ラッパークラスとは
各基本データ型に対応したクラスの事。
基本データ型であるint型やdouble型の値をオブジェクトとして扱えるようになり、基本データ型にはない色々なメソッドを利用することが出来るようになる。
Javaでは基本データ型が用意されており、数値や文字を格納したり演算子と組み合わせる場合であれば基本データ型を使えば十分だが基本データ型にはクラスのようにメソッドは用意されていないので、基本データ型に対して操作を行ったりすることは出来ない。
そこで基本データ型の値を持つことができ、色々なメソッドを用意したクラスが用意されていルのがラッパークラスと呼ばれるもの。
ラッパークラスの名前は基本データ型の1文字目を大文字にするがint型とchar型は名前が変わる。
// 基本データ型
int i = 10;
// ラッパークラス
Integer j = new Integer(10);
基本データ型から対応するラッパークラスのオブジェクトを作成し、そのオブジェクトに対して用意されたメソッドを利用することで例えば数値から文字列への変換といった処理が可能になる。
基本データ型の値に対して様々な操作を行うには、基本データ型の値を持つラッパークラスのオブジェクトを作成する。そして作成したオブジェクトに対してラッパークラスで用意された様々なメソッドを用いていく。
ラッパークラスの一例
Integerクラスのメソッドや定数
static final int MIN_VAlUE
static final int MAX_VALUE
int型で扱える最小値と最大値を設定する
static int parseInt(String s)
// 例
int i = Integer.parseInt("10");
引数として文字列を受け取り、int型に変換する
static String toString(int i)
// 例
String s = Inetger.toString(10)
引数としてint型を受け取り、文字列型に変換する。
参考記事