2023年の下期、スタンバイに新しいバリューができた。
その中でも、個人的に大切にしたいと思うバリューとして、
真っ先に浮かんだのが、「しみ出しはみ出し」だった。
「しみ出しはみ出し」
自分の意識と行動を、当事者として事業と組織全体に向ける。
職務や部門を超えて自分ごと化することで、事業と組織の成長を牽引する。
字面だけ読むといかにもベンチャーらしい
人にとっては「うっ」と身構える人もいるかも、といったバリュー。
自分の行動を振り返っても、積極的に体現してきたわけではないので、
「これが重要だろ!」と声高々に言える側の人間でもないが、
あえて自分の考えを文字に起こしてみる。
大切にしたいと思った理由
3年間スタンバイで働いてきて、有難いことに多くの役割と成長機会をいただいた。
挑戦もさせていただき、失敗も多く、その度にフィードバックも得られた。
その中でいまいち煮え切らない感覚があった。
「果たしてスタンバイにとって、自分は必要なんだろうか」
決して評価が悪いわけではない。
一定、信頼されて、任せられてきた実感もある。
でも振り返ると、日々の業務の中で自分が必要とされている感覚を持つことが、あまりない。
なぜなのか。
それを辿った際に1つ見えたものが、まさに「しみ出しはみ出し」に繋がった。
「自分のやりたいことに誰かがのってくる」
「誰かがやりたいことに自分がのっていく」
この連帯感を感じることが少ない。
自分のミッションを自分で考えて実行してやり遂げる。だけでなく、
誰かのミッションに共感して一緒に実現まで進めることが、あまりなかった。
当然自分自身の問題も多い。環境にも問題があるだろう。
リモートワーク体制真っ只中だったことも災いする。
- 誰が何をやっているのかがわからない
- 進捗がわからない
- 協力の意思を伝えるタイミングがない
- 自分の業務で忙しい
等、色々な要因がある。
会社を問わずどんな組織でも、どこかのタイミングで組織課題として挙がることがあると思う。ただこれを仕組みや制度で実現するのは難しい。
一方的な啓蒙活動では浸透しないような気がする。
だからこそ、相互にギブ&テイクをしながら、こういう機会を増やしたい。
自分がやりたいことに、みんなが力を貸してくれる。
自分も誰かがやりたいことに力を貸したい。
感謝と貢献の種が飛び交う組織ができると、
より活動的な組織/クリエイティブな事業が作れるのではないか。
まずは自分からと思い、このアドベントカレンダーの企画に参加した。
この記事で伝えたいこと
ここからは自分がやるから、みんなもどう?という話。
※前置きとして、バリュー作成者の意図と異なっていたら申し訳ございません。
しみ出しはみ出しが体現できるシーンは、なにも大掛かりなプロジェクトに限らない。
全社PJTに参加しないと!とか、そんなに人はいきなり変われない。
なので、まずは日頃のコミュニケーションから変えていきたい。
例えば、自分がリクエストを受けた際の返信で、
これまでよりも一歩踏み込む機会を増やしたい。
「Yes/No」ではなく、「Yes/No, but〜」
どういう方法であれば、相談をくれた人により多く貢献できるのかを一緒に考えたい。
相互に頼りやすく、信頼できる組織。
それにより優れたアイディアが生まれ、事業の成長を加速する。
これこそが今のスタンバイのフェーズで働く、面白さなんじゃないかと思う。