OpenShift Virtualization というのがあります。
OpenShift Container Platform(以降、OCP と称します) に含まれている機能の一つです。
OCPは、コンテナをサービスを効率よく運用/利用するためのソリューションではありますが、
OpenShift Virtualization(以降、OCP-Virt と称します)は、KVM(Kernel-based Virtual Machine)を利用した仮想環境もOCP上でご利用いただけます。
Red Hat の仮想化
余談なお話になりますが、
Red Hatから提供されているKVMベースの仮想化ソリューションをざっくりですが以下に並べてみました。(OCP-Virtを除く)
- Red Hat Enterprise Linux
- Red Hat Enterprise Linux のKVMを利用した仮想環境
- Red Hat Virtualization(RH-V / 旧名 : Red Hat Enterprise Virtualization【RHEV】)
- こちらの製品は、2024年10月31日にメンテナンスサポート、拡張サポート共に終了
- v4.4 で、製品として提供を終了
- Red Hat OpenStack Platform
- KVMを利用した、Compute Node が、OpenStack Platform の仮想環境
似たようなサービス/機能が複数あると使う方も、使う側も、選択する側も混乱しますね。
このような状況で、RH社からの資料をみると、KVMベースの仮想環境は、OCP-Virtへ集約するような記載がありました。
OCP-Virt で認定およびサポートされているゲストOSは?
OCP-Virt で認定およびサポートされているゲストOSの詳細情報は、こちら をご確認ください。
- Red Hat
- Red Hat Enterprise Linux 6, 7, 8, 9 (すべて64bitのみ)
- Windows系
- Windows 11, 10 (すべて64bitのみ)
- Windows Server 2012R2, 2016, 2019, 2022 (すべて64bitのみ)
さいごに
今回は、OCP-Virtというものの紹介をしてみました。
あまり、表立って目立たない機能ではありますが、昨今のIT業界事情のこともあり、
今後、少しづつかと思いますが、見かける機能だと感じています。