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文系大学生エンジニアのこれまでとこれから

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どういう記事?

内容:文系大学生エンジニアがこれまでを時系列順に振り返り、将来像やキャリアについて考えていく記事です。
対象者:エンジニアを志望する就活生の方 / エンジニアになろうとしている就活前の方 / 時間がある方

目次

自己紹介

「沖縄生まれ、北海道育ち、同期の友達みんな自衛隊」の横浜国立大学経済学部に所属している森蔵といいます。
子供時代は自衛隊の街でサッカーをやりまくっていました。思い出の選手はネイマールです。
学部の専攻はゲーム理論で、エンジニアとしてはインフラ・フロント・バックエンドを少しできます。

横浜国立大学入学

今は昔ですが、受験生時代から遡ります。
およそ三年前、駿台一浪の末(コロナのおかげもあり)共通テストだけで入れた横浜国立大学経済学部に入学しました。
都会なんだろうと思い来てみると、田舎やんけってガックリした記憶は鮮明にあります。
経済学部を選択した理由はズバリ、「ゲーム理論とやらを学べば社会の仕組みを変えられるスゴい人になれる」と浅はかに考えたからでした。そんな浅はかな考えを持ったきっかけは、駿台の政経講師がゲーム理論についてちょろっと言っていたからだと思います。
入学当初はバドミントンサークル行ったり、図書館でミクロ経済学やったり、普通の経済学部生として過ごしていた気がします。

プログラミングとの出会い

一年生のデータなんちゃらっていう授業でR言語に出会いました。( R言語はプログラミング言語じゃない とか堅いことは気にしないでください。)
正直R言語は全然好きじゃなかったです。しかし調べてみるとデータ分析は経済学徒として必須である的な情報を見かけたので、とりあえず勉強しないとなという感じでした。
R言語の本を手に取り勉強してみる。 全然楽しくない! そんな言葉を図書館で叫びそうになるほどつまらなかったのを覚えています。こういう時はネットに頼ろうと思い、ぽちぽち調べていくとpythonというものの方が 新しくてなんかカッコ良さそう と感じ、やりたくなりました。今思い返すとすごく浅はかですが、pythonとのこの出会いが自分の道を変えました。

pythonと向き合うなかでwebの世界へ

図書館にあったもののうち良さそうと感じた独学プログラマーという本を読んでみました。R言語の時とは違い、 面白い! と言いたくなったのを覚えています。
読破後の後書きに もっと成長したいならプロジェクトに参加しなさい 的なことが書いており、webエンジニアのインターンを調べ、とりあえず応募しました。「一冊ちょろっと読んだくらいの人間がインターンに応募するな!」と思ったあなたはきっと できる人 なのでしょう。そして私は できない人 であったとすごく反省しつつ、誇りにも思っています。

長期インターンに参加1

応募をしてみたもののよくみると、Djangoの経験があると望ましいとか、DBの経験が望ましいとか、よくわからんけど なんか勉強しないとやばい と焦りました。Django・DB・Docker・Gitなど基本的なことばかりですが、この時点で私は初めて検索しました。二週間後の面接に備え猛勉強を続け、先ほどあげた技術でECのデモアプリをなんとか作成できました。面接を通してポテンシャルの中のポテンシャルをどうにか認められたのか無事インターン参加が決まり、すごく嬉しかったです。
しかし 嬉しさも束の間、インターンが始まるとやはり実力不足が故に全くと言っていいほどコミットできませんでした。例えばgitではコンフリクトまみれ、DjangoではSQLの外部結合・内部結合がわからず適切なORMを実装できない、dockerではデタッチアタッチがわからずdbを確認できないなどなど挙げるとキリがないほどです。そんな中、メンターの社員の方そして同期のインターン生の方はわからないことを教えてくれたり、おすすめの参考書やサイトなど アドバイスをし続けてくれました 。恩に応えなければダメだと心の底から思い、業務外でのインプット・アウトプットを全力で続けました。周りの助けがあり、一ヶ月が過ぎた頃にはなんとか(最低レベルではあったのですが)コミットできるようになりました。そして六ヶ月のインターン期間を通して、エンジニアとして成長し続けることができました。 本当にありがとうございました。。。
このインターンで私自身二つのことを思うようになりました。
一つ目は「 受けた恩を返したい 」ということです。メンター社員の方、同期のインターン生の方、個人ブログに知見をまとめている方、すべての人の助けがなければ、自分は成長することはできなかったと思います。これらの助けはおそらく知識・技術を他者貢献に使うというエンジニアのカルチャーに通ずるものであり、そのカルチャーから受けた恩を、エンジニアとして返していきたいと切実に思うようになりました。
二つ目は「 エンジニアリングは奥深くそれ自体に価値がある 」ということです。あれだけ勉強し、コミットし続けたのにも関わらず、依然として知らない技術や考え方があるという事実は、私の知的好奇心を震わせました。
そしてこれら二つのことが頭を巡りキャリアについて真剣に考え始めるのでした。

キャリアについて考える

インターンが終了し、これからの人生で経済学徒として歩んで良いのだろうかと悩むようになりました。というのも自分が経済学部に入ったのは、「スゴい人になる」という自分本位で浅はかな考えのもとであり、インターンで考えるようになった「 技術を他者貢献に使う 」ことや「 知的好奇心 」とは真逆であったからです。ゲーム理論に知的好奇心を持って向き合えてもいないし、ゲーム理論を用いて社会をよくしようとも思っていない。一方でエンジニアとして「誰かの力になれないか」、もっとプログラミングを通して「エンジニアリングを理解したい」と強く思っている。
最終的には 自分に適正があるのはきっとエンジニア と思い、エンジニアとしてのキャリを歩むことを決めました。

長期インターンに参加2

それから個人での開発や学習をしていくうちにエンジニアリングには 上流 と呼ばれるものがあり、ユーザーや社会への貢献を考えた時にはその工程が最も重要であるという情報を耳にしました。
上流工程 とはなんなのか、 ユーザー視点 とはなんなのか、調べ学んでいくうちに段々と実践してみたくなりました。そして社内SEとして上流から下流まで業務を改善するシステムを作るという2社目のインターンへ参加することになります。
インターンでは効率化・自動化を目的とした社内業務システムの企画・開発に携わりました。企画から携われたのでユーザーである社員の方にインタビューをし、 ペイン はどこにあるのか、どのようなシステムであれば 使いやすいのか を考える経験ができました。またコストに関してもやはり考えなければならず、どのようなツールであれば パフォーマンスとコストを両立 させることができるのかということも視野に入れなければなりませんでした。詳しいことは業務システムなのであまり言えないので業務に関してはこんな説明で終わります。
このインターンを通して二つのことを考えるようになりました。
一つ目は「上流で決められるwhatが重要 」ということです。ユーザーがどのような機能を望んでいるのかだけで決められたwhatはプロダクトそのものの価値を制限してしまう、ユーザーのペインはなんなのか、それは本質的にどのような機能があれば解決できるのかという思考をして決められたwhatはプロダクトを想像の一歩先の出来となるということです。
二つ目は「 上流は下流がわかっていれば進めやすい 」ということです。そもそも開発不可能なものは作れないという大前提に立つには、不可能と可能の境目はどこにあるのかがわからなければいけません。その意味で実現性を見通すにはやはり下流の経験は大切になってくるということです。

これからについて・キャリアプラン

今までの経験を通して私が究極的にしたいことは何かを考えた時に「 社会が想像している価値から、一歩先の価値を生み出す 」ことと言えます。なぜそう言えるのかというと、 技術を用いての他者貢献ペインの本質的解決 を一言にまとめられたものだからです。
その道筋として、 エンジニアとして技術を活かし、プロダクトマネージャーとしてその経験をプロダクトに昇華していく というキャリアプランを考えています。より詳しく述べると、フロント・バック/上流・下流など幅広い領域にエンジニアとして携わり、具体的な解決方法をまずは実践していき、その経験をもとにプロダクトマネージャーとして、ユーザーが認識できていない本質的な価値を生み出すプロダクトをできるかできないかの瀬戸際まで昇華させていきたいということです。

最後に

ここまで読んでくださり大変ありがとうございます!誰かのキャリアプランニングの助けになればと思い書きましたがいかがでしたでしょうか??大学生でこんなことを述べるのは生意気ではありますが、エンジニアとしてのあなたの過去を振り返ったときに、本当にしたいことやそのための道筋というものは見えてくると思います。心から応援しています!!

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