#前置き、というか雑記
「この後滅茶苦茶リヌックスした」で検索したのに、期待していたネタがなくて残念。
改めて、ヌルく遊べるプロジェクトの雛形をどうするか。ぐだぐだやってます。
趣味の領域になると、どうしても巨大で意味不明なものを作り上げて、結局死蔵することになりかねないのですよ。エンジニアを引退したての頃は、Cでノンブロッキングソケット使ってCMS書くとか、そんなことをしたりしました。今、それ、nodeでできるよ。みたいな感じですね。
そうならんためには、小出しに晒すのが一番な気はしています。ただ、そういう習慣で解決する領域はいいのですが、初期の設計におけるいろんなもんのバランスが悩み所です。仕事なら、設計問題の解は、プロジェクトのゴールから導き出せばいい。簡単ではないが明快ではあります。しかし、趣味の領域の難しさは、目的そのものが「悦楽」であるところに在ります。一応、ここで「この後滅茶苦茶リヌックスした」という言葉に繋がります。不快を遠ざけ、楽しみを得たいのです。ぜひぜひ、滅茶苦茶したい。
あんまり新しもん好き、というわけではないので、性急に新ネタを試してみよう、とは思いません。色々見てみて、React.js等々、Virtual DOM関係は、もしかしたらスキップするかもくらいの低温です。だってさ、使う側からしたら、ブラックボックスじゃんか。あと、リアクティブプログラミングなんていうパラダイムを僭称する人も居るようだけど、「描画オブジェクトはステートレスなもんにしてメッセージの送受信だけに特化した方が管理しやすいね!」って、OOPのTIPSどまりな感じがする。百歩譲ってもデザインパターンくらいじゃね? パラダイムとは呼べない気がするな。
Qiitaっぽくねえ。これじゃブログだ。
#本題
たまたまQiitaの新着記事みたら「エンジニアが稼ぐために大切な12のコト」というエントリを見たので、便乗することにした。
##1.お金のことを知る
エンジニアなら、計算量オーダーというのをご存じでしょう。コストにもオーダーがあります。2変数で考えましょう。nは単位期間あたり売上、tは時間です。
CO(1,t) これが固定費というやつです。
CO(n,t) これが変動費というやつです。
CO(n log n, t) 名前はありませんが、こういう、**CO(n,t)より大きなオーダーの費用構造が含まれたビジネスをやると破綻します。会計上は変動費になります。
CO(sqrt(n log n),t) この式自体は措定的なものですが、こういう僅かながらCO(n,t)**よりも小さなオーダーの費用からなるビジネスモデルが成功するビジネスモデルです。ざっくり「量産効果」と言ったりします。これも変動費です。
CO(1,1) 保守を前提としない場合の開発費なんかはこれです。売りきりのパッケージの開発費とかね。会計上は固定費に含まれます。見ての通り大変おいしいですが、おいしすぎてこういうものの市場価値は0円に限りなく近づいて行き、「サービスを売る」という方向への転換が必要になりました。
長期にわたってサービスを続けていくと、コストダウン圧力をかけ続けてコストを下げられるタイプのビジネスモデルはありがちですので、実は、この時間の項も t0.97 とかになり得ます。「先行者利益」のひとつですね。
いずれにせよ、両方の項が比例を下回ることができれば勝ちです。投資を募って拡大資金を調達しても大丈夫。融資の場合は、利息のみ返済する場合でも CO(n':融資額,t) のオーダーになるので注意です。さあ、そろそろ「ビジネスモデル」という言葉が「アルゴリズム」に見えてきましたね?
フリーミアムモデルも、安易にはできないというのが分かりますね? フリーライダーのコストは、どのようにコストオーダーに影響するのかを推計してみる必要があります。
ちなみに、税金の勉強は、たくさん稼ぎはじめてからで良いです。確定申告の時とかに勉強しましょう。税金は、ざっくり言って「売上-損金」の定数倍ですから、ほとんどの場合、上記のn,tのオーダーを変えるものではなく、よってビジネスモデルに影響を与えません。
あと、夢のないことを言うと、年収一千~二千万円の間は体感としての「豊かさ感」は変わりません。用量反応関係はこのあたりでいったん踊り場に達します。上昇志向がよっぽど強くないと、小さな倖せに安住することになります。お金に対しては、そういう体感の側面も知って、あらかじめ覚悟しておくと良いと思います。
##2.「やっていいこと」より「やりたいこと」を考える
何か、とても自分にとって大切なウォンツに気付いて、人に相談すると、時々「法律上うんぬんかんぬん」という話が出てきます。規則が好きな人が法律に詳しくなりますので、趣味で法律が好きな人は制約の多い方に法律を拡大解釈します。法律を商売の種にする人は、法律上ちょっとでもグレーなことに対して賛意を表明するのはリスクがある上、相談を受けるだけでもフィーがもらえるので、安全側に振ったアドバイスしかしません。「やりたいこと」には何らかの「やり方」があるはずです。専門家に頼りすぎずに、それを追求しましょう。
##3.起業だけが始め方じゃない
食っていくのに困らないためには、会社にぶら下がる必要はない。それは確かですが、安易な起業のススメには乗らないようにしましょう。もっと良いスキームがあるかも知れません。会社にぶら下がっているのに自営並の危機感を持って創造性を発揮することもできますし、起業していながら1社から安定収入を得て会社員のような収支で新たな増益の可能性を探ることもできますし、会社にぶら下がって片っ端から金になる勉強だけをしている人もいますし、自分は会社にぶら下がっていながら嫁さんに起業してもらってどっちかって言うとそこが軌道に乗るように尽力していたりするひともいます。そして、これらの複数を組み合わせている人もいます。色んなスキームがあるものです。よりリスクが少なく、稼ぎが良く、言ってみれば有利なスキームを追求しましょう。可能性は有限ですが、思ったより多いです。
初期の事業形態とゆうか「生活スキーム」でリスクを取るより、もっと大切な、「未来を決める」という部分でリスクを取りましょう。勇気は使うべきところに使うのです。
##4.何度外れてもいい、未来を読む
未来を読んで、先手を打ちましょう。友人や恋人や妻子供との会話でも、3手先まで読んだ上でしゃべってみましょう。伏線を張っている人が、場をコントロールするのだと実感できます。
もしくは、業界の未来、開発言語の未来、どれもこれも、外れるリスクを冒して発言してみましょう。(やったぜ!前書きに繋がった!) 外れて盛大に恥をかいても良いじゃないですか。誰だって、しょっちゅう外します。外さないのは、リスクの少ない言動を心がけて、後から取り繕えるようにする人だけです。が、そういう人は実業には向きません。少なくとも、「未来について何かを決める」という部分では、リスクを取る必要があります。
##やめやめ
こういう記事書ける人凄いね。眠いっす。「残りの8つはあなたが考える番なのです」とか言っとくかな。