RasPiに冷却ファンを付けると気になるのが「風切り音」と「ファンの消費電力」
「風切り音」は組込み用途やオフィスでは気にならないが、リビングで音楽やホームシアター用にvolumioやKodi(旧XBMC)を使っていると耳障り。
また組み込み用途なら太陽電池+バッテリーや、音楽用途のピュアオーディオだと電源ラインのノイズ混入回避のためモバイルバッテリーをRPi電源に使っている方も多いと思います。
ところが、意外と電気を消費するのがケースの冷却ファン。
USB電流電圧計測器でRaspberry Pi 2本体をモニターするとRPi2でUSBマウス+キーボード+アンテナ式Wifiアダプターの構成で待機状態で約0.4A/5V、4Coreをほぼフルに使っても0.7A/5V程度なので2-3.5Wが一つの電源容量指標となると思います。(USBポートに500mA x 4のデバイスをつけたら2Aを超えますが..)
通常のRaspberry Piケースについている冷却ファンは2-3Wで、本体の動作電源容量と同じぐらいです!、ファンを使うと冷えて目に見えてCPU温度が安定しますがRPi2実質2台分の電力を使うのがネックです。
そんなわけで、RPi2のCPUが指定温度以上になると冷却ファンに電流を流すプログラムを作りましたのでポストします。
トランジスターや小型のリレーをGPIOに結線してファンをつなぐと、CPUが指定温度以上になると冷却ファンが回転します。
cronで1分間隔で温度チェックしてして位置より下がっていたら回転を止めます。また、温度が高ければまた1分回転します。
なお、トランジスター(推奨トランジスター 東芝 2SC1815-GR アマゾンで10個入り200円です)の仕様である3.3-5V/150mA(7.5W)以下のファンを対象にしています。(リレー使えば、GPIOピン2から500mA程度はとれると思うのでUSB扇風機も回せると思います。)
でも、よくかんげえるとファンじなくてもいいですね Raspberry Pi 2をざっくりとした温度センサー代わりに(外気温とCPU温度差を考慮する必要ありますが)。。例えばCPU温度が上がったらリレーを介して窓を開けるとか。
外部スイッチによる時限式Shutdownプログラムも完成しています。
室外設置や農業用途など、一次側の5V電源が切れた場合にモバイルバッテリーで駆動しつつ、モバイルバッテリーの電源供給可能時間内に電源が復旧しなければShutdownを行うユーティリティープログラムです。
こちらはドキュメントをまとめ、2-3日中に以下に置きます。
http://www.newlife-newdesing.jp/support/setup-tool/
Raspberry Pi 2用 “Fan Controle Program(free)”
ソースコード、セットアップドキュメントも合わせて公開していますので、よろしければご利用ください。