
RStudio Desktop が R を発見できないとき、上のようなメッセージが表示され起動できない。
私は R を brew install homebrew/science/r
でインストールしている。そして、homebrew を /opt/brew
に置いているため、RStudio が R を見つけられず上のメッセージが表示されてしまう。
このような状況で RStudio Desktop に R の位置を伝えるには、RSTUDIO_WHICH_R
環境変数を使う必要がある。この環境変数に R コマンドのフルパスを指定すると RStudio Desktop を起動できるようになる (この処理が実装されているのは、macOSの場合はここ、その他の UNIX 系 OS の場合はここだと思う)。
上のエラーメッセージを RStudio Desktop のコード内で grep するだけで正しいやり方を見つけられたので OSS はとても便利だ。公式な情報源はおそらくこのページだと思うのだが、私はここにたどり着けなかったので実装を見に行った。
ちなみに、macOS Sierra で端末エミュレータ内ではなくグローバルに環境変数をセットするには、launchctl を使ってログイン時に環境変数を設定させる必要がある。
また、CRAN で配布されている R をインストールしている場合、RStudio Desktop は適切に R コマンドを見つけられるため、上記のような面倒な手続きは不要である。例えば macOS の場合、R.framework 内の R コマンドの位置が埋め込まれているため、このような問題は起こらないはずである。