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【Azure】Azure Automation のモジュールをアップデートする

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1. はじめに

最初は軽い気持ちだったのです。
「触ったことないしAzureAutomationでも触ってみようかな~」
そう思った私はなんけなしにAzureAutomationを開いたわけですが…

…なんか思ったコマンドが利用できない。

よくよく見てみれば、なんとAzurePowerShellのVersionが全然違うし、そもそも利用できないコマンドもたくさんあるじゃないですか!!
はい、というわけで、私はAzureAutomationのモジュールをアップデートしようとするのでした…

2.AzureAutomationとは

AzureAutomationとは、クラウドベースのオートメーションと構成サービスです。
利用することで、プロセスの自動化、構成管理、更新の管理などなどが行えます。

簡単に言えば__クラウドベースのPoweShellやPythonの実行環境で、様々なプロセスを自動化できるって感じですかね。__

3. モジュール

AzureAutomationでは、「RunBook」という単位でPowershellやPythonコードを書いて保存し、実行します。
Rumbookで使用できるコマンドレットは以下のようにモジュールとして管理されています。

image.png

ただ、黄色で示したようにデフォルトではこのバージョンが古いです。
ローカルのテスト環境とバージョンを合わせるためには、これらをアップデートする必要があります。

ところがAzureモジュールの更新を選択しても…

image.png

__[AzureモジュールUXの更新機能は廃止されました。]と表示されてしまうんですねー!!__これは困った。
はい、メッセージに書いてある通り、GithubからRunBookをダウンロードして、モジュールの更新を行う必要があります。

4. アップデート方法

ではさっそくアップデートを行っていきます。

Update-AutomationAzureModulesForAccountをダウンロードする

https://github.com/Microsoft/AzureAutomation-Account-Modules-Update
にアクセスして、Update-AutomationAzureModulesForAccountをダウンロードします。

image.png

Update-AutomationAzureModulesForAccountをインポート

ポータルに戻り、左メニュー__[Runbook]を選択し、[Runbookのインポート]__を選択します。

image.png

先ほどダウンロードしてきた中にある、__「Update-AutomationAzureModulesForAccount.ps1」__をインポートします。

image.png

インポートファイルとして__「Update-AutomationAzureModulesForAccount.ps1」__を指定。

スクリーンショット 2021-02-16 085456-2.png

これでインポート完了です!

Runbook実行

次にダウンロードしてきた__「Update-AutomationAzureModulesForAccount.ps1」を実行してみましょう。
PowerShell Runbook の編集画面が開くので、何もせずに
「公開」__を選択し…

image.png

Runbook上で__「開始」__を選択します。

image.png

パラメータの追加画面が開くので、
RESOURCEGROUPNAMEにリソースグループ名を、
__AUTOMATIONACCOUNTNAMEにAutomationのアカウント名を__入れます。

image.png

そしてOKを選択。

するとジョブが走って…

image.png

数分後、状態が完了に変化。

image.png

改めてモジュールに戻ってみると、この通り。モジュールのバージョンが上がってます!

image.png

2021/02/16時点の環境だとAzureモジュールが失敗になっていますが、__もう一度Update-AutomationAzureModulesForAccount.ps1__を開始すれば成功になります。

68747470733a2f2f71696974612d696d6167652d73746f72652e73332e61702d6e6f727468656173742d312e616d617a6f6e6177732e636f6d2f302f3632363333382f63396338363662622d333432622d396439332d306539662d3735393263623731653136382e706e67-2.png

Azモジュールをインポートする

さて、もう一息。必要なAzモジュールをインポートします。
各Azモジュールはインストールされていないため、モジュールギャラリーから[az]を検索し、出てきた一覧から必要なものを選択します。
ここではAz.Accountsを選択しました。

image.png

__Az.Accounts__をインポートします。

image.png

するとモジュールでは__「使用可能」__となりますね。

image.png

これでaz.Accounts系のコマンドが利用できます!

5. おわりに

さて、これでやっと準備が整いました。これでいろいろやることができます!
まぁこのいろいろが…また大変だったんですけどね…(遠い目)

参考

Update-AutomationAzureModulesForAccount
https://github.com/Microsoft/AzureAutomation-Account-Modules-Update

Azure Automation の概要
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/automation/automation-intro

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