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ラズパイと音声認識でLチカ

Last updated at Posted at 2018-01-23

https://ueqareer.net/2463
から

ラズパイでLチカ

今回用意したもの

  • OS(Raspbian)が入ったRaspberrypi3
  • 抵抗330Ω 1本
  • ジャンパーワイヤー(オス,メス)2本
  • 青色LED
  • ブレッドボード
  • USBマイク(今回はBUFFALOのBSWHD06MBKを使用) BUFFALOのBSWHD06MBKはマイク内蔵webカメラで1000円ほどなのでオススメ

2000円しないくらいで全て用意できました〜(もちろんラズパイ以外)

 

LEDを点灯させる

それでは早速、簡単に組み立ててLEDを点灯させてみましょう。

点灯の確認

LEDが正しく光るか確認します。
ピン番号は以下の画像を参考に組み立てます。
ピン番号

GPIO番号

  1. ジャンパーワイヤーを[a5-ピン番号6]につなぐ
  2. もう一本を[a1-ピン番号1]につなぐ
  3. 抵抗を[b1-b4]につなぐ
  4. LEDを[c4-c5]につなぐ(長い方がc4) 正しく接続すればこのようにLEDがつきました・・・! 確認ができたら先ほどピン番号1番につけたジャンパーワイヤーをピン番号3番(GPIO:2)に接続しなおします。 接続しなおしてもLEDはついたままのはずです。

 

pythonで制御してみる

今度はpythonのライブラリを使って指定したGPIO番号に接続されたLEDを制御してみましょう。

ライブラリのインストール

ターミナルで以下のコマンドを打ちます。

$ sudo apt-get install python-rpi.gpio

インストールが終われば、pythonファイルを作成して以下のようなプログラムを書きます。

led_l.py
#!/usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-
import RPi.GPIO as GPIO

GPIO.setmode(GPIO.BCM) # GPIO番号で指定
GPIO.setup(2, GPIO.OUT) 
GPIO.output(2, GPIO.LOW)

実行します。

$ python led_off.py

消えました。

点灯も同じようにプログラムを書いて実行すればできます。

led_h.py
#!/usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-
import RPi.GPIO as GPIO

GPIO.setmode(GPIO.BCM) # GPIO番号で指定
GPIO.setup(2, GPIO.OUT) 
GPIO.output(2, GPIO.HIGH)

Juliusのインストール

続いて、音声認識ソフトウェアJuliusをインストールします。
この手順は参考記事に従ってすすめてください。
Juliusの使い方(version 4.4.2 対応版)~ ラズベリーパイ研究室
ラズパイに、人の声を理解させる。

USBマイクの認識設定

juliusのインストールが終わったらusbマイクをラズパイに接続します。
以下を参考にusbの優先順位をあげて再起動します。
Raspberry PiでJuliusを使った音声認識(1)

音声認識の確認

ではでは、実行して見ましょう!

$ sudo modprobe snd-pcm-oss  //これがないとうまく動作しない
$ cd ~/julius/julius-kits/dictation-kit-v4.4/  //main.jconfがあるディレクトリに移動
$ julius -C main.jconf -C am-gmm.jconf -demo  //実行

以下のように表示されれば成功です。

自作辞書の作成

この状態では、全ての言葉を認識してくれますが遅いです。
そのため辞書を作って速度をあげましょう。
(「こんにちは」の1単語だけの辞書を作れば、何をいっても「こんにちは」と認識されるようになる。)

今回は「つけて」と「けして」と「てんめつ」の3単語を覚えさせます。

denki.yomi
つけて つけて
けして けして 
てんめつ てんめつ

以下のコマンドでコンパイルします。

$ iconv -f utf8 -t eucjp denki.yomi | yomi2voca.pl | iconv -f eucjp -t utf8 > denki.phone

次のようなファイルができました。

denki.phone
つけて   ts u k e t e
けして   k e sh i t e
てんめつ    t e N m e ts u

次に以下のような2つのファイルを作成します。

denki.grammar
S : NS_B DENKI NS_E
DENKI : TSUKETE
DENKI : KESHITE
DENKI : TENMETSU
denki.voca
% TSUKETE
つけて ts u k e t e
% KESHITE
けして k e sh i t e
% TENMETSU
てんめつ t e N m e ts u
% NS_B
[s]             silB
% NS_E
[s]            silE

これらを以下のコマンドでコンパイルします。

$ mkdfa.pl denki

つかれましたね。

声でLED操作

つづいてpythonプログラムを書いて認識したによりLEDの制御を行います。
以下のファイルを追加してください。

flash.py
#!/usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-
import RPi.GPIO as GPIO //LED点滅のプログラム
import time

def main():
    GPIO.setmode(GPIO.BCM)
    GPIO.setup(2, GPIO.OUT)
    for i in range(10):
        GPIO.output(2, True)
        time.sleep(0.1)
        GPIO.output(2, False)
        time.sleep(0.1)
    GPIO.output(2, GPIO.LOW)
juliustest.py
#!/usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-
import socket
import string
import led_h as on
import led_l as off
import flash


host = 'localhost'   # Raspberry PiのIPアドレス
port = 10500         # juliusの待ち受けポート

# パソコンからTCP/IPで、自分PCのjuliusサーバに接続
sock = socket.socket(socket.AF_INET, socket.SOCK_STREAM)
sock.connect((host, port))

data = ""
while True:

    # "/RECOGOUT"を受信するまで、一回分の音声データを全部読み込む。
    while (string.find(data, "\n.") == -1):
        data = data + sock.recv(1024)

    # 音声XMLデータから、<WORD>を抽出して音声テキスト文に連結する。
    strTemp = ""
    for line in data.split('\n'):
        index = line.find('WORD="')

        if index != -1:
            line = line[index + 6:line.find('"', index + 6)]
            if line != "[s]":
                strTemp = strTemp + line

    if strTemp != "":
        print("結果:" + strTemp)
    if strTemp == "つけて":
        on.main()
    if strTemp == "けして":
        off.main()
    if strTemp == "てんめつ":
        flash.main()

    data = ""

認識するか試してみましょう。
新規タブを開いて

$ sudo modprobe snd-pcm-oss  //ねんのため
$ julius -C ~/julius/julius-kits/grammar-kit-v4.1/hmm_mono.jconf -nostrip -input mic -gram ~/辞書があるディレクトリ/denki -module &
$ python juliustest.py

うまくいきました・・・
LEDもうまく動作しています。
つかれすぎてめんつゆに見えますね。

参考記事

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