コンポーネントが他から使われる際に重要になってくる要素の一つにpropsがあると思います。propsは、コンポーネントを使う際に渡されるものなので、コンポーネントがいかに使いやすいかの重要な要素の一つになります。そこで使いやすいコンポーネントのためにpropsをどう記述するかまとめました。
propsの記述
propsはなるべく詳細に書きます。
propsを詳細に書くことで、そのコンポーネントを使う時どのような値を渡せばいいのかがわかり、使いやすくなります。
またdefault
や require
を使うことで、値の渡し忘れや設定忘れを検知したり防いだりできます。
props: ['defaultInput']
ではなく、
props: {
defaultInput: {
type: String,
default: 'Hello!'
}
}
のようにしましょう。
propsの型
propsの型はなるべくプリミティブな型やStringなどにします。
propsの型に独自のObjectなどを渡すと、可読性が低くなります。そのObjectはどんな値を持っているのか、何を渡せばいいのかがすぐにはわかりづらくなり、ソースコードを追うことになる場合があります。
props: {
defaultInput: {
type: MyObject
}
}
よりも、
props: {
title: {
type: String
},
description: {
type: String
}
}
の方がわかりやすいです。
もちろん場合によっては全てプリミティブで渡そうとすると、propsが多くなり、逆に使いづらくなることもあるので、その辺りはバランスの問題になるかと思いますが、できるだけpropsはわかりやすくするのがいいと思います。