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Microsoft Azure IoTに関するまとめや違いなど

Last updated at Posted at 2018-08-13

一つ一つの詳しい使い方などはのちほど個別の記事にしようかと。
個人の感想も含まれていますが間違っていたらごめんなさい。

Windows 10 IoT Core Services

OS、デバイスドライバ、OEM固有のアプリケーションや各種ファイルの更新等を管理。
Windows Long-Term Servicing Channel(LTSC)を使用すると、10年間サポートが受けられる。
Device Health Attestation(DHA)が利用可能。

IoT Hub

エッジデバイスとバックエンドの双方向の通信を仲介するサービス。
主な特徴
・メタデータの管理
 デバイスツインと呼ばれ、JSON形式で保存。
 エッジデバイスとバックエンド側で書き込み・参照可能な領域が異なる。
 どちらかで更新された場合、更新イベントをフックすることが可能。
・各種プロトコルへ対応
 MQTT, HTTPS,AMQP
・各種開発言語へ対応
 GitHubでSDKが公開されている
 .NET, Java, C, Node.js, Python
細かい話は一旦以前のスライドを参照。
概要
https://speakerdeck.com/motoriderse/azure-iot-hubfalsesusume-gai-yao-bian
デバイス管理編
https://speakerdeck.com/motoriderse/azure-iot-hubfalsesusume-debaisuguan-li-bian

IoT Edge

エッジデバイス上でAzureのサービスを利用可能にする。
実態はコンテナを管理するサービス。クラウドで作成されたStream AnalyticsやML、自作のモジュール等をコンテナ化して各エッジデバイスへデプロイし、そこで実行させる。
手軽に始めるにはIoT Hubが軽量でお勧めだが使い込んでいくと各モジュールのアップデートを管理したりするのが面倒で作りこみも大変なのでこちらを利用する方が手っ取り早い。
自分はこれに近いものを随分前ではあるが苦労して独自実装したので若干後悔している。
以前発表したスライドはこちら。
https://speakerdeck.com/motoriderse/azure-iot-edge-shallow-dive

IoT solution accelerators

以前はAzure IoT Suiteと呼ばれていた。
一般的なシナリオで活用される各種OSSなどをまとめて作成してくれるサービス。
あくまでテンプレート的なものなのでカスタマイズ可能。
WebのUIも用意されている。
但し、何も知らずに作ってしまうと身に覚えの無い高額な費用請求が来るので注意が必要

IoT Central

solution acceleratorsと違い、こちらはフルマネージドのSaaS。
solution acceleratorsは専門的な知識が無いと運用が辛いが
こちらはフルマネージドなのでその辺は楽になっている。

Device Provisioning Service

通称DPS。
IoT Hubとセットで作成する必要がある。
NFVなどでよく言われるZero Touch Provisioningが行える。
実際にこれを使ってプロビジョニングすると意外に簡単でちょっと感動。

Stream Analytics

Event HubsやIoT Hubに接続しておいて、デバイスから飛んできたメッセージをSQLライクな言語で処理する。
フィルター、ソート、集計、結合などが行える。
処理後、結果をData Lake Store、CosmosDB、SQL DB等に入れたりAzure Functionsを実行したりできる。
クラウドで作成済みのものをIoT Edgeへデプロイも可能。

Machine Learning

StudioというWebのGUIが用意されていてドラッグアンドドロップで気軽に作成可能。
各種アルゴリズムもデフォルトで用意されている。
どのアルゴリズムを使うべきかわからなくてもcheat sheetが用意されているので
それに従って作成することも可能。

Time Series Insights

時系列データを管理したり視覚化してくれるサービス。
ストレージとBIがセットになったようなもの。
とりあえずIoT HuBとセットで作成すると手軽にデータが視覚化出来る。
その反面、意外に安くないので注意。

Cosmos DB

グローバルに分散可能なDB。
documentDBはこちらに統合された。(デバイスツインがこれっぽい)
APIはSQL、Gremlin(グラフ)、MongoDB、Cassandra、Table Storage などが選べる。

Event Hubs

ざっくり言うと、いわゆるQueとして使える。
IoT Hubが登場する以前はデバイスから飛ばす先はこちらが主流だった。
とはいえクラウド側ではまだまだ利用用途は多い。

Azure Sphere

MS製のIoT向けデバイス用Linuxディストリビューション。
対応デバイスは201809以降に発売とのこと。

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