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macOS Serverに『Let's Encrypt』の証明書のセットアップ

Last updated at Posted at 2017-10-25

はじめに

3ヶ月前にLet's Encryptで証明書を作ったが、期限が切れてまた一から作り直したので、そのメモです。作成クライアントマシンは、macOS High Sierraで、サーバマシンは、macOS Server 5.3です。

事前準備

Let's Encryptのオフィシャルサイトの『Getting Started』を読むと、certbotというACMEクライアントを使うことを勧めている。
certbotは、homebrewで提供されているので、homebrewのインストール経験があれば、簡単にインストールできる。ただ、certbotをインストールすると依存系ファイルもインストールする。
それだとちょっと気に入らないので、今回は、クライアントマシンにインストールして、証明書をクライアントマシンで作成し、サーバにアップロードするという手法をとる。

大まかな流れ

  1. クライアントマシンにcertbotのインストール
  2. certbotを使って証明書をクライアントマシンで作成
  3. できた証明書をサーバマシンにアップロード
  4. Server.appを使って証明書をセットアップ

手順

クライアントマシンにcertbotのインストール

https://certbot.eff.org/#osx-apache の手順に従い、certbotをインストールする。

$ brew install certbot

certbotを使って証明書をクライアントマシンで作成

certbotの対話形式のマニュアル発行だと次のコマンドを使う。メールアドレス、アグリメント、ドメイン名など聞かれる。また、サーバ上に出力されたWebページを作成する。(英語を良く読んで手順通りやれば、問題なし。)

$ certbot certonly --manual

または、

$ sudo certbot certonly --manual

できた証明書をサーバマシンにアップロード

証明書ができると、/etc/letsencrypt/live/ドメイン名/に4種類の証明書が作成されて、その中のprivkey.pemとfullchain.pemをサーバにコピーする。ちなみにliveディレクトリに入っているのはリンクで、実体は、/etc/letsencrypt/archive/ドメイン名/に入っている。

Server.appを使って証明書をセットアップ

Server.appのサーバの証明書で、『証明書識別情報を読み込む...』選ぶ。

スクリーンショット 2017-10-26 8.31.32.png

『秘密鍵が含まれるファイルをここにドラッグしてください。』にprivkey.pemをドラッグし、『公開証明書が含まれるファイルをここにドラッグしてください』にfullcain.pemをドラッグする。

スクリーンショット 2017-10-26 8.32.08.png

できたら、『サービスのセキュリティ保護に使用:』で証明書を選択してください。

参考資料

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