ノイズゲートとは
何かを録音した際に、環境音や電気ノイズが気になってしまうことがある。それを除去するために「ノイズゲート」というエフェクターを使う。アナログタイプのノイズゲートでは、入ってきた音声信号が一定より小さい場合に音量を落とすなどしている。しかし、メインの音が鳴っている時に聞こえるノイズを消すことができない。FFTを使用することで大きい音源を再生しながらも小さい音のノイズは消すことができる。
Maxでの作りかた
完成パッチ
インレット1に音声信号、インレット2にゲートの値を送ると、ノイズをカットした信号を送ってくれる[pfft~]オブジェクトを作る。
[pfft~]の中身
[fftin~]からはFFTサイズ分の周波数ごとの音量が瞬時に送られてきている。
[fftin~]からきたデカルト座標を一度、極座標にする。こうすることで音量と位相が得られる。
[fftin~]のアウトレット1から音量の信号を[>~ 0.]に送る。[>~]のインレット2に[in 2]から数値を貰い、スレッショルドをコントロールできるようにする。極座標の音量は負の数にならない。
[cartopol~]から出てきた音量と位相は、それぞれ[>~ 0.]から出てきた信号と乗算する。[>~]で設定している数値よりも低い場合は信号が0になり、[*~]から出てくる信号は0となる。
[poltocar~]で極座標をデカルト座標に戻し、[fftout~]でメインパッチに戻す。
[>~]に送る前に[/~ 32.]くらいで割っておくと、コントロールしやすい。