こんにちは!
私は非エンジニアでプログラミングとデータ分析を学習している地方在住40代の者です。
※こう書くとステレオタイプの意識高い高~い系のアホにしか見えん。
先日、初めてQiitaでこんな記事を書きました。
統計検定2級に合格したのがあまりにもうれしくて夜中の中学生のラブレターポエム状態だったけど勢いで投稿、後悔はしていない。
9月から参加しているマナビDXでも統計検定の学習に勤しんでいる同期の皆さんがたくさんおられまして、少しでも学習の指針になるといいなぁ、と筆を走らせた次第です。
勢いで書き終えてから初めてのQiita投稿を済ませて即刻頭によぎったのがコレである。
「はてさてG検定はどうしようか」
Qiita界隈で今更持ち出す話でもないですが、データサイエンス界隈では3つの力をもってデータサイエンティストに独り立ちを促す指針が打ち出されています。
データサイエンスと言えば機械学習、機械学習と言えば日本ディープラーニング協会、日本ディープラーニング協会といえばG検定であります。
これまた今更書くのもあれですが、G検定とは人工知能・機械学習周りの歴史や技術的リテラシー、倫理やビジネスにおける法令法規ガイドライン倫理などを包括的にかつ互いに密接に関係しあう知識を問われる現代人取得必須の資格です。
合格すると改ざん不能なオープンバッジがもらえます、欲しいよねオープンバッジ!
早くほしい!
私とG検定
私がG検定についてキチンと気になりだしたのは、マナビDXクエストへの応募期間にさかのぼります。参加時のアンケート的なものの中に、「獲得している資格について問われる項目」がありまして、その選択肢の一つがG検定でした。
ほかに、E資格や聞いたことのないカタカナ資格がいくつか並んでいたような気がします。
なんでG検定取ろうと思ったのよ
これはもうシンプルに焦燥感です、今のままではエンジニア的な方々とお知り合いになる機会がない!自分の仕事に将来機械学習を取り入れることがあるかもしれない!でも身近にエンジニアいなくてさっぱりわからん!ええい、なら飛び込んでやらぁ!と、ゆでがえるな状況を打破したいと考えていたからにほかなりません。
著者は社会人になってからほぼ社内向けの仕事に従事していたこともあって、外の世界を知りません。銀行はゆうちょか地方銀行、新聞は日経か地方紙、インターネットはついこのあいだまでADSLである。今更そのヤヴァさに気が付いて腰を上げたのが昨年、とはいえ肌感覚でDXもAIもスマホ以外で感じられない地方過疎地住み。「ではどうしたらいいかわからない」それを教えてくれたのが「マナビDXクエスト」でした。
マナビDXクエストに参加されていたメンターの方から、ある日いつものようにダラリダラリとHEEREでおしゃべり中に、G検定に合格した暁には合格者限定のイベントで交流する集いがあると教えてもらったのですよ。
もうこれは、これしかないと思いましたね。もう。暁光とはこのことか!
先の記事でも書いたように私のスキルはマジやべぇです。何にもできません。
MOSエキスパート万歳!GASちょっと書いてドヤァ言うてるくらいなので我ながら始末に負えない。何にもできないから、何でもやってみるしかないんですよね。
立ちはだかる統計検定2級試験
早速G検定の公式テキストと問題集をゲットして読み始め、最初の章、いわゆる人工知能の歴史的な部分を読み終えることにこう思いました。
「あぁ、これはマジで無理」
私かなり誤解してまして、G検定ってもう少し技術よりの資格だと思ってたんですよね、ならば参加しているマナビDXで教えてもらっているモデルやPythonのあれこれが生かせるな、と。モデル分析の勉強にもなって、厳しいけどやりがいがあるぞと。
ところが歴史ですよ歴史。それも学生の時に聞いたことのないお名前ばかりで全然頭に入ってきません。ギリギリ、BSプレミアムの「フランケンシュタインの誘惑 科学者闇の事件簿」でたまたま人工知能・ロボットをテーマにした特集やってた時に聞いた名前がちょっとだけ出てきましたけど、まぁ頭に入りませんよね。
そこへ忍び寄る統計検定2級の試験日。プライベートと仕事の関係上、決め打ちでその日しか受験がかなわなかったので10月の中旬が統計検定2級の試験日、そして、G検定はなんと並みのCBT試験とは違って試験日は指定される方式です!2022年3回目の試験は、11月4日と5日でした。
この二日間のどちらかを受けるしかありません。
著者はプロ野球の投手のように、試験当日に知識の出し入れ機能をマックスに調整していきます。
あまりに早く仕上げすぎると、試験日までに抜けていきますのでそれはまぁ性格的にしょうがない。なので、10月上旬まではひたすら統計検定2級の計算問題をやっているからG検定対策はムリ、と諦めました、中途半端に両方学習して両方落ちるという最悪の事態を避けるための措置。
実質的に実行した学習と準備
JDLAが開催していた、「合格者が教える、これから始める人のためのG検定学習法講座」というイベントをひとまず視聴しました。
積極的に推奨するわけではないけれど、自宅受験のメリットを最大限に生かす手法が説明されていました。
また、マナビDXクエスト参加者からも同様に事前準備の重要性を説かれていたので基本的には以下に書くスタンスで受験に臨むことに。
※ただしこの時は素材集めくらいの気持ちで、まだ受験申し込みは当然していない。
そして統計検定2級合格からの「さぁどうしよう」
ぶっちゃけ、統計検定2級の合格の反動で完全に燃え尽き症候群になりました。
で、やってきたG検定の申し込み期限、2022年10月27日。試験1週間前である。
ここまで、ちょっとサラっとAIの歴史を読み物的に触れただけでサッパリ受験対策はしていませんでした。Newton別冊をパラパラっと眺めただけ。
その夜、マナビDXクエストの他の参加者に相談します。
みんなからの答えは一つで、受けましょう、と。
※かなり激アツな展開だったけど文才無いから何も伝わらんなコレ。
マナビDXクエストは2月までの日程です、そして、今回のG検定を逃すと次は3月以降と思われます。するとおそらく、生来の怠け者の私はこれまたマナビDXクエスト修了の流れでまた燃え尽き症候群となり、G検定の学習をすることはないでしょう。
誰かに宣言し、それを後押しされて初めて40超えのおっさんは机に向かうことができるのです。
おっさんはみんなホメてほしいのです。
忘れもしない、10月27日の23時30分過ぎ、さぁ申し込むぞ!と意気込んでJDLAのサイトに行ってアカウント作って(それもしてなかった、メアド登録後に認証用パスがなかなか届かなくて大パニックになった)、最終的に申し込みが確定したのが23:40。なっかなかのギリギリ。
周囲への宣言もかねて、マナビDXクエストのメンバーに画面共有しながら申し込みしました。
【本題】で、具体的にどうやって学習したのよ?
個別具体的に上げると以下の様な感じ。
- まずは試験日のスケジュール確認
- 試験前日のスケジュール確認
- 使用するテキスト、サイト、ノートの用意(以外に紙アナログが馬鹿にできない)
実はこれだけです、まさに王道中央突破。
スケジュール確認が以外のバカにできなくて、これくらいの短期決戦だと使える時間を分単位で計算するので必須です。毎日、残り何分を学習に使用できるかで学習内容のチューニングも行います。
ポイントは、学習の方法。
資格取得の目的と活用の本質とはかけ離れているかもだけれど、スケジュール的にどうしようもなかったのでその辺はご容赦願いたい。
- テキストはひたすら音読。アウトプットして覚える。
- 黒本も音読。
- 正解した問題は二度とやらない(脳のリソースを割かない)。
- 公式テキストだけだとイメージがわかないからムック本で技術をイメージ。
- 模擬試験をひたすら解く動画を流し続ける。
- マナビDXクエストのSlackでほぼ毎日学習宣言してモチベーションの維持。
当日の解答方法とチートシートと当日のリサーチについて
191問を2時間で解くため、1問にかける時間は40秒もありません。
なので、いかに素早く題意を理解してふさわしい選択肢を選ぶことができるかが短期決戦のポイントです。
しかし、試験中に「いま、何分経過してるんだっけ」とか、191問を説いている中で意識する暇はありません。
なので、「設問を見てから回答まで頭の中で30秒数える」を徹底しました。
これを超えるとすぐに次の設問に行きます。
ガイドラインの文章から正しいものを選ぶタイプの問題は、ハナっから飛ばします。
下手をすると問題文を読むだけで2分超えます。
チートシートは、Qiitaの以下の記事を用意しました。
@juri_engineer さんありがとうございます。
もちろん、当日に何があってもいいように(例えばみんな見に行ってQiitaが重くて繋がらなくなる)PDF化してChromeタブに表示しました。
また、人物の発言や功績、歴史的背景なども問われやすいのでこれはスプレッドシートにして年表と対照表を準備しました、
そして、最も大切な準備は「検索スピードを極限まで上げる」ことです。
絶対に、テキストを読んでいるだけでは把握していない設問は出ます。
そのさい。ウェブ検索して正解率を上げられそうな地検にたどり着けるかは検索テクニックとスピード次第ですので、最低でも「ドメイン指定検索(有象無象の情報を遮断して大学や行政の確からしい情報を抽出する)」、「ファイルタイプ指定検索(いわゆるいかがでしたかブログを排除するために、講義資料や発表資料などから技術的用語の意味を調べる)」は必須です。
また、Google検索によりChromeのタブが以上に多くなりメモリを圧迫、もしくは誤って試験のタブを消してしまうという痛恨の一撃で自爆しないように、Chromeのタブを手早く閉じておけるCtrl+Wは覚えておきましょう。
最後に、G検定では計算問題が必ず出ると思ってください。
それほど難しい問題が出るわけではなく、単純な四則演算で可能なものばかりだとは思いますが、行列の内積の計算だけやパディングの条件による計算は1つの問題に対して複数の掛け算や足し算をするケースもあるのでスプレッドシートで計算用シートを準備しておくことをお勧めします!強くお勧めします!大事なことなので2回言いました!
私はこちらの神シートを自分用にアレンジしてエクセル→スプレッドシート化、Chromeからすぐにアクセスできるようにして準備しました。
前置きが長くて今回も実効性の低いポエミーな中身でしたが、キチンと準備して、かつ、言葉の意味を文字の並びとしてとらえずにその意味や本質を理解しておけばおのずと得点源となると思います!
3月に受験される皆さんに幸あれ!