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ゼミ原稿のあれこれ

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原稿注意点

・こそあど言葉は避ける
・逆説は避ける
・「行う」はほかの言葉に置き換える
・一文の長さをそろえる
・「できる」「もの」「こと」はひらがなで表記する
・「持つ」はほかの言葉に置き換える
・「ために」にではなく「ため」
・文の流れに注意する
・客観的事実を述べる(思うなどは使わない)
・「示している」ではなく「示す」
・「図~」「表~」や記号から文を始めるのは極力避ける
・「なお」は極力使わない
・用いる数値に根拠を持たす
・同じ助詞を重ねない
・はじめに大きいことをいわない(文脈の流れが難しくなる)
・「もの」「こと」は極力使わない
・参考文献の名前は苗字→名前 の順番
・図が分かりやすいか確認する
・一文に情報を詰めすぎない
・並列で「~を,~を示す」とかする時は初めの助詞は省略する
・参考文献省略するかしないか統一する
・同じ言葉の繰り返しは避ける
 (~考える.~考える.とか)
・タイトルとの整合性を考える
 (入れられなかった語句入れたりとか.)
・全体をみる!!全体の整合性がとれているか.
・「を」とか「の」とか続けない
・読む人が理解してくれるか考える.

名前書きかた

・ファーストオーサー
その論文の中の実験を主に行った人。論文を書くのも通常ファースト。実験に同程度貢献した人が複数いればco-firstとし、'These authors equally contributed to this work.' という註が論文に記載される。co-firstでも最初に名前が来た方が重要視されがち。co-firstでも、その論文が引用される場合はSatoh et al. 等、最初に名前が来る人が表示されるので得。

・セカンドやサード
ファーストオーサーの実験を少し手伝った人。それなりに業績にはなる。
本当に少しだけ手伝った人は、オーサーにせずにacknowledgementに書きます。その境目は難しいです。「論文に出たデータを出した人がオーサーになる」と言ったりはしますが、そうとも限らないような。。

・ラストオーサー
実質的には研究室の教授等、その研究の予算を取ったり設備を揃えた人であったり、職位の高い人がなる。しかし、本来はこれらの条件はオーサーの資格にはならない。あくまで、その論文の研究内容に貢献していなければならない。たとえば、研究全般に渡ってアドバイスを与えた、実験を教えた、論文を手直しした、等。

・コレスポンディング・オーサー
その研究を発案した人。その研究の内容に責任を持つ人。ラストオーサーがなる事が多い。あるいはそれが慣例化している。論文の著者欄に連絡先のメールアドレスが書いてある人。

ファーストとコレスポンディングが研究業績として重視されます。学生やポスドクであればコレスポンディグになる機会は少ないかもしれませんが、もしその論文のアイディア自体を自分で出したのであればコレスポンディングになっておきたい所です。
そのような場合は、教授に対してそうした主張はしにくい所なので、何を重視したいのかによるでしょうか。
人間関係を重視するなら何も言わない。ストイックに業績を追求するなら主張する。でもコネも大事かもしれないので覚悟はいるかも。

ジャーナル名省略標記

*Journal of Contaminant Hydrology
 →J. Contam. Hydrol.

 →J. Hydrol.
*Journal of Geotechnical and Geoenvironmental Engineering
 →J. Geotech. Geoenviron. Eng.

基本

*語句
 接続詞・副詞・指示語はひらがなで書く
 「とき・こと・もの」もひらがなで書く
*文
 二重否定はさける

順序と階層
*自然な順序でかく
 時間・作業の順序・空間の順序・大きさの順序
 既知から未知の順で
 具体から抽象の順序で(抽象から具体へ,一般から特殊への順がいいときもある)

パワポ注意点

・1スライドに付き1つの絵を入れる(現実的な絵)
・白黒にならないようにする(表に罫線も入れない)
・書いている文字をそのまま読まない
・書いていることは責任をもって説明する
・あいまいな表現は避ける
・見やすいスライドにする
 きれいに
 バランスを考える
 べた塗りを避ける(グラデーションとか)
 すべてのスライドに共通の空白個所を設ける(ページ番号に侵入しない)
 原稿と同じ色でいいのか確認する
・「私は」「この図を見てわかるように」の表現はしない

LaTex Tips

★ コメントアウト ★
\if0 ~ \fi にて囲まれた間は、一括コメントアウトできる

★ 単語登録 ★
「ずに」を読み方として、「~\textbf{図-\ref{fig:}}~に」などと単語登録すれば、簡単に書ける。
同様に、「式(\ref{})」 も単語登録で処理すれば早い。

★ ショートカットキー ★
基本的に、文字を探す場合は検索が早い(主観)。 Ctrl + F にて検索、ctrl + R にて置換が可能。
なお、ctrl + T にてコンパイルが可能である。

★ ブラウザでLaTexを動かす ★
Overleafを使えば、ブラウザでLaTexを動かすことが可能。煩瑣な環境設定要らず。家でもLaTexを動かしたい人向け。詳しくはググってね。

★ 複数行の単語登録 ★
Phrase express というフリーソフトを使うと、複数行の単語登録(改行を含む単語登録)も可能である。
例えば、私は
\begin{figure}[t]
\begin{center}
\includegraphics[width=0.43 \textwidth]{a.eps}
\figcaption{a}
\label{fig:}
\end{center}
\end{figure}

\begin{equation} \label{ref}
n=\frac{V_v}{V} \cdot 100
\end{equation}
などを単語登録している。ただし、学校のPCにフリーソフトを入れるときは、必ず先生に許可を得ること。

★ 表をサクッと作る方法 ★
「Convert_to_LaTex.xlsm」を使うべし。
参考
多分、先輩のフォルダ探してもどっかにある。

LaTex Tips for ゼミ / 卒論 / 修論

★ 卒論要旨の図 ★
卒論の要旨では図の挿入時に以下の構文を使う.
\begin{wrapfigure}[図を挿入するのに使う行数]{r(縦)}{5.5cm(横幅)}

★ 図はまとめて記載 ★
図はまとめて同じ位置に記載すると、後から手直ししやすい(見つけやすい)。

★ 参考文献は\fiでコメントアウト ★
卒論にて、\if0~\fiで参考文献をコメントアウトすると、各章ごとに参考文献の引用がしやすい。

私のゼミ原稿考える注意点

注意点

・「が」「で」などの濁点を避ける
・結果だと考えられる ;使用を避けろ 「だ」が特にアウト
・「Aとの間に相関が認められた」 ← Aと何の間?明記せよ
・比較の「より」 に注意 ;何と何を比較してる?
→そもそも比較する時点で話を過去に戻すため、使わないほうが良い
・一文は短すぎないか? ;短すぎず、長すぎず
・「示唆された」は先生は「君等好きだねぇ」と言ってるので、注意
・指示語は全く使わない
・「なお」は使わない
・~とは、○○である ; 「とは」を「は」に変えられるなら変えろ
・各ワードが何を意味・修飾してるか意識
・「~AはBであるからだと考えられる」 ; 「からだと」と言うのがアウト
「~ためだと考えられる」もアウト 「ためだと」がアウト
ためである、も△ ;起因するが○
・難しい、困難、できない、不可能は決して使わない
・1)などが文の折返しで先頭に来ない
・図2などは「図2」で折返しが来ないようにする
・「1:1 line」は文中には出すな ;定義されてない
・「1:1 line」は対角線のように、最後まで
・同じ言葉が2,3文の間に繰り返し登場するな
・「知られている」はアウト ;誰にどれくらい知られてるの??
「早い」「遅い」「良い」「温かい」などの相対的な形容詞は曖昧性を排除せよ
→ 何と比べて、早い、良い、温かい?
・変数単品で書くな ;dが大きい → 直径dが大きい
・「こと」「とき」「もの」は漢字でいいか? ;副詞ではアウト
・「~している」 ;緒論以外であまり使わない?単純過去形が基本
・「および」は両脇に「,」
・濁点での言い切りは添削対象 
・「行う」は嫌い.「実施する」とかに.
・前に戻るような文章は避ける
・「この」「こと」とかは不要
・実験方法とかは過去形でok,考察は現在形で
・単位忘れ(‐)
・式 ()
・eps点大きくする…40行目 /hpt_ 31.5 def →数字大きくする!
/vpt_ 31.5 def
・「図~」「表~」や記号から文を始めるのは極力避ける
・「示している」ではなく「示す」
・「もの」「こと」は極力使わない

OK集

・AとBの関係を示す。両者には正の相関が見られる
・「~特性」は便利な技 ex. 熱伝達特性
・因果は「起因する」「に資する」「寄与する」 ;依存するは△
・「値」「パラメータ」 → 「因子」

置換

・~を持つ → ~を有する
・「ために」にではなく「ため」
・だけ → のみ
・妥当だと考えられる → 妥当と考えられる
・「AとBとの間の相関が強い」 → 「AとBの相関が強い」
・「AとBとの間の温度差」 → 「AとBの温度差」
・「~を行った」 → 「~をした」 ※語感により僅かながら例外あり
→~のところに「do」の意味が入ることが多く、重複を感じる
行う、行われる は要注意 ;あまり使うな
・向上を考える → 向上を図る
・当日と前日の → 当日から前日にかけての

・Italicにすべきところはなっている?
・写真はスケールが明記されてる?
・Porosity, n (%) のように「 , 」を入れる
・グラフの軸の終端に数字が入らなくてもいい

数学文章作法

列挙の順序を入れ替えても構わないときには、列挙の区切りにナカグロ(・)を用い、順序を入れ替えないときは「、,」を用いる

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