ログインせずにローカルのファイルをAzureのStorage accountsにアップロードする

「バッチ処理でローカルのファイルをAzureのStorage accountsに上げたい」となったので、その時に使うPowershellスクリプトを作ろうとしたのですが、ログインしてする方法ばかりで困ったので記録用に。
「ログインせずに」したかった理由としては、ログインに使ったアカウントは2段階認証が必要でaz login -u $username -p $passwordが使えなかったからです。

環境

• OS: Windows

1. Azure CLIをインストール

2. Powershellスクリプトの作成

2-1. Storage accountsにつなげる

「Windows PowerShell ISE」というアプリを開き、「ファイル>新規作成」をします。
開けたら以下のコードを貼り付けます。

$account_name = ''
$account_key = ''
$container_name = ''

これらの変数に値を入れていくために、Storage accountsからkeyとaccount nameを取ってきます。
account_nameには「ストレージアカウント名」の値を、
account_keyには「キー」の値を入れます。

conainer_nameには「Name」の文字列を入れます。
画像だと「$logs」しかないので、新しく作ってもらうのがいいと思います。

では接続できるかどうかを試してみます。
ファイルの一番最後にコマンドを追加し、上の緑の三角マークをクリックして実行します。

$account_name = ''
$account_key = ''
$container_name = ''

az storage blob list --account-key $account_key --account-name $account_name -c $container_name

空っぽのコンテナであれば空配列が、ファイルが入っていればいろいろ表示されると思います。
表示されれば次へ。

2-2. ファイルをアップロードする

次はファイルをアップロードします。
アップロードするファイルを用意し、以下の変数名に値を入れてください。
file_nameは拡張子さえ同じであればなんでも大丈夫です。

$file_name = ''
$file_path = ''

「C:\Images\Image001.png」に画像ファイルがあるとすると、こんな感じになります。

$file_name = 'Image001.png'
$file_path = 'C:\Images\Image001.png'

ではアップロードするコマンドを貼り付けて実行してみます。

$account_name = ''
$account_key = ''
$container_name = ''

$file_name = ''
$file_path = ''

az storage blob upload --account-key $account_key --account-name $account_name -c $container_name --name $file_name --file $file_path

私の場合は赤い文字で何やら表示されましたが、Account Storageを確認したところ、ちゃんとアップロードできてました。

参考