組み立てる前に読むべき資料
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- マニュアルです。しっかり読み込みましょう。
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- ビルドガイドを何回か良んでわかった気になった後で読みましたが、え、こんなことビルドガイドに書いてあった?(書いてあるけど読み飛ばしていた)という点が出てきたので、初めて組み立てる方は是非読むべきです。この記事のおかげで失敗を未然に防げました。ありがとうございます。
組み立てたときのログ
組み立て方法は読むべき資料を読んでもらうとして、私が悩んだこと、失敗したことを書きます。
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- 左手用はPCBにHelixの文字がシルク印刷されてる
- 右手用はPCBに隕石?タコ?みたいなマークがシルク印刷されてる
- 1種類のPCBで左手用、右手用に対応しているリバーシブルPCBなので、表面、裏面のどちらに実装するかは大事
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上面側
、下面側
とは?- 表面側、裏面側のこと。上、下と書かれると同じ面の上下なのかと少し迷った
失敗したこと
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シルクにしたがって上面から実装してください。
よくある(かはわからないけど)PCBは表面、裏面共にシルクを信用して実装してよいですが、Helixは1枚のPCBで左手用、右手用の配線がされたリバーシブルのPCBです。
なので、ジャックやProMicroをPCBに挿入したとき、足の出た先のシルクで正しいかどうかを判断してしまうと失敗します。
私はProMicroを 裏面のシルクに合わせて 挿入して通電してしまいました。
写真は正しい挿入位置ですが、失敗した時はProMicroの足がシルク印刷された白い枠内に出ていました。
結果は、PC上で接続されたことは認識はできず、LEDも点灯せずのうんともすんとも言わない状態になりました。
で、おかしいなーと思ってPCBを触ってたらProMicroが異常発熱していました。ヤバイです。
1分ぐらいは通電してたでしょうか。速攻USBケーブルを引き抜きました。とりあえず壊れはしなかったようで良かったです。 -
LED実装失敗
左上のLEDがハンダ不良でした。
この状態でLEDテストを行うとこの動画みたいになります。
ただしく実装できている時にはこの動画のようになります。
うーん?ってなったこと
1. LEDテストってどうやるの?
ファームウェアガイド に載ってるかなと思いましたが載っていません。
ので、LED test Keymap
に記載されている手順でFWをビルドし、QMK ToolboxでProMicroに焼きます。
1.1 FWをビルドできない
ビルド環境が整ってる人は問題ないでしょうが、私は初めてだったのでled_test用のFWをビルドしようとしたらいくつかエラーが出ました。内容が長いのでQMK Firmwareビルド環境構築の記事に分けました。
2. FWを焼いたあとのデフォルト配列はQWERTYじゃなくてDovorak
FWを焼いて入力を試していると、asdfg
を押してるのにaoeui
が入力されます。
なんか見たことある。あ、Dovorak配列だ。
QMKはショートカットキーでQWERTYやDovorak配列を選択できるので、Raise + j
でQWERTYに変更しました。
初期設定がDovorak配列というのは嘘やん、と思いました。
- おかしいと思ってFWを焼き直してもDovorak配列だったからこう思ってますが、何か手順を間違っていたらごめんなさい
3. TRRSケーブルが20cmは短かった
Macbookの両脇にHelixを置きたかったけど、20cmだとこうなりました。
50cmだとこんな感じ。ちょっと長いけどトラックパッドをうまく避けれてるから良しとしよう
HelixとQMKの使用感
1発目の感想は、格子配列使いにくっ!! でした。
でも我慢して使ってれば慣れるだろうと思い、この記事をHelixで書き始めてみました。
とりあえず触り始めた翌日、何十年も触ってるはずの普通のキーボードを触った瞬間、普通配列使いにくっ!? でした。
人間、すぐ慣れるものですね。翌日にはMTGの議事録もHelixで普通にとれました。
Helixというか、QMKのデフォルト配列を使って気に入ってる点はRaiseとLowerキーの存在のおかげで殆どのキーをホームポジションから動かなくて打てるという点です。
もし一般的な配列のキーボードに戻るとしてもQMKを使いたいので、次も自作しようという気になってるぐらい気に入りました。