RESTとGraphQLの違い
1. データ取得の方法
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REST:
- 各リソースに対して異なるエンドポイントを持ちます。例えば、ユーザー情報を取得するためには
/users
、特定のユーザー情報を取得するためには/users/{id}
というように、複数のエンドポイントを利用します。 - 必要なデータが多すぎたり少なすぎたりすることがあり、これを「オーバーフェッチ」や「アンダーフェッチ」と呼びます。
- 各リソースに対して異なるエンドポイントを持ちます。例えば、ユーザー情報を取得するためには
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GraphQL:
- 単一のエンドポイントでデータを取得します。クライアントは必要なデータをクエリで指定でき、正確に必要な情報だけを取得できます。
2. データの構造
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REST:
- サーバーが決めたデータ構造に従います。クライアントはサーバーが提供する形式でデータを受け取るため、変更があるとクライアント側も修正が必要になります。
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GraphQL:
- クライアントが必要なデータの構造を指定できます。スキーマに基づいてクエリを作成し、必要な情報を柔軟に取得できます。
3. バージョン管理
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REST:
- APIの変更に伴い、バージョンを管理する必要があります。例えば、
/v1/users
や/v2/users
といった形で新しいバージョンを作成します。
- APIの変更に伴い、バージョンを管理する必要があります。例えば、
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GraphQL:
- スキーマの変更を行っても、既存のクエリに影響を与えない限り、バージョン管理が不要です。新しいフィールドを追加しても、古いクエリはそのまま機能します。
4. リアルタイムデータ
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REST:
- リアルタイムデータの取得には別の仕組み(例えばWebSocket)を使う必要があります。
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GraphQL:
- サブスクリプション機能を利用することで、リアルタイムでデータの変更を受け取ることができます。