はじめに
前回に続きRustのお勉強をします。
前回は、Dockerを使ってコンテナを作成しDev Containerで開発環境を構築しました。
今回はプロジェクトを新規作成し、Hello World! を出力します。
プロジェクト作成
- 次にプロジェクト作成のディレクトリを指定します
- Location: プロジェクトを作成する場所
- ToolChain Location: cargo cli等で必要になるファイルが格納されている場所(変更しなくてOK)
- Standard library: ライブラリが格納されている場所(変更しなくてOK)
- Project Template: 文字通りプロジェクトのテンプレート。今回はBinaryを選択
Hello World!
プロジェクトを作成したら以下のようなディレクトリ構造になっていると思います。
rust
├ .devcontainer
├ src
│ └ main.rs
├ target
├ Cargo.lock
└ Cargo.toml
Cargoとは
Rustのビルド兼パッケージ管理ツールです。
コードが依存するライブラリのインストールを勝手に行ってくれます。
以下、公式ドキュメントより引用
CargoはRustのビルドシステム兼パッケージマネージャです。 ほとんどのRustaceanはこのツールを使ってRustプロジェクトを管理しています。 なぜなら、Cargoは多くの仕事、たとえばコードのビルド、コードが依存するライブラリのダウンロード、それらのライブラリのビルドなどを扱ってくれるからです。 (コードが必要とするライブラリのことを依存(dependencies)と呼びます)
Cargo コマンド
Rust
にも様々コマンドが存在するので、一部紹介します。
-
バージョン確認
cargo --version
-
ビルド
Cargo.toml
に記載しているライブラリを自動ダウンロードしてビルドを行うcargo build または cargo b
-
実行
実行可能ファイルを作成する。その際にビルドが必要であればビルドも行ってくれるcargo run
-
コンパイルチェック
ビルドと違ってコンパイルが通るかのみ確認cargo check
-
外部パッケージ追加
外部パッケージを追加するとCargo.toml
内のdependencies
にライブラリが記載されます。cargo add package-name
- Cargo.toml
[package] name = "rust" version = "0.1.0" edition = "2021" [dependencies] proconio = "0.4.5"
-
パッケージ構成確認
現在のパッケージ構成を確認するcargo tree -- 実行結果 -- rust v0.1.0 (/app/rust) proconio v0.4.5
-
バイナリパッケージインストール
バイナリパッケージをインストールできます。cargo add
とは異なります。# install cargo install package-name # uninstall cargo uninstall package-name
やってみよう!
- main.rsを開き、以下のコードを記述
fn main() { println!("Hello World!") }
- ターミナルを開いて
cargo run
を実行cargo run
おめでとうございます。
ターミナルにHello World!
と表示されれば成功です。
さいごに
Hello World!編は以上になります。
次回は何を書くか決めていませんが、何かしら書きます。
以上、お疲れ様でした。
参考文献