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コーヒーショップの例をベースにAWSの勉強をしていったらクラウドプラクティショナーに合格した話

Last updated at Posted at 2022-03-04

はじめに

今回、AWSを体系的に勉強したら、結果的にクラウドプラクティショナー(AWS Certified Cloud Practitioner)に合格できたので、やったことをまとめておきます。

AWSの勉強をしようと思い立ったのは、なんだかんだあり1年8ヶ月も取得してしまった育児休業が終わる段階で、「この休業期間なにも成してない・・この浦島太郎状態のまま復帰はまずい・・!」という焦りからです。
ちょうど上司との面談もあったため勉強しておいた方がいい領域を相談してみたところ、「もしあまり詳しくなければ、AWSを体系的に勉強してみたら?」と薦めていただきました。なるほどたしかに今まで前提知識があまりない状態でEC2とS3を軽く触ったことしかなかったな、と思い、勉強してみることに。

勉強のためにやったこと

AWS Cloud Practitioner Essentialsの視聴

実務ではEC2とS3にかろうじて触ったことがある程度で、体系的なこともほぼ知らなかったため、まず知識をいれよう!ということで、AWSが公式で提供している AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (日本語実写版) を一通り見ました。

コーヒーショップを例にして各セクションの説明をしてくれます。タイトルにしたのはこれのことです。
全くAWSを知らなかったとしても、この例がわかりやすいのですんなり理解できると思います。

私は知識を書いて覚えるタイプなので、ここで聴いた内容をセクションごとにノートに簡単にまとめていきました。また、動画の各セクション終わりに復習問題があり、その解説に載っているホワイトペーパーや関連説明リンクを読んでインプットしました。
動画の案内ページにある通り、動画を見るだけなら6時間くらいで終わると思うのですが、私は上述のとおり書き起こしたり関連ページ読んだりとしていたので結構時間かかりました。1日1-3時間×10日ほど。

AWS無料利用枠で遊ぶ

実際にAWSアカウントを作って無料利用枠で使えるサービスを動かしてみました。ただ、ここはあまりできていないです。

と、ここで思い立った

せっかく勉強したし、その証を残したい!

ということで、今の自分のレベルで受けられそうなAWSの認定試験について調べてみると、

  • AWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C01)
  • AWS Certified Developer - Associate(DVA-C01)
  • AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA-C02)
    このあたりかなと。ただ、今回の目的である「AWSを体系的に知る」という点では、クラウドプラクティショナーがいいかと受験してみることに。

受験対策としてやったこと

1. アプリで練習問題を解く

まずこのアプリの無料範囲の練習問題1~3と模擬試験1~3を解きました。初回はどれも正答率30-50%とか。しかもなんとなく回答しているものが多いなという感覚。
最終的には期間開けて全問題計3回ずつ解き、試験3日前くらいで大体90%くらいの正答率になりましたが、後続の学習へつなげるきっかけになりました・・。
このアプリ自体は、(無料範囲内では)セクションごとに設問カテゴリの偏りを若干感じはするものの、解説は丁寧でわかりやすかったです。

2. 試験対策本で問題を解く

本当は無課金で挑んでみたかったんですが、アプリでの初回結果が散々だったこともあり、ひよってこちらを購入。
前半に用語説明、最後のほうに練習問題が載っているというもの。とりあえず練習問題を解いて、間違った問題の関連ワードを前半の項目説明やネットで復習する、という感じで利用しました。
こちらも3回くらい期間開けて3回解いて、最終的には全問解けるように(覚えてしまったものもありますが)。

私は前半の用語説明はリファレンス的に使っていて熟読しませんでしたが、ここで取り上げられていて、かつどこの練習問題にも出てこなかった用語も試験で割と出題されていました。なので、一通り読んでおく必要があったなという感じ。

ちなみに、こちらの本のLINEアカウントを友達登録をすると、平日1日1回クラウドプラクティショナーの練習問題が2問ずつ送られてきます。個人的に購入の決め手はこれでした。
前日分の解答+今日の問題という形式でほどよいのでゆるーくやっていました。あとこれも試験数日前に復習で送られてきた分をまとめて流し解きしました。

余談ですが、1度LINEで自身の解答を見直すために解答を返信という形でメモしておいたら、その日のうちに配信元の方から「正解!パーフェクト:thumbsup:」と送ってもらえました。やさしい・・けどちょっと恥ずかしい・・

3. 模擬試験の受験

AWSの模擬試験が無料開放されたのでここぞとばかりに受験しました。

1回目72%, 2回目90%とかだったかな?終わった後だから言えるけれど、模擬試験の方が簡単だった印象はありました。
試験の結果というよりも、解説の内容とそこにある関連リンクのページを熟読しました。

4. 試験直前、リンク集を一通り読む

1~3を解いている間、自分が何度も間違える箇所、混同するサービスなどの関連リンクをまとめておいて、最終日~当日に一気読みしました。

そして受験

リモート受験もできますが、環境を整えるのが面倒、かつ家から割と近いところにテストセンターがあったため、テストセンターで受験してきました。

試験概要にある通り、試験は65問、90分。ですが、30分くらいあれば一通り解ききれます。
後で見直せるようにフラグを立てることができるので、解きながらフラグを立てていき、最後に迷ったところをチェックして、30分くらい試験時間残して終了。
模擬試験とかよりは難しかったです。ただ、類似問題が複数出たりしたので、相互にヒントになったりもしていました。

結果はその場でわかります。ただ、会場にもよるかもしれませんが読み込みに10秒くらいかかっていたので結構どきどきしました。ドラムロールが幻聴で聴こえました。無事合格とページに表示されて一安心。

クラウドプラクティショナーは、1000点満点中700点以上で合格です。
あとで確認したところ、私のスコアは797でした。8割届かず残念。ただ、セクションごとのスコアパフォーマンスはすべてコンピテンシーを満たしている、との評価だったので、AWSを体系的に知るというもともとの目標は達成したということで。

勉強・受験してよかったこと

AWSの技術寄りの話が理解しやすくなる

これまでAWSまわりの会話がされていても、知らない単語があることで理解スピードが遅くなっていると感じたことがありましたが、AWSの仕組みや製品の知識が入ったことで、理解度は格段に上がりました。

わくわくする!

個人的には結構これが大きかったです。
クラウドプラクティショナーは、実務的なところというよりはAWSの仕組みや製品について体系的に知るというところにピンが留められています。
そのため、勉強していく過程で「こんなサービスがあるんだ!」「こんなこともできるんだ!」と、サービスイメージがいろいろ湧いて、わくわくします。
近い将来、こんなサービス作りたいな、と思った時に、それがどうやったら実現可能か考える上での引き出しが作れたなと感じます。

やっぱり試験に合格するってうれしい

「合格」ってうれしいですよね。数年ぶりの資格受験だったのでひとしおでした。

まとめ

これを書いた現在、弊社に新卒入社11年目、途中育児休業によるインターバル挟みつつ、開発一筋で来ています。
周りの開発者はアソシエイトやプロフェッショナルラインの試験にガンガン合格していっている中、ここでクラウドプラクティショナー・・という気持ちもなかったわけではないです。が、千里の道も一歩から。始めないより始める方が数段いい。知識定着度の効果測定としてクラウドプラクティショナーを活用できたなと。

今後は、実践的なところでは、無料利用枠で試せるものをほんの少ししか触れていないので、遊びで作っているツールの中でAWSのサービスを使いたいです。
試験面では、上でも書いたAWS Certified Solutions Architect – Associateに挑戦して、よりサービス設計などの実務に直結する知識も入れていきたいなー!

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