研究室で必須のソフトウェアの導入
Ghostscript と GSview のインストール
ご存じの通り,弊研究室ではTexに読み込む画像ファイルとして
EPS ファイル(Encapsulated PostScriptの略,端的に言えば高品質の画像ファイル)
を採用しています.EPS ファイルの画像を見るために,
フリーソフトの Ghostscript と GSview のインストールを必要とするのですが,
日本語のサポートや丁寧なインストール指南書が存在せず,
個人のPCに導入することは困難でした.そこで,GSview と Ghostscript のインストールに
関して以下の文章で丁寧に解説することを試みました.お役に立てば幸いです.
手始めに,お使いのPCのbit数を確認してください
bit数は画面のスタートボタンの隣にある検索バーに
"PC情報"と入力し,出てきたアイコンを選択してください.
一度で確認画面まで飛べますので,システムの情報という項目で確認を.
Windows 64bit userを想定して解説します
具体性のある解説をすべく,64bit userに限定していますが,Macも一緒です.
32bit userは文章中の64を32に置き換えて,インストールをお願いします.
1.Ghostscriptのインストール
Ghostsciript のインストールファイル gs952w64.exe をダウンロードしてください.
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして開きましょう.
すると,実行を許可するかのウインドウが出るので,許可を選択
続いて表示される英語の小型タブも Next → I agree を選択
新しくフォルダを作成する場所を尋ねられます.
ここで,インストール先をC:\gs\gs9.52としてください.
インストール先を設定後,自動でインストールが開始されますので,
終われば Exit でタブを閉じましょう.
2.Ghostscript の環境変数を設定
次に Ghostscript の動作上,重要な環境変数を設定します.
まず,画面スタートボタン脇の検索バーに環境変数の編集と打ち込みましょう.
出てきたアイコンをクリックしてください.設定画面のウインドウが出現しますので,
ユーザーの環境変数のセクションに表示されている新規(N)を押してください.
押すと新規作成の画面が出現し,変数名と変数値を要求されます.
ここからが肝です.2つ設定しますので以下↓のように入力してください.
PATH1 を設定後,再び新規を押して PATH2 を設定してください.
変数名 | 変数値 |
---|---|
PATH1 | C:\gs\gs9.52\bin |
PATH2 | C:\gs\gs9.52\lib |
成功すれば作成した環境変数が,下の画像内の赤枠のように表示されるはずです.
画像内では\が¥になっていますが,同じ意味ですので気にしないでください.
後はウインドウ下部の適用ボタンを押し,設定を反映させます.
2.GSviewをPCのビット数と揃えてインストール
続いて,GSviewのインストールファイル gsv50w64.exe をダウンロードしましょう.
同様にダブルクリックして実行すると,やはり許可を求められるので許可を選択.
英語の画面が表示されますので Setup をクリック.
言語選択の画面ではご自身が読める言語を.Japanease は選択肢にありません.
表示されるウインドウで Next を選択し続けます.
途中のチェックボックスやインストール先の選択ウインドウもいじらなくていいです.
Finish ボタンが最後に表示されますので,クリックします.
Install was successful とのメッセージが表示されれば成功です.
失敗した場合,Install failed と表示されます.
アプリ一覧から gsview5.0 を選択し,アンインストールしてから再挑戦しましょう.
お疲れさまでした.
執筆にあたり以下のサイトを参考させていただきました.感謝申し上げます.