本記事の概要
LPIC-1(Level1)version5.0 を受験し取得したので勉強方法を備忘録として投稿します。
LPICを受けようと思っている方や、現在勉強している方がこの記事を参考の一つにしていただけたら幸いです。
使用した教材
参考書
・あずき本 (Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応)
・Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集 Version5.0対応
WEBサイト
・Ping-t (101試験の範囲は無料)
勉強の流れ(101試験編)
試験にビビり倒していたので勉強時間をとりあえず1ヶ月に設定して勉強スタート
第1週
・とりあえずあずき本を1冊読む
コマンドのオプションを覚えたり細かい部分を理解しきろうとせず、なんとな~く全体像を掴むイメージで読む。
元々知っているコマンド等もあったが、ほぼ初見の知識ばかりでモチベが続かず1週間かかってしまう。
↓
第2,3週
・Ping-tのWEB問題集を分野毎に解いていき、間違えた問題は解答を読んでノートにまとめる。
もちろん最初は間違えまくるのでとても時間がかかった。
あずき本読んでる時は「オプションたくさんありすぎ!覚えられる気がしない!」と思っていたが、
ノートに自分なりにまとめてみると案外覚えられる。
・↑が終わったら主題毎に全問金になるまで解きまくる。
問題総数が100問以下なら1日、150問~なら2日かけて金にすることを意識。
↓
第4週
・Ping-tのコマ問を解く
コマ問に関しては全問網羅せず、主題毎に出題数を20問にして80%くらい安定して正解出来ればよし。
(コマ問の問題総数を見て軽く絶望したので)
・スピードマスター問題集を解く。
スピマスはPing-tでは問われなかった問題もそこそこ載っていた。
この問題ちょっと難しいな~って思っていたやつがそっくりそのまま本試験に出たりしたので、
金銭的、時間的に余裕があればとてもおすすめ。
ただ、感覚的にはPing-tだけでも7割くらいはカバーできる気はする。
・Ping-tのWEB問題集で模擬試験モードをやりまくる
とにかく解く。暇さえあればPing-tをやる。Ping-t人間。
試験結果(101試験)
受験日:2020年6月27日
スコア:700
合格ライン:500
結果:pass
システムアーキテクチャ:87%
Linuxのインストール及びパッケージ管理:75%
GNUコマンドおよびUnixコマンド:92%
デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム、階層標準:92%
101試験を受けた率直な感想は 「準備期間1ヶ月もいらなかった」
解き終わった際もかなり手ごたえを感じていて、安心して「試験終了」ボタンを押せた。
勉強の流れ(102試験編)
101試験の結果から「2週間でいけるんじゃね?」と思い勉強時間を2週間に設定。
流れは101の時と大体同じ。
第1週
・Ping-tのWEB問題集を分野毎に解いていき、間違えた問題は解答を読んで自分なりにノートにまとめる。
102試験は設定ファイルやディレクトリを完全パスで問われることが多いとのことから、
コマ問をやる前から意識して覚えるようにしていた。
・↑が終わったら主題毎に全問金になるまで解きまくる。
・全問金にしたら模擬試験モードを5回ほどやる。
101の時とは違い、時間が少なかったため5回ほどやったら妥協して次に。
(もちろん間違えた問題は金にする)
↓
第2週
・Ping-tのコマ問を解く
102のコマ問が個人的には結構難しく、80%超えるまでやってたら時間が足りないと思い65%以上正解で妥協。
・スピードマスター問題集を解く。
101の時とは違い、Ping-tで問われない問題がかなり多く乗っている印象を受けた。
理解があやふやな問題も残っていたが、とりあえず1冊通して終わらせてこれも妥協。
試験結果(102試験)
受験日:2020年7月12日
スコア:680
合格ライン:500
結果:pass
シェルおよびシェルスクリプト:75%
ユーザーインターフェースとデスクトップ:100%
管理タスク:83%
Essential System Service(エッセンシャルシステムサービス):91%
Networking Fundamentals(ネットワーキングの基礎):100%
セキュリティ:70%
102試験は勉強段階で妥協した部分が多い事もあり、かなり緊張して挑むことに。
自信をもって解答できない問題が多く、ドキドキで「試験終了」ボタンを押した。
受験後の感想
Linuxに関して体系的に学ぶことが出来るので受ける価値はとてもある試験だと思います。
資格を持っているからなんだという訳ではない。というのは重々承知していますが、
この1ヶ月半の経験が「全くの無駄」ではないと思っています。
どう活かすかは結局自分次第ですので、無駄にしないようにしたいですね。
この記事を開いていただき、また、
ここまで読んでいただきありがとうございました。