はじめに
この記事ではFlutterでアプリ開発をする際に必要なDart言語の基礎文法についてまとめています。
関数
基本的な関数の定義は次のようになります。
戻り値の型 関数名 (仮引数の型 仮引数名) {
return 戻り値;
}
関数の呼び出しは次のようになります。
関数名 (実引数);
簡単な関数の実装例は次のようなコードになります。
String sayHello(String name) {
return 'Hello ${name}';
}
void main() {
var greeting = sayHello('Suzuki'); //ここで関数の呼び出し(パラメータあり)
print(greeting);
}
実行結果
Hello Suzuki
アロー関数
関数で定義したいコードを1行でまとめられる際に使用します。
{ }の中に実行したいコードを書かずに => の後に実行したいコードを定義します。
戻り値を返すために return を宣言する必要はありません(NULL許容型)
String sayHello(String name) => 'Hello ${name}';
void main() {
var greeting = sayHello('Suzuki');
print(greeting);
}
実行結果
Hello Satoshi
switch文
switch文は条件分岐を書くときの構文の一つです。
if文は条件によって処理を分ける数が少ないのに対して、switch文は条件によって分ける処理が多い場合に使われます。
switch文は次のように書きます。
switch (式) {
case 値1:
「評価値 == 値1」の場合の処理;
break;
case 値2:
「評価値 == 値2」の場合の処理;
break;
case 値3:
「評価値 == 値3」の場合の処理;
break;
default:
「caseの指定値と一致しない」場合の処理;
}
以下の例では式「day」の評価結果に対しての条件分岐を指定しています。
「day」の評価結果が「Tuesday」なので「case ‘Tuesday’」で指定した処理が実行されます。
var day = 'Wednesday';
switch (day) {
case 'Sunday':
print('日曜日です');
break;
case 'Monday':
print('月曜日です');
break;
case 'Tuesday':
print('火曜日です');
break;
case 'Wednesday':
print('水曜日です');
break;
case 'Thursday':
print('木曜日です');
break;
case 'Friday':
print('金曜日です');
break;
case 'Saturday':
print('土曜日です');
break;
default:
print('存在しません');
}
実行結果
水曜日です
まとめ
Dartの基礎文法である、関数、switch文について簡単にまとめました。
関数に関しては他にも記述方法がありますが、また今度まとめてみます。
最後までご覧いただきありがとうございました!