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物理サーバのAWS移行注意点(CloudEndureを使ったP2V)

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P2V実施の経緯

老朽化している物理サーバが1台残っているのですが、復旧できない故障が発生した場合に備えてP2V(P2C)を検討しました。CloudEndureにて簡単にP2Vできるとの記事を見て実行したのですが、以外にハマりましたので、その内容を記載したいと思います。

P2Vの流れ

■CloudEndureのアカウント作成
      ↓
■CloudEndure用のIAM作成
      ↓
■CloudEndure管理コンソールでプロジェクトの作成
      ↓
■CloudEndure管理コンソールで移行マシンの設定 ← ここがつまづいた原因
      ↓
■オンプレサーバへのエージェントインストール
      ↓
■P2Vしたサーバにリモート接続して動作テスト
 ※スケジューラにタスクを登録している場合はタスクを無効にしておくこと
  (そのまま動く可能性があります)

全体的な流れを解説しているサイトがありましたので、リンクを掲載させていただきます。

つまづいた点

■オンプレサーバへのエージェントインストール

CloudEndure管理コンソールからインストールエージェントのダウンロードしました。
コンソール上に表示してくれているコマンドをサーバのコマンドプロンプトに貼り付けて実行。

↓↓コマンドの内容↓↓

installer_win.exe -t xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx ← 16ケタのコード 
--no-prompt

が、うまくいきません。
移行対象のサーバがWindowsServer2008R2であった為、.NET Frameworkが古く、アップデートが必要でした。

■.NET Framework4.5以上のインストール

オフライン用.NET Framework4.5インストーラーをダウンロード
https://bit.ly/35HWLWd
2021-06-22_14h36_21.png

再度インストール用のコマンドをサーバのコマンドプロンプトに貼り付けて実行したところ、エージェントインストールは完了しました。

■CloudEndure管理コンソールでレプリケーション情報を確認

エージェントがインストールされるとレプリケーションは自動で進みます。
CloudEndure管理コンソールでレプリケーション先のマシン設定を編集します。
Machinesタブから編集するマシンをクリックします。
2021-06-22_16h06_46.png

BLUEPRINTタブ

BLUEPRINTタブでレプリケーション先マシンの設定を確認します。
SubnetとSecurity groupsの初期値がCreate newになっている為、私は既存のSubnetとSecurity groupsを使うように変更しました。
2021-06-22_15h35_46.png

Private IPは初期値がSOURCE MachineのIPとなっています。
オンプレのマシンはIP体系が違う為、今回はCreate newを選択しました。
2021-06-22_15h45_04.png

Diskですが、初期値はProvisionedSSD-io1になっています。
汎用ボリュームで良いので、SSD-gp3に変更しました。
2021-06-22_15h45_41.png

REPLICATION SETTINGSタブ

2021-07-02_17h46_09.png
Choose the Replication Server instance typeはDefaultを推奨

■ここがつまづいた原因

最初、コストを節約したかったのでレプリケーション先サーバインスタンスを固定する為にMachineTypeをm5.largeに変更しました。後からわかりましたが、ここが問題だったようで、Defaultのままにしておいた方が良いようです。
理由として、1度目にm5.largeにしたことで起動できなかったのですが、2度目はDefaultでうまく立ち上がりました。その差として、自動で生成されたスペックがc4.4xlargeでした。試しにc5.4xlargeにしても起動できなくなりましたので、恐らくCPUの世代が古くてc4しか対応していなかったのだろうと予想しています。
Defaultであればこの差を自動で対応してくれる為、Defaultが良いと考えています。

ドキュメントに記載があるのかも知れませんが十分な調査を行っていなかった為、起動しない原因がわからず結構ハマりました。
どなたかのお役に立てれば幸いです。

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