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フリーランス時代に学んだことで正社員でも活かせていること

Last updated at Posted at 2023-12-02

自己紹介兼経歴紹介

  • 2016年4月〜2019年8月末:銀行にて正社員として働く
  • 銀行を退職し、ITのフリーランスに転身
    • 自分で仕事をとってくるフリーランスではなく、エージェントが仕事を紹介してくれる形態
  • 2019年9月〜2019年11月末:日本アイ・ビー・エム株式会社のNotesというグループウェアのサーバ移管プロジェクトに参画
  • 2019年12月〜2020年6月末:運用設計の業務に参画
  • 2020年6月末〜2022年1月末:上記の運用設計に携わっていた会社のコンサル部門に参画
  • 2022年2月:束の間の人生の夏休みを過ごす
  • 2022年3月〜現在:NIJIBOXにてフロントエンジニアとして勤務

上記の通り、正社員(銀行員)→フリーランス(ざっくりIT事務)→正社員(フロントエンジニア)と働き方を変えてきたのですが、正社員になった今でも「フリーランスを経験してよかった!」と思えることがたくさんあります。
ということで今回は「フリーランス時代に身につけたことで、正社員でも活かせていること」を書きます。

注意!
自分はフリーランス時代に学ぶことができましたが、フリーランスにならなければ学べないことではないと思っております。
フリーランスへの転身を勧める意図はありません。

自分が経験したフリーランスの形態

自己紹介兼経歴紹介でも簡単に書きましたが、案件を紹介してくれるエージェントと契約をしていました。
契約は準委任契約なので、労働時間の対価に報酬を得る仕組みです。

結論

「フリーランス時代に身につけたことで、正社員でも活かせていること」は以下の3つです。

  • 様子見は時間がもったいない!初日から積極的に動こう!
  • 今もらっているお金以上に価値を発揮しよう!
  • 正当な評価をもらうためには図々しくアピールしよう!

それぞれ具体的に説明します。

様子見は時間がもったいない!初日から積極的に動こう!

これは自分の場合だけかもしれないのですが、業務委託で参画する場合、一番最初の契約は期間を1ヶ月で契約することがほとんどでした。
つまり、下手をすれば参画して1~2ヶ月後には契約終了という事態も大いにあり得るということです。

新しい参画先がどのような雰囲気かわからないので1~2ヶ月は様子見しておこう、という戦略をとったとして、それが相手からは「積極性がイマイチ」「長く働いてもらいたいとは思えない」と思われてしまったとしたら本末転倒です。

そこで、「雰囲気がわかるまで様子見しよう」ではなく、「雰囲気がわからないからこそ自分から情報を取りに行こう」「自分のことを知ってもらおう」「相手のことをよく知ろう」ということを心がけ、参画後の短期間で信頼していただけるように動くようにしました。

このように、「様子見せず自分から積極的に動く」ことを意識するようになったおかげで、NIJIBOXに入社した際も素早くキャッチアップできたと思います。

今もらっているお金以上に価値を発揮しよう!

お恥ずかしい話ですが、新卒で働き始めた銀行員時代は「このくらいの給料なのだからこのくらいの頑張りで十分だろう」「それなりに働いていれば給料は自然と上がっていくだろう」と考えていました。

しかし、フリーランスは今もらっているお金に見合う働きだけではなかなか単価(正社員でいう給料)を上げられません。
お金を出している側からすると、「今払っている金額」と「その人の成果」がイコールの状態だと、「可もなく不可もなくだから今後も同じ金額で働いてね」と言わざるを得ません。

では単価を上げるためにはどうしたらいいかというと、

  • 今もらっている単価以上の成果を発揮する
    • 先に成果を発揮して、後から単価を上げてもらう
  • 契約内容以外のことも対応できることをアピールして、業務内容をステップアップさせると同時に単価を上げてもらう
    • ワーカーとしての契約だったがリーダー業務も担うことで単価UPを狙う
  • 有益な人材であることを理解してもらい、この現場には自分がいないとダメだと思ってもらう
    • この現場で働いて欲しいなら当然こっちの要求(単価UP)も対応してくれますよね?と強気に交渉する

etc…などの戦略が必要になってくると思います。

どの戦略を取るにしても、「この人は期待以上に成果を出してくれている」もしくは「期待以上に成果を出してくれそうだ」と思わせる必要があります。
フリーランスを経験して、「今もらっているお金以上の働きを見せる」「結果(単価UP)は後からついてくる」というように、「先に差し出す、後からもらえる」という考え方が身につきました。

正社員になった今でも、今このくらいの給料をもらっている、それはさておき先に期待以上の結果を残すことで、「給料UP」「周りの人との信頼関係」「新たな業務への任命」「自分の経験」etc…といったものが後から得られるだろう、と思いながら働くようになりました。

もらっている給料以上に努力をすることは、短期的には損をしているように感じる人もいるかもしれません。
しかし、長期的な目線で考えると必ず後から何かが返ってくるので結果的に得をすることになるはずです。

正当な評価をもらうためには図々しくアピールしよう!

この記事を読んでいる方の中で、自分の成果をアピールすることが得意な人はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
かくいう自分も、これから書くことを経験するまではアピールすることはなんとなくみっともないことだと思っていました。
しかし、今では「アピールすること=自分の成果を相手に正しく理解してもらうために必要な手段」と考えています。

コンサルタントの補佐として働いていた時、単価交渉をする際に参画先から「エージェントではなくあなたから直接話を聞きたい(単価UPに向けてアピールしてほしい)」と言われたことがありました。
先方が言うなら致し方なしということで、参画先の課長、エージェント、自分の三者で面談を行うことになりました。
その時、「自分が参画してからどのように貢献してきたか」「参画先で新たな業務に携わることで成長できたこと」「今後も成長の見込みがあること」をアピールした結果、無事単価を上げていただくことができました。

このことから、フリーランスでは自分の要望を図々しくアピールすることが大事だと感じるようになりました。
なぜなら、参画先から「そろそろ単価を上げましょうか」と言っていただく機会はほとんどなく(先方からすると出費が増えてしまうので、極力避けたいのが本音だと思います)、こちらから要望しないと実現しないからです。

単価以外にも、稼働時間を80%にして欲しいと要望を出したこともあります。
こういった稼働に関する要望は先方から気を遣って聞いていただくことはほとんどありませんので、自分からエージェントに開き直って要望を伝えることが重要だと思うようになりました。
(とはいえ、大した成果も出さないのに要望ばかり多いと相手もうんざりしてしまいます。あの人の要望なら聞いてあげたいな、と思っていただけるように日頃から信頼関係を構築するのが重要です)

正社員となった今、半年ごとに目標設定とその後の振り返りを行うのですが、その振り返りの時間が全く苦痛ではなくなりました。
というよりもむしろ得意になったと思います。
振り返りを行う際は、「自分のこの半年の成果を正しく理解してもらうためにはどの情報が必要なのか」「この情報も伝えるとより説得力が増しそうだ」ということを考えながら成果を書くようにしています。

まとめ

この記事では「フリーランス時代に身につけたことで、正社員でも活かせていること」を書きましたが、いかがでしたでしょうか?
つらつらと書いてしまいましたが、この記事で書いた内容はフリーランス/正社員/契約社員etc…といった働き方の違いに関わらず大事なマインドセットではないかと思います。
なぜなら、自分は上記に書いている内容をNIJIBOXに入社してからも地道に実践し続けたことで、

  • 2023年下期:新人賞受賞
  • 2024年上期:社内プロジェクトで社長賞受賞

という素晴らしい評価をいただくことができたからです。
この記事の中で1つでもご自身の生活に役立てていただけたら幸いです。

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