1
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

「不可能を可能にする 大谷翔平120の思考」をエンジニアリングに活かしてみた

Posted at

はじめに

2024年も大谷翔平選手は数々のメジャーリーグ記録を塗り替え、目覚ましい活躍を見せました。
そんな大谷選手の本を読んでいて、大谷選手の考え方や行動はエンジニアリングにも応用できるのでは?と思い、今回記事を書いてみました。
※もちろん全ては網羅できないため、一部の抜粋となっております。

読んだのはこれ。

読了できてないが、ここらへんも読んだ。

1. マンダラチャートで目標を具体化する

大谷選手が高校時代に活用したことで有名なマンダラチャート。
目標を細分化して具体的に落とし込むツールです。
わかりやすくいうと、真ん中に大目標を置いて、その周りを埋めていくアレですね。

大谷選手だと野球の目標ですが、エンジニアに置き換えると、プロジェクトでの目標設定などで使えるかと思います。
例えば、Webアプリを3ヶ月でローンチするという目標の場合、以下のようなチャートになります。

ゴール(最終目標)を中心に書いて、その周囲に必要な技術要素や解決すべき課題などを書きます。

  • 中心(最終目標)

    • Webアプリを3ヶ月でローンチする
  • 周囲のタスク

    1. サーバー設計
      • AWSの選定
      • 負荷分散の設計・実装
    2. フロントエンド開発
      • UI/UX設計
      • レスポンシブ対応
    3. CI/CD環境の構築
      • GitHub Actionsの設定
      • 自動デプロイ
    4. ユーザーフィードバックの収集
      • ベータ版ユーザーの選定
      • フィードバックフォームの作成


文字なのでわかりづらいですが、チャートにして書いてみると各タスクの関連性が一目でわかり、リソース配分やスケジュール設定がスムーズになります。

もちろん個人の目標を立てる時にも使えます。

2. 規律と柔軟性の両立

大谷選手は、日々のトレーニングを徹底(規律)しながらも、必要に応じて計画を柔軟に変えることで進化を続けています。

これはエンジニアの業務にもいえることで、例えば絶対にやるべきタスク必要なら変えても良いタスクを分けるとします。

その中で、以下の例があるとして、タスクの再評価や、状況に応じた柔軟な対応が重要になってきます。

  • 規律の例
    コードレビューは必ずやる。デプロイの手順は固定。
  • 柔軟性の例
    ユーザーから緊急フィードバックが来たら、新タスクを優先する。

予定が狂うとイライラするという人も、この考え方ならもしかするとストレスを減らしつつ結果を出しやすくなるかもしれません。

3. 二刀流の発想でスキルの垣根を越える

大谷選手の代名詞でもある二刀流は、ピッチングとバッティングという違うスキルを高いレベルで両立させているものです。

エンジニアに置き換えた場合も、1つのスキルではなく、違う分野のスキルを掛け合わせることでエンジニアとしての市場価値を高めることができます。

例:

  • フルスタックエンジニア: フロントエンドとバックエンドを横断
  • 技術 × デザイン: エンジニアリングにデザイン思考を取り入れる
  • 機械学習 × インフラ: モデル構築からデプロイまで対応
    など

4. データを基にした改善ループを回す

大谷選手は、試合中やトレーニングの中で得た投球スピード、ボールの回転数、打球角度などの細かい数値データを徹底的に分析し、パフォーマンス向上に活かしています。

エンジニアリングだと、例えばデータを使った開発や運用とよく言われますが、こういったデータを基にした改善ループを回すことで、長期的なプロジェクトの品質向上が期待できます。

1.計測

  • Webアプリの場合
    Google AnalyticsやNew Relicを活用し、ユーザーの行動やパフォーマンス指標(LCP, TTFBなど)を収集する
  • APIの場合
    API GatewayやGrafanaを使い、エンドポイントごとのレスポンス時間やエラー率を記録する

2.分析

  • データからパターンや異常値を抽出
    例: 特定のページで直帰率が高い原因を特定する
  • 負荷テストの結果を分析し、ボトルネック(CPUかネットワークかなど)を特定する

3.改善

  • パフォーマンスのボトルネックに対して、具体的な改善アクションを取る
     例: 画像の遅延読み込みを導入し、LCPを1秒短縮

4.再評価

  • 改善の効果を再度計測し、次の改善ポイントを特定する

5. 毎日のルーティンを小さくても最高にする

大谷選手は「その日の最高」を積み重ねるルーティンを大切にし、試合当日にベストな状態で挑むための計画を徹底しています。

これもエンジニアに非常に有用です。
生産性を最大化するためには、「デイリー・ルーティン」を設計することが重要です。

例えば、

  • コーディングする時間を集中できる時間帯に固定する
  • 1時間ごとに短い休憩を取り、脳をリフレッシュする
  • 定期的な学習時間を設けて、技術を学び続ける
  • 朝の30分で前日のコードレビューで指摘された点を振り返る
  • 昼食後に15分だけ最新の技術記事を読む(QiitaやZennなど)
  • 夕方のタスク完了時に「今日やったことリスト」を簡単に書き出す

など、気軽にスタートできるものが多いので、すぐに始めやすいです。

休憩でいうと、ポモドーロテクニックを活用するのもいいですね。

ポモドーロテクニックは、仕事を25 分ずつのセッションに分け、その間に短い休憩をはさんで行う時間管理術のこと

6. 「心技体」のバランスを保つ

大谷選手は、身体(体力)、技術(スキル)、精神(メンタル)のバランスを重視しています。
エンジニアも、長期的な成果を出すにはこれが大事になってきます。

: 毎週末に「今週自分が何を学んだか」を振り返る時間を作る。疲れたら全力で休む。
: 最新技術を学び続ける、スキルを磨くことを怠らない。
: 運動不足になりがちなエンジニアこそ、立ち作業や昼の散歩でリフレッシュする。

上記のルーティンに近いかもしれません。
これも無理に全部やる必要は全くなく、気軽に今日はこれをやってみようくらいの気持ちで取り組むと続けやすいかと思います。

まとめ

今回紹介した内容は一部になりますが、大谷翔平選手の考え方はエンジニアにも応用できる内容がたくさんあると思います。
エンジニアリングライフをさらに充実させるヒントになれば幸いです。

1
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?