LoginSignup
8
13

More than 3 years have passed since last update.

Oculus Quest 2で Unity のサンプルVRアプリを実行する

Last updated at Posted at 2021-04-27

概要

  • Oculus Quest 2でUnityのサンプルVRアプリを実行するまでの手順。
  • スマートフォンはAndroid 10、開発環境はMac(macOS Big Sur)。
  • 以下のサイトを参考に、Macで開発手順をなぞった程度。

1. セットアップ

1.1. Unity Hubのインストール

  1. Unity公式サイト(日本語)の個人向けプランから、Personalの「はじめる」をクリックする。
  2. 「新規ユーザー」の「始めよう」をクリックする。
  3. 利用規約を確認し、「同意してダウンロード」をクリックすると、Unity Hubのインストーラーがダウンロードされる。
    • Unity Hubのインストール、またHubによるUnityのインストールがうまくいかない場合は、「リピートユーザー」のUnity Hubダウンロード画面から「Instration Assistant」をダウンロードしてUnityを個別にインストールすることもできる。
    • ただし、AndroidなどはSDK、NDKなどの外部ツールのバージョンを手作業で合わせることがあるため、うまくバージョン調整をしてくれるHubをなんとかインストールする方が無難。
  4. ダウンロードしたインストーラーを起動し、規約に同意、Applicationフォルダにドラッグアンドドロップでインストールする。

1.2. Unity IDの初期設定

  1. Unity Hubを起動する。
  2. 画面の指示に従い、Unityのインストール、Unity IDを作成する。
  3. マイクロゲームは「3D」を選択する。
  4. Unityが起動する。(一旦ここまで)

1.3. Unityのインストール

  • 初期設定で、最新LTSのバージョンがインストールされている。
  • 他のバージョンや追加モジュールをインストールする場合は、Unity Hubを使用する。
  1. Unity Hubを起動する。
  2. 画面左の「インストール」を開く。
  3. 右上「インストール」をクリックする。
  4. 画面の指示に従い、Unityをインストールする。
    1. Unityのバージョンを選択する。
    2. モジュールをインストールに加える。
      • ここでモジュールを選択するが、失敗する場合は本体のみインストールし、ログで
      • ログはUnity Hubの右上のアカウントから、「トラブルシューティング > ログフォルダーを開く」で参照できる。
    3. 「実行」をクリックする。

1.4. プロジェクトの作成

  1. Unity Hubを起動する
  2. 左メニューの「プロジェクト」の「新規作成」にて、対象のUnityバージョンをクリックする。
  3. VRの場合はテンプレート「3D」を選択し、「プロジェクト名」と「保存先」を記入し、「作成」をクリックする。
    • プロジェクト名は数字はじまりなどはNG(ビルドできない)
  4. Unityが起動すれば完了となる。

2. サンプルVRアプリのビルド

2.1. アプリの設定

  1. Unity Hubから"2020.3.5f1"でプロジェクトを作成する。
    • Android Build Supportを追加する。
    • 一緒に追加するとインストールが終わらなかったため、本体をインストール後、モジュールの追加でインストールした。(固有の問題?)
  2. gitでバージョン管理をする。

    • 設定が複雑なことと、設定変更やビルドにかなり時間がかかるため、gitで戻れるようにしておくと便利。
    • .gitignoreは以下としている。

      /Library
      /Logs
      /Temp
      
  3. プロジェクトの設定をする。

    1. 「File > Building Settings」を開き、以下を設定する。
      • Android
        • Texture Compression: ASTC
        • 「Switch Platform」を実行する
    2. 「Building Settings」の左下の「Player Settings」、
      または「Edit > Project Settings」で「Player」を選択し、以下を設定する。
      • Company Name: 任意
      • Product Name: 任意(数字始まりなどはNG)
      • Other Settings
        • Color Space: Linear
        • Vulkan→削除
        • Package Name: (Company Name、Product Nameを確認)
        • Minimum API Level: Pie 28(参考サイトは23)
        • Scripting Backend: Mono
          • リリース時はIL2CPP、Target ArchtectureをARM64にしないと審査が通らないが、ビルドがかなり時間がかかる。
          • 今回は軽くするためMono、 ARMv7にする。
  4. Oculus Integrationをインストールする。

    1. 「Window > Asset Store」を開く。
    2. 「Search Online」をクリックし、ストアを開く。
    3. ストアで「Oculus Integration」で検索し開く。(結果の2つ目にある)
    4. 「Open In Unity」をクリックし、Package Managerに読み込む。
    5. Package Manager右下の「Download」をクリック、その後「Import」をクリックする。
    6. Importリストで不要なコンポーネントは除く。(Avatar、LipSync、SampleFramewokなど)
    7. Importをする。Upgradeを求められれば実施する。
  5. 必要なパッケージをインストール、設定する。

    1. Package Manager右上のPackagesで「Unity Registory」を開き、以下をインストールする。
      1. 「XR Plugin Management」を選択し、「Install」をクリックする。
      2. 「Oculus XR Plugin」を選択し、「Install」をクリックする。
    2. 「Edit > Project Settings」を開き、以下を設定する。
      1. XR Plugin Management
        • Android > Plugin Providor: Oculus
        • PC > Plugin Providor: Oculus
      2. XR Plugin Management > Oculus
        • Android > Stereo Rendering Mode: Multiview
        • PC > Stereo Rendering Mode: Single Pass Instanced
  • ここで、PC/Mac用のアプリであればビルドができる。
  • PCは「Building Settings」でPCを選択して「Build & Run」を実行する。

2.2. Oculus Quest 2 の開発者モード化

  1. スマートフォン(Android)にOculusアプリをインストールし、画面の指示に従い、初期設定を行う。
    • Quest 2スタートガイドの「Oculus Quest 2ヘッドセットを設定するには、どうすればよいですか。」を参照。
    • Oculus Quest 2とOculusアプリがペアリングするところまで実施する。
  2. Oculusアプリを開き、右下の「設定」を開く。
  3. 接続されている Oculus Quest 2をタップで開いて「その他の設定」を開く。
  4. 「開発者モード」を選択し、「オン」に変更する。

2.3. アプリのビルド

  1. Oculus Quest 2をUSB Type-CケーブルでPCに接続する。
  2. Oculus Quest 2の画面に「USB デバッグを許可しますか?」などいくつかダイアログが出るので許可する。
  3. 2.1で作成したUnityプロジェクトにて、Assets > Oculus > VR > Scenes > ControllerModels(VRのサンプル)を開く。
  4. File > Building Settingsを開き、「Build & Run」を実行する。ダイアログなどが出たら許可する。
  5. Oculus Quest 2にアプリが表示されればビルド完了。
  6. 終了するときはQuest 2側で、アプリを閉じる。
8
13
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
13