1コマンドでWebアプリをデスクトップアプリ化する
Nativefierとは
Nativefierは、ウェブアプリをElectronでラップし、OS実行形式(.app, .exeなど)に変換するコマンドツールである。
1撃でアプリ化できるため、手軽で便利
デスクトップアプリ化すると何が嬉しい?
開発中にGmailが来るたびに通知が来て、気付いたら同じWebアプリのタブを開きすぎてイライラした経験はないだろうか。
アプリ化することで下記のようなメリットがある。
- シングルトンで開くことができるため、既に開いているアプリがウィンドウに埋もれている場合は前に出てくるだけでブラウザのように複数開いてしまうことがなくなる
- SpotLightやAlfredで呼び出せるようになる
- Command + Tab のアプリ切り替えで表示されるようになる
要はブラウザタブを開き過ぎてしまって煩わしいような状況があればデスクトップアプリ化を検討していいと思っている。
どんなウェブアプリをデスクトップアプリ化している?
- GoogleCalender
- Gmail
- GitHub
- GitLab
など、一日一回は必ず開くページで且つ、複数タブ開く必要性が薄いものはデスクトップ化すると便利である
Nativefierの使い方
googleMapをデスクトップアプリ化してみる
①まずnpmを使ってnativefierをインストールする
$ npm install nativefier -g
②アイコンにするための画像をダウンロードして任意のディレクトリに配置する(筆者は~/MyApp
に配置している)
③画像のあるディレクトリに移動してコマンドを実行
// nativefier --name={設定したいアプリ名} {アプリ化するURL} --icon={アプリ化する際の画像ファイル}
~/MyApp $ nativefier --name=GoogleMaps https://www.google.com/maps/ --icon=google-maps.png
MyApp下にGoogleMaps-darwin-x64
というディレクトリが作成されていれば成功!
④Spotlightで起動してみる(Command + Space
)
起動!
デスクトップアプリとして起動できたことがわかる
作ったデスクトップアプリをアプリをMacのDockに設定することも可能