のトークセッションは、「Linux標準教科書の開発リーダーに聞く、アウトプットの重要性」と題し、ゲストに株式会社びぎねっと 代表取締役社長 宮原徹 氏を迎えてお届けしました。
イベントの様子
イベント当日の様子を簡単に紹介させていただきます。
LinuC Open Network コミュニティのご紹介
まずはオープニングとして、私からコミュニティの紹介をさせていただきました。
LiONはLPI-Japan様のサポートのもと、有志によって運営される、ITエンジニアのためのコミュニティです。
エンジニアの成長と活躍を強力に後押ししていくことを目指しています。
トークセッション「Linux標準教科書の開発リーダーに聞く、アウトプットの重要性」
ゲストスピーカーとして、株式会社びぎねっと 代表取締役社長 宮原徹 氏を迎え、Linux標準教科書とその開発プロジェクトについて、そしてそうしたアウトプットの重要性やポイント、最初のステップ等について、お話を伺いました。聞き手は私です。
以下、特に印象深かったところを絞ってご紹介します。
Linux標準教科書と、その開発プロジェクトについて
Linux標準教科書は、Linux/OSS技術者教育に利用していただくことを目的とした教材で、LPI-Japanから無償で配布されています。主に大学や専門学校での使用を想定し、「LinuC Open Network コミュニティで、宮原さんが中心となって執筆されています。
この教材開発プロジェクトは、コミュニティのメンバーが協力者として参加することができ、複数人でレビューやフィードバックによるブラッシュアップが行われています。また、定期的なミーティングや懇親会も行われ、主に教える立場の方々が多く参加し、相互に意見交換や交流を深めているとのことです。
アウトプットの重要性
エンジニアにとってアウトプットが重要なのは言うまでもないことですが、まだ経験の浅い方は、ステップを踏んで取り組むことを提案されていました。まずは、作業メモを残すことが基本であり、次にそれを外部に公開できるレベルのものへと体裁を整えることが次のステップだそうです。
アウトプットの形態としては、ブログ、技術記事、書籍執筆、セミナー講師などがあり、これらは技術力の証明にもなります。また、アウトプットを出すことで自身の技術力も維持・向上できることを指摘されていました。エンジニアとしてキャリアアップを目指すなら、積極的にアウトプットの機会を求めていく必要がある。そのためにも、まずは作業メモを残すこと、そしてそれを公開し他者にも役立ててもらえるようにしていくことから始めようとのことです。
それくらいなら、できるような気がしてきますね!
参加者自己紹介&グループディスカッション
トークセッションの後は、参加者全員が1人ずつ自己紹介を行ないました。エンジニアだけでなく、講師、営業など様々な背景を持つ方々が参加されていました。その多くがLinuxやオープンソースに関心を持つ方々です。
自己紹介の後は、zoomのブレイクアウトルームでグループに分かれ、先ほどのセッションでの気づきや感じたことをシェアしていただきました。やはりメモや手順書を共有することの価値に共感した方々が多かったようです。
事後アンケート
イベント後には匿名でアンケートを取らせていただきましたが、非常に高評価で、自由記述欄でも、「とても勉強になりました!」「時間が少なく感じました」「アウトプットにも幅広い実施方法があって凄くタメになりました」「交流タイムでさまざまな業種の方々とお話できました」「また参加したいです!」と、ポジティブなメッセージをたくさんいただきました。
イベントを企画・運営する私としても非常に励みになります。ありがとうございます。
おわりに
エンジニアコミュニティ LiONが開催した11月のイベントについてレポートさせていただきました。LiONでは毎月このようなイベントを開催していますし、slackでエンジニア同士の交流が可能です。そして、エンジニアならどなたでも無料でご参加いただけます。興味を持っていただいた方は、ぜひLiONに参加してみてください。あるいは、来月以降のイベントにぜひご参加ください。
次回は12月23日に、霞ヶ関で、生成AIの活用をテーマに、ミートアップイベントを開催します。詳しくは、下記のconnpassイベントページをご覧ください。
LinuC Open Network で皆様とお会いできるのを楽しみにしております。