batの構文

はじめに

最近batを作ったので、自分用にbatの構文をまとめておきます。
随時更新するかも？

基本的なbatの構文

1. set 変数

1)set [<variable>=[<string>]]
2)set [/p] <variable>=[<promptString>]
3)set /a <variable>=<expression>

パラメーター	説明
<variable>	環境変数の指定
<string>	指定された環境変数に関連付ける文字列
/p	<variable> の値をユーザーが入力した入力行に設定
<promptstring>	入力をユーザーに入力を求めるメッセージを指定。このパラメーターは、/p パラメーターと共に使用の必要あり。
/a	<string> を評価される数値式に設定します。
<expression>	数値式の指定
/?	コマンドプロンプトにヘルプの表示

1) set [<variable>=[<string>]]

例1

set x=3
set y=%x%+5
echo %y%
3+5

文字列の連結になってます。

例2

hoge.bat <引数入力>

set /a count=%1
echo 作成数：%count%

cmdでbatの後に数値を入力すると、上記の変数countに追加される。

2) set [/p] \<variable>=[\<promptString>]

例

set /p again=繰り返しますか？(y/n)：
if /i "%again%"=="y" (
echo.
goto loop
) else if /i "%again%"=="n" (
echo.
echo バッチを終了します。
) else ( echo yまたはnを入力してください。
goto loop

上記は、繰り返しをy/nの入力で制御しています。
y = loop、n = bat終了
実は、自分で作成したbatの抜粋です。
loopの定義はここには記載していないので、お好みの処理で使用してください。

3)set /a \<variable>=\<expression>

例

set x=3
set /a y=%x%+5
8
echo %y%
8

/aを外すと、文字列の連結になります。
1)の内容ですね。

2. for 構文

・for /L %%変数名 in (初期値,増値,終了値) do コマンド名

例

for /l %%i in (1,1,%count%) do (
 type NUL > %folder%\nul_testfile_%%i.txt
)

初期値を1として、1ずつ増加させていき、%count%まで、nul_testfile_<変数>.txtを作成する
※数値は整数の必要あり（負の値も使用可）

3. loop 構文

・:loop ~ goto loop

例

:loop
echo 使用する番号を選択してください。
set /p x="1.hoge1 2.hoge2 3.hoge3 :"

if "%x%" == "1"(
 echo 1.hoge1 が選択されました。
) else if "%x%" == "2"(
 echo 2.hoge2 が選択されました。
) else if "%x%" == "3"(
 echo 3.hoge3 が選択されました。
) else (
 echo 有効な値を入力してください。
goto loop
)

echo.
set /p again=繰り返しますか？(y / n)：
if /i "%again%"=="y" (
echo.
goto loop
) else if /i "%again%"=="n" (
echo.
echo バッチを終了します。
) else ( echo yまたはnを入力してください。
goto loop