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オンプレミスの開発管理サーバーをGiteaで構築する

Last updated at Posted at 2021-04-28

1. 概要

1.1. 目的

1.2. 構成

  • 使用ソフトウェア
ソフトウェア 内容 備考
Git バージョン管理ツール。
Gitea Go 言語製の軽量のコードホスティングソリューション。Gitを内蔵している。
Lubuntu 18.04 サーバーのOS。
  • Giteaのディレクトリ構成
/var/local/bin/
	└ gitea		実行ファイル
/var/local/lib/
	├ data		データ(SQLiteファイル)、セッション等
	├ log		ログ
	├ repos		リポジトリ	
	└ custom	カスタムソース

2. セットアップ

2.1. ハードセットアップ

  • "インテル Compute Stick STCK1A8LFC"のスペックは以下となる。

    • CPU: Atom 1.83GHz L2Cache2MB
    • メモリ: 1GB
    • 内部ストレージ: 8GB
    • 外部ストレージ: 32GB(SDカード)
  • Lubuntu 18.04を最小構成でインストールする。

  • ディスク容量や性能に制限があるため、ディレクトリ構造等は工夫している。

     パーティション
     mmcblk1(内部ストレージ: 7-8GB)
       mmcblk1p1	/boot/efi 	EFIシステムパーティション(200MB)
       mmcblk1p5	/			ext4(残り6GB)
     mmcblk2(SDカード: 32GB)
       mmcblk2p1	/home		ext4(10GB)
       mmcblk2p2	/var		ext4(残り22GB)		
    

2.2. パッケージインストール

  1. gitパッケージをインストールする。

    $ sudo apt install git
    
  2. /var/lib/gitea をアプリのインストール先など、ディレクトリを作成する。

    $ sudo mkdir /var/local/bin
    $ sudo mkdir -p /var/local/lib/gitea/{custom,repos,data,log}
    
  3. giteaをダウンロードし、実行権限を与える。

    $ cd /var/local/bin/
    $ sudo wget -O gitea https://dl.gitea.io/gitea/1.13.6/gitea-1.13.6-linux-amd64
    $ sudo chmod +x gitea
    
  4. 実行ユーザーを作成し、ディレクトリ権限を設定する。

    $ sudo adduser --system --shell /bin/bash --gecos 'Git Version Control' --group --disabled-password --home /home/git git
    
    $ sudo chown -R git:git /var/local/lib/gitea/
    $ sudo chmod -R 750 /var/local/lib/gitea/
    
    $ sudo mkdir /etc/gitea
    $ sudo chown root:git /etc/gitea
    $ sudo chmod 770 /etc/gitea
    
  5. systemdサービスファイルを作成する。

    $ sudo vim /etc/systemd/system/gitea.service
    
    [Unit]
    Description=Gitea (Git with a cup of tea)
    After=syslog.target
    After=network.target
    〜〜
    
    [Service]
    〜〜
    
    RestartSec=2s
    Type=simple
    User=git
    Group=git
    WorkingDirectory=/var/local/lib/gitea/
    〜〜
    
    ExecStart=/var/local/bin/gitea web --config /etc/gitea/app.ini
    Restart=always
    Environment=USER=git HOME=/home/git GITEA_WORK_DIR=/var/local/lib/gitea
    〜〜
    
    [Install]
    WantedBy=multi-user.target
    
  6. gitea サービスを起動する。

    $ sudo systemctl start gitea
    
  7. 設定ファイルにポートを設定する。

    $ sudo vim /etc/gitea/app.ini
    
    〜〜〜
    [server]
    HTTP_PORT = 8080
    〜〜〜
    
  8. サービスの再起動と自動起動設定をする。

    $ sudo systemctl restart gitea
    $ sudo systemctl enable gitea
    

2.3. 初期設定

  • hostsに名前解決の設定をする。(WindowsでもMacでも)

     192.168.x.x <ホスト名>.local
    
  1. 画面にアクセスする。
    • http://<ホスト名>.local:8080
  2. "エクスプローラ"、"登録"などのメニューにアクセスすると初期設定画面が開くため、以下を設定する。記述内容以外はデフォルトとする。
    • データベース設定
      • データベース: SQLite3
    • 基本設定
      • サイトタイトル: 任意
      • リポジトリのルートパス: /var/local/lib/gitea/repos
      • SSHサーバーのドメイン: <ホスト名>.local
      • GiteaのベースURL: http://<ホスト名>.local:8080/
  3. "Giteaをインストール"でインストールを実行する。

2.4. 管理者アカウント登録

最初に登録したユーザーが管理者アカウントとなる。

  1. "アカウントが必要ですか?今から登録しましょう" などのリンクから登録画面を開く。
  2. ID、パスワード、メールアドレス等を設定する。

3. 使用方法

3.1. ローカルのGitリポジトリをプッシュ

  1. ローカルリポジトリはコミットを済ませておく。

  2. Web画面から組織とリポジトリを作成する。

    • 最近の事情から、デフォルトブランチはmastermainにしている。
  3. リポジトリのURL(例: http://<ホスト名>.local:8080/<組織名>/<リポジトリ名>.git)をコピーする。

  4. ローカルリポジトリに移動し、コマンドラインからリモートリポジトリを設定する。

    1. リモートリポジトリを確認し、設定がある場合は確認して削除する。
    リモートリポジトリの確認
    % git remote -v
    →結果あり
    
    削除
    % git remote rm origin
    
    リモートリポジトリの確認
    % git remote -v
    →結果なし
    
    1. リモートリポジトリを登録する。
    リモートリポジトリの登録
    % git remote add origin http://<ホスト名>.local:8080/<組織名>/<リポジトリ名>.git
    
    リモートリポジトリの確認
    % git remote -v
    origin http://<ホスト名>.local:8080/<組織名>/<リポジトリ名>.git (push)
    origin http://<ホスト名>.local:8080/<組織名>/<リポジトリ名>.git (fetch)
    
  5. ローカルのソースをプッシュする。

    プッシュ
    % git remote origin main
    
  6. Web画面でプッシュされたことを確認する。

3.2. その他

  • 課題、WikiなどGithub、Gitlabに似た基本的な機能は使用できる。
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