いったいどうしたマナビDXクエスト、おまえのちからはそんなものか?
なんか今年は違うよねー
限界マナビDXerの自分にときたま投げ掛けられる言葉である。
いきなりなんやねん?限界マナビDXerて?
そもそもなんやねんマナビDXクエストて?
マナビDXってのは、あれです、あれ。 めっちゃ雑に説明すると、
「毎年夏から翌春にかけて開催される経済産業省が企画担当しているITデジタル人材教育オンラインイベント」
Excelしか使えません(Excelも使えません)な人から、超絶ベンチャーエンジニア、はたまた今をときめく生成Ai研究者、果ては独立コンサルから企業実務担当、学生、シニアプレイヤーまでがお互いのスキルをシェアしたりギブしたりして互いに自身を高めましょう、世界にデジタルを実装しましょう!
という崇高な使命の元に集った事業に参加している集団なのだ。
公式サイトで説明されている定義とは若干ずれるがそれはこのあとの話にも繋がるからここはあえてこう表現させてもらう。
異論はあろうが、これが実態。
昨年の様子はちょうど一年前に~この道を通った夜~に書いたこの記事を読んでくだされ。
ちょうどIPAのITストラテジスト試験対策とDATA SaberBridge2nd参加してダッシュボードぐりぐりいじりながら、企業共働やりながら頭パーーーんってなって勢いで書いて、もう意味わからん文になってたね。
で、本題。
正直、マナビDXクエストはひとつの過渡期を迎えたといっていいと思う。
いや、一度破壊的創造のために一旦の休止、リニューアルに踏み込むべきじゃなかろーか。
ドラえもん劇場版が声優交代のタイミングで1年間の充電期間を要したように。
それくらいの荒療治が必要と感じられるほど、今年度は昨年度までと比較して様変わりしてしまった。
諸君のAIしたマナビDXクエストは死んだ!なぜだ!!
とか言ってる人がい・る・と・か、いないと~か~。
すでに来年度に向けて手を動かしている行政・運営の人がいたらそれはごめんなさい。
目的目標と実態の解離、名著RULEDESIGNにある通り、規定規約が実態と合わない状態を放置すると誰も望まない不幸な結果になりかねません。
そもそも、この事業の起源はAIについて学びあおうというAI Questからで、それが2年前から装いを新たにマナビDXクエストへと変貌。
スキルをもつ人々から、つまり技術資産を持つ技術貴族から技術平民へと技術資産を受け渡し、技術平民からは日々のお困りごとを提供し、技術者にありがちな本質的なお困りごとをそっちのけでスキルPRになりがちな
「それ、誰が使うねん?」
に陥らないための実用実務セーフティをメンタル実装する思想があってこそ成立していた、と、思う。
技術屋にいわれがちな「すごいけど使え(わ)ない」ほど悲しいことはないのねん。
マナビDXクエストの売りは人なんだよ。
課題よりも何よりも、オンラインだからこそ繋がれた人々から語られる生の声には説得力や納得感もあり、なかには私生活の悩みや葛藤なども赤裸々に語られる集いが催され、Webに用意された花園、HEEEREに行くと誰か顔見知りの親切な人と雑談が花盛り、サポートも過保護なほど手厚く、ここならえは、ここでこそ知りうる知見は多いに自信のICTスキルアップに寄与してくれました。 ありがとう2023年度までのマナビDXクエスト。
思い出補正ではない、と、思う。
この辺も公式はそんなと言ってないけどまぁ実態はこれでしたよ、と(個人の感想です)。
もっぺんわかりやすくいうと、2000人からの参加者のギブアンドテイク精神で成り立っていたんですよ。
おお美しきノブレスオブリージュ。
ただ、誤解されがちですが、ここでいう技術とはPython書けるよ、機械学習バリバリ、kaggleコンペでメダル長者、イベント企画多数、登壇経験豊富、だけではないのです。
DXの担当実務や事業へのAI実装をご経験の皆さんであればなるほどそうねと首を首肯していただけると思いますが、ICTスキルよりも何よりも重要なのは「それをなんの仕事にいかせるか」、「それを顧客なり同僚上司経営者にどう伝えるか」。ありていに言うとコミュ力であり、嫌われる勇気。
その仕事、AIに任せてみませんか?って年末調整の取り扱いでてんやわんやの11月の総務人事さんに言えますか?
それが~一番大事~。
プログラミングのノウハウや情報摂取だけならYouTuberなりVtuberなりの良質動画で事足りますし、登壇プレゼンスキルならTEDのおすすめ眺めたり、TechPlayやconnpassで耳だけ参加してればいくらでも実例を目にすることができます。
プレゼン資料だって、経済産業省のドメイン指定検索で以下の検索式をいれれば予算数千万で作成されたグローバルでイケてるコンサルさんが乾坤一擲で納品した資料を時間の許す限り眺め回すことができます。
site:meti.go.jp 委託事業報告 filetype:xlsx
奉仕の精神と自己成長への内的動機づけが無ければわざわざ睡眠時間削ってマナビDXの課題対策をやる意味なんてどこにもありゃしません。
要は人と人との生の声を聴く機会の無い、更には実務に結び付かないマナビDXのマナビってなんの役にもたちません。
参加者特典のSIGNATEのコンテンツをどれだけクリアしても、それを何に使うのかを学べなければなんの意味もありませんし、なかにはSIGNATEの課題コンテンツを生成AIに丸投げして解答コードをコピペしている、なんて話まで出てくると「こいつはいったい何をやっているんだ?」としか感じられませんよね。
マナビDXクエストのマナビDXクエストたらんとするところを参加者自身が殺してクリアだけして、いったいなんの意味が?
自主学習グループに入ってきてコピペで課題出して、それほど世間の知名度も得られていない電子バッジを付与してもらって何が嬉しいんでしょう?
ビジネスに効くスキルの伝播に役立ててほしいからこそ経済産業省が主幹しているわけで、この「実務」の生の声をフランクに聞ける関係性をき築ける「場」そのものがこの事業の売りのはずが、今年度はこれが十分に機能して言えるとは言えない状況に陥っているのですよ。
いや、ふつふつと昨年度までにも深く静かに侵攻していたのかもしれない。
今年度からはじめて参加されたかたには、「え?なにこれ?」、「想像してたんと違う」と感じられている方もおられることと思います。
体感でしか書けないのももどかしいですが、本来の売りである参加者のコミュニティ醸成や企業共働までのチーミングに大活躍するはずのWeb上のコミュニティには参加者の数%しか日頃入ってきません。ひどいときはマジで1~2人。
Slackコミュニティに書き込んでいるのは常連でほとんどはROM。
投げられるものも「それXにトレンドで流れてるヤツ~」がちらほら。
参加者に自走を促したい、という運営の方針と、右も左もわからず手取り足取り教えてくださいな参加者の意思が全くマッチングしていません。
どうしてこうなった・・・。
アドカレ初日にへっぽこ限界過疎地域住みで技術者でもなんでもない、この先日本の会社員に訪れる危機的環境を肌身で感じている自分だからこそ言えることを全てのマナビDXerに伝えたい。
自主学習・協創サークルを制度ハックして何が楽しいんだ。
マナビDXクエストでは参加者自身を、とあるコンサルタントとして設定し、とある会社経営者のお悩みをデジタル実装によりサポートする、というロールプレイを行います。
例年、その課題に対するレポートを期限までに提出することで修了電子バッチが付与されたり、内部ランキングが提示されて表彰を受けることができます。
これは楽しい。
なんせ、ゆるふわノンハラスメント風潮のお陰で世の自信の客観的評価を受ける機会が激減り、落書きみたいなパワポを臆面もなく出されても、軽く不備を指摘するとパワハラ認定されかねない(んなこたぁない、ジョークよジョーク)言いたいことも言えないこんな世の中で、自信渾身のパワポ資料を総勢7名の参加者同士が相互レビューするバトルロワイヤル。
自分の資料作成の癖を直したり、他人のすぐれた資料作成Tipsを吸収できるまたとないチャンスなのだ。
確かに課題設定が現実解離している、説明が分かりにくい、といった重箱の隅をつつくような状態が放置されているのはこの際目をつぶろう。
この方式の本質は、主催者の意図には含まれていないことかもしれないが、共通目的を持たせることによるコミュニケーションの潤滑なのだ。
課題への取り組みを通じて、各参加者の業務実例や課題解決履歴、技術的手法からドメイン知識をつまびらかに広げてふむふむなるほどと自信の経験値に肉付けしていく触媒がこの課題、雰囲気的には以前も書いたけど、高校文化祭の1週間前みたいなもんよ。
めんどくさがってサボろうとする男子、それをいさめる女子、右往左往する実行委員、なんやかんやともめながらもギリギリ形になって、気持ちが乗れば最高の思い出に、のらなければ黒歴史に。それらすべてを優しく生暖かく眺める担任。
ちなみに課題は一部公開されてる。
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/MDXQuestText_Digests_2024.pdf
ところが、マナビDXクエストに参加して3年目にして大いなる疑問がふつふつを沸き上がるようになってしまいました。
それが、冒頭に書いた制度ハック厨の跋扈です。
どんな制度にも穴はあります。
マナビDXクエストも例外ではなく、やろうと思えば学習時間ほぼゼロでも課題は期限に出せるし、運が良いと上位表彰も可能です。
これはもう、参加者の方々はみんなお気づきでしょうから、ほぼ参加者しか読まれないこのアドカレには具体的過ぎるノウハウは書きません。
制度の穴を突く、制度ハックの跋扈とはつまり、「ちゃんと課題に取り組んでないんだけどとある手法で課題クリアになっている」人たちがかなり増えてきてるんじゃないのかな、という事態になっている、ということですね。
マナビDXクエストは自主学習を前提にしているので、課題を提出しなくても誰にも怒られないし、ペナルティもありません。ただ、次のステップに進めないだけなのでホイホイと歯抜けの櫛のようにどんどんと人がいなくなっていきます。
それが、参加者同士の善意により基盤が固められて運営が堅牢なサポートを行っていた昨年までのマナビDXクエストであれば、まぁ、なんとかつつがなく善意と制度という両輪で回っていましたが、今年はその両輪の軸が外れてしまったようです。
後半に行われる参加企業さんとの取り組みには参加したいというモチベで籍だけおいておきたい、けど、課題はめんどくさい。
そうした人たちは手軽に課題クリア認定を受ける制度ハックに走ります。
まぁ、要するにいわゆるカンニング・チート行為です。
このマナビDXクエスト、課題が繰り返し使われてます。
そう、複数年参加して、昨年と同じ課題を選択すると昨年の結果をそのまま提出すればゼロ秒で課題クリアになります。
課題資料を互いに評価し合う相互レビューもそうです。
昨年提出した資料をそのまま使用すればよいので労せず修了認定されます。
より悪意のある場合、昨年の成績上位者の資料を丸パクりすれば難なく上位入賞も可能です。
このハックが跋扈したのは、マナビDXクエストの選択課題の数が開催年度に重なってきたことと無縁では無いと思います。
つまり、過去の実施年度にすべての課題を終えてしまった人はすべての解答を持っている
マナビDXクエスト楽しい!と感じて色々な人たちと繋がりたい、そうしたスキルアップ・人脈形成の場としての参加は多いに盛り上げていきたいものですが、毎年同じ課題を機械的にこなすのも苦痛ですよねそう、ロープレのレベル上げと同じ、たんたんと価値を産み出さない作業だけを強いられる苦痛感。
そりゃあ、ハックするよね。それはそうです。それはしょうがない。人だもの。
それをしょうがない、済まさずに楽な坂道をころがらないように茨の道を歩けるかがマナビDXクエストを楽しめるかどうかの分かれ道よね。
よろしくないのは、そうしたノウハウを人に流す行為ですよ。
承認欲求なのかなんなのか、課題以外のスキルを流布するために好意で参加されている方もおられると思います。
だがしかし、新規参加者に対して昨年までの回答(に近い情報含む)を提供し得る状況が保たれているのは決して健全ではないと思うのです。
なかには、マナビDXクエストの課題取り組みをブルジットジョブになぞらえていかに楽にクリアするかをしこたま考える人もいる、かもしれません。
それは業務においては正しい姿勢でしょう。
ただね、そうしたハック行為のノウハウを初心者に伝えるのはNGだと思うのよ。
これは哲学というか美学というか、信条というか、その人・その制度・その催しそのものの基盤ですからそれをひっくり返す行為は緩やかな崩壊への序曲へと繋がるものと思います。
自分達で、自分達が参加する事業の価値を下げてどうするのよ?
名前を書くだけでとれる資格、履歴書に書く価値ある?と問うようなものよ。
ところで常時参加人数が登録者と比較して圧倒的に少なくない?
これまた体感ですが、昨年度までと比較して途中離脱者がものっそい多い、と思う。
これは課題提出の完了者の数ではなく、参加者のSlackやWebコミュニティの駐在者の数から肌感で感じるものですが、ものっそい多い。
公式発表では何百人という人数がいるはずなのに、ついぞ目にするのは常連の方数人ばかりである。
おそらく、冒頭に示した「なんだこれ?」、「思ってたんと違う」に起因する離脱が効いているのではないでしょうか。
特に「思ってたんと違う」、は、双方に原因があると思われ。
マナビDXクエストは誰でも彼でもウェルカム、なゆるふわお花畑ではないのですよ。
何回も繰り返しますが、勉強だけなら他のリソースがいくらでもあります。
マナビDXクエストならではの売りを主催者運営側も参加者も見失っちまってんじゃないでしょうか。
一定レベルの知見がなければ話を理解できないのは当然で、それを補うためには自習するしかありません。
みんな忙しいからミーティングも勉強会も耳だけ参加も結構、ただね、耳だけ参加って、本当に聞いて終わりなら参加しなくていいよ。意味ないから。
そのあと、メモを見返すなり、他の人に伝播するなり、血肉としなければYoutubeのながら視聴で代替できるよ。
わかんないことは用意されたコミュニティで問いかけてみる。相談してみる。
その場は、そのドアは開いています。
「そうはいっても、Slackで相談するのは勇気が・・・」
「レベルが合わないとバカにされそうで・・・」
参加者からたまに聞かれるこの文言に至っては頭の中のサンドウィッチマン富沢たけしがささやきます。
「ちょっとなに言ってるかわかんない」
激流に飛び込む覚悟はあるか?の問いにチェックマークを付けて参加したのに人に訪ねるのが怖いとかチョットナニイッテルカワカラナイ。
対面でもないのに?
いや、この事業ってオンラインであなたの心情・不安を汲み取って気を遣って蝶よ花よと手取り足取りペアプロとかするところじゃないですから!
教えて!って手を上げられれば汲み取れますが、まったくのノーリアクションで電子の海の向こうから「私が困ってることをズバリ言い当てて私に負荷をかけずに私に労を押させずに私の課題を解決してスキルアップさせて」って思われてもなんもできまへんがな。
プロセスマイニング・DXの実装を学ぶのがこの事業の骨子、職場の無駄ムラの炙り出しからツール導入、はたまたAi実装内製化までやる人もいるでしょう。
その第一歩が、「実務者のワークフローの可視化」であり、「説明能力」であり、「実務の実態を理解する、解像度の高い視野」を持つことです。
この事業にはありとあらゆる背景を持つ人々が集まります。
当然、レベル差があります。当然、ハラスメント気質の人もいればその対局でゆるふわヘッドの方もいるでしょう。
しかし、それはどの集団でも同じこと。
ハラスメント気質の方にExcelを教えて「わからんわ!おまえやっとけや!!」、と怒鳴り付けられることもあれば「▲■さんがお得意と思いますので、私よりも適任と思いますわ~」とそつなくおしつけられる無能の鷹もいるかもしれません。
それもこれも、あれこれ現実のビジネス現場で起きうることをノーリスクでロールプレイできるせっかくの機会に、指をくわえてもじもじしているとか意味がわからないを通り越して一周回ってもう一回意味がわかりません。
本を買っても読まないと意味ないし、オンラインコミュニティに参加して一度も発信しないなんて、なんのために参加してるの?
参加者得点のSIGNATE Cloud無料利用が目的なら、別にSIGNATE Cloud使わなくても生成AIがいろんな100本ノックの回答教えてくれるからそれを写経すればいいよ。
ひょっとすると、今年度もマナビDXクエストに対して「満点だね!まったく不満の余地はない!アンケート評点も全部満額回答だ!!!」な人がいるかもしれません、そうしたかたはこの下からの具申についてはスルー推奨です。
じゃあどうすればいいというんだね?
自分なんぞより256倍は賢い有志が議論を重ねた末に実施された今年度のマナビdXクエストに対してこんだけ率直な感想を開陳したからにはお前相当の覚悟があるんじゃろーな、ヲイ?って凄まれそうですが、不祥やまねこ、書かせていただきます。
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課題は毎年全部リニューアルしようよ。
この事業、1年に1回の実施なんですよ。で、そう低くない金額のお金が使われてるのに少なくとも3年間、課題が同じで不備についても修正されてないのはさすがに指摘されてもおかしくないですよ、と。
昨年の回答持ってたらノーリスクで上位入賞できるなら、そらシラけますよ。
神様扱いされたい承認欲求の権化みたいな参加者が単に昨年度の他人の回答例を流布、なんてこと、あるかもよ。それ、いいの? -
運営主催の仲間作り企画もっとしようよ。
今年度から、企業協働のためのチーミングが大きく変わりました。例年は、運営が企画するお見合いイベントやSlackの専用チャンネルで同志をつのるなどしていましたが、企業協同の枠組み次第では完全なるくじ引き状態でチームが決められる仕様に・・・。
そらみんな恐ろしくて応募できんて!
だってひょっとしたら「すいません。自分、IT素人でExcelもおぼつきません」な人しかいないチームになったら、どうします?
これはITスキルの有り無しで人を卑下しようというものではなく、協働先の企業さんに大いなるご迷惑をおかけする可能性があるわけですよ。
そりゃ、チーミング担当もそんな極端な振り分けはしない、と思いたいけど、参加者の申告がスキルセットの根拠にすぎないので、ろくにif関数もかけない人が「自分にはのびしろバッチリ」ってPythonエンジニアです!って書いても運営は信じるしかないわけで・・・。
さすがに来年度からは、チーミングはうまいことナッジ効かせて相思相愛で組めるように戻しませんか?
そのための企画や実施はね、さすがに人を張り付けないと参加者のボランティア精神で相互に、ってのは無理よ。
それすらも「いいや、参加者同士でもっと激流に飲み込まれて自走して!」って言われても、それなら入り口をもっと狭くしないと悪貨が良貨を駆逐するを地でいくようになっちまいますよ。
目的目標は参加人数や参加企業の維持・肥大じゃないでしょ。 -
昨年度までのレガシーをもっと使えないんかね・・・?
1にもつながるんだけどね、例えば需要予測の課題なんかだと予測精度がランキング対象になるのよ。でもさ、昨年以前の参加者はどっかから良コードを用意してサクッとチート行為ができちゃうのよ。
やっぱり複数年参加者と新規参加者の間には人脈と慣れ以外のハンデはあってはならないと思うのですよ。
なので、昨年度までの課題はレガシーとして全員に公開、年度ごとに課題を作り替える位しないとこの規模で人を集めておいてさすがに手抜きと言われても仕方ないんじゃないでしょうか。 -
ほぼ白紙やコピペでも出せてしまって相互レビュー対象になるの。どげんかせんといけんよ?
課題に対する回答をプレゼン資料として提出・7人のレビュワーが点数をつける相互レビュー、一見もっともらしい仕組みのようで、大きな穴があるんですよ。
参加規約に触れないように書きますが、非参加者でも事業報告やインタビューから論理的に導き出せる内容なので書きます。
昨年度までの課題のコピペがまかり通る可能性がある。
白紙答案でも運が良ければ修了できる。なぜなら、レビュワーが面倒くさがりでオール基準点をつけてしまうと修了要件を満たしてしまうからです。
DX実装、AI実装人材の育成をかかげる事業ですから、提出物をAi判定して課題や解答例との類似度が一定スコア以上ならレビュー対象外、白紙なら即失格。
くらいに厳しくしないと、これからますます「コピペでオッケー」ハックが跋扈して、修了したはいいけど特になんの役にもたたない、という評価を謗ることになってしまいます。
修了の割合や満足度のスコアをベンチマーク・評価対象にすると、実態のかけ離れた数字だけがクローズアップされて、もともとの目的、社会にデジタルAi人材を広く国土の隅々まで行き渡らせるという国の根幹に関わる成果どころか、ただ指先でテキスト情報を右から左に寄越す小狡いブルジットジョバーを増やしただけ、という逆効果になりはしませんでしょうか?
自由度の高さがこの事業の面白さとは重々に承知した上で具申すると、それこそ実際の企業行政案件のように、提出物のレギュレーションをもう少し増やしてフリーライダーを減らす工夫が必要じゃないんでしょうか。
え?できない?技術的に無理????
DX実装する人材を育てる事業体なら、それくらいの工夫はなんとかならんのん? -
無理に参加者増やそうとして自滅してないですか?そこの数字は追うのやめません?
企業内の研修としてマナビDXクエストを位置付けて参加をノルマ化したり、業界団体への周知呼び掛けで団体加入者に対して「とりあえず参加登録だけしてみて」と内的モチベーションが決して維持できなさそうな参加の仕方を促すと、結局ドロップアウト率が上がるだけでそのケアに運営がコストを負担する望まぬ結果に繋がります。
「最初は気が乗らなかったけどだんだん理解が進んで・・・」、みたいなおともだちの紹介で付き合い出した中学生みたいなハッピハッピハッピーなことにはほとんどならんぞ??
付き合いで参加登録だけしてそのまま修了、Slackにもポータルにも入らず修了、課題は人から聞いたコピペで終わり、やれやれ。
そんなブルジットハック、誰のためにもなってないよ。 -
一部事情通の居酒屋常連カウンター化をどげんかせんといけん。
これは自信への戒めなんですが、この事業が開催年を重ねるごとに当然リピーターも増えます。すると当然、新規参加者との間には事情通とそうでない人という情報格差が生まれますよね。
ちょっとした集まりでリピーター側に積極的な情報開示意識があればいいんですが、リピーターにしかわからない話題で盛り上がられると、それもう新規参加者は居心地悪くて猿しかないよね。
そのへん、複数ねんさんかされているかたは情報開示の作法を履き違えないように楽しくお話ししてくれるといいよね。
※履き違え行為とは再三かいている「昨年課題の回答を大学生の提起試験対策ノートよろしく開示する行為だよ。
- SIGNATEのコーディング課題、使いにくくない・・・?
無料で利用できる教材としてSIGNATE Cloudでコーディング、正解していたら次の課題に進める仕様なんだけどね、いわゆるコード補完機能が聞かないから、実務では絶対に書かない1文字たりともスペルミスが許されない状態で何度も回答送信 → やり直し をやるはめになり、嫌になっちゃう。
それがまぁ、メソッドやライブラリのつづりならいいんだけど、指定されたファイル名なんかのスペルミスだと探すのに時間かかかっちゃうからさぁ・・・。
ここで心折れちゃう人、絶対いるんじゃないのん??
あと、初心者の自習・自走を促すんであればSIGNATのレベル達成も表彰にいれていいんじゃないですかねぇ。
コピペや回答カンニングでもいけちゃうっていうハックはあるけど、それはもう本人がそれやっていったいなんのためになるのかは自問自答してもらうとして・・・。
もちろんかんぜんな教育プログラムなんてつくれないのはわかってる。
けどさ、よりよくするための提言を懐にいれて孵すことを示さなければ、この事業が旨とする国としてデジタル人材を育成、自走を促して生産性の向上で国力回復って夢のまた夢に終わるんじゃないのかな。
行政の、それも、経済産業省が乗り出して主管するからにはそれなりの、それこそここでしかできない体験価値、事業者委託ではない、経済産業省だからこそ目にして耳にする非効率な仕事の変革を広く国民に共有知として知らしめるられることを期待して。
これが民間資格なら「そらそうよ」ですむんだけどさ、大々的成果報告してる国の事業だから、納税者としてもの申したくなる気持ち、わかってくれるかな?
26時に集まり始めたり、3時に集まり始めたりしてた愛すえきマナビDXerLIFEをもう一度。
ないものねだりかもしれんけどね。
最後に、本年度のマナビDXクエストで新規参加者から言われた言葉が全てを物語っている気がして、ぼやかして紹介して締めたいと思います。
「ここでIT勉強するのに人と繋がる意味がわからない。」
・・・エンドユーザーはどこまでいっても「人」だからさ。
君のスキルは何に使って輝くというのかね?
追伸
みんなのお陰でやまねこはスキル・キャリアをピボットして自らが望んでみんなから学べたことが生かせる仕事をしています。
ありがとうすべてのマナビDXクエストにかかわる人々
2024年度マナビDXクエスト
コミュニティ貢献賞受賞の御礼に代えて。
https://www.openbadge-global.com/api/v1.0/openBadge/v2/Wallet/Public/GetAssertionShare/MkpHdmlTamRGNi92M0t1dDd6WnhMUT09
マナビDXクエストに栄光あれ!