はじめに
社内アジャイルコミュニティ「NRIアジャイルハブ」の16回目の企画として、Active Book Dialogを実施しました。
https://nri-agile-hub16.peatix.com/view
今回はそのレポートです。
読んだ本
ソニックガーデンの倉貫さんの近著『管理ゼロで成果はあがる~「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう』を読みました。
ちなみにActive Book Dialog(以下ABD) は本来「本を買ってきて、裁断しちゃって、みんなで分担して読む」というアクティビティなのですが、トップの写真を見ると分かる通り今回はPDFをA4に印刷して実施しています。
というのも出版社からオフィシャルにABDをやるなら提供します、とアナウンスされているんです。素敵!
今回はこちらから申し込んで利用させていただきました。
Active Book Dialog (ABD) とは
今回読んだ本の著者である倉貫さんのブログが非常にまとまっていてわかりやすいので、こちらをご参照ください。
ただ、端的に言うと・・・
- 担当を決めて手分けして読み、読んだところを白紙にざっとまとめる=コ・サマライズ(みんなで要約)
- まとめたところを本の順番に沿って勢いよく発表していく=リレー・プレゼン(互いに発表)
- このとき、気になったところに付箋を貼っていきます(✔をつけていくというのが元祖のルールらしい)
- 気になったところを議論=ダイアログ(みんなで議論)
というものです。
ゼミの輪読をものすごい勢いでやるという感じですね。
というわけでやってみた。
コ・サマライズ中。
そしてリレープレゼン。左の二列はもう発表が終わって、コメントの付箋が付いてますね。
最終的な出来上がり図。
今回は参加者が4人だったのと昼休みの50分枠で実施したので、約30ページずつ、計120ページほどを読むことができました。手元のKindleで読んだ範囲を確認したら、なんと半分くらい読めてる。すごい。
まだこの場以外で同じ本を読めていないので精読した場合の理解度と比べられてはいませんが、それなりにわかった気にはなることができました。
本の内容自体が分かりやすかったのもあるかもしれません。
振り返り
フィードバックの内容を見ると、全体的に好評でした。
とくにABDの使い所に関していくつかコメントが出たのが印象的でした。
- お客さんが出した本を営業チームでABDで効率よく読んでおくといいのでは?
- 順番に読まないと辛いタイプの本(論文とか、推理小説とか)をABDで読めるのだろうか。
- 推理小説のオチを担当する人が可哀想という意見も。
なお、本の内容に関しては是非ご自身で買って読んで(あるいはABDをやって)いただければと思いますが、コ・サマライズ中に「わかりみしかない・・・」というような呟きが漏れまくっていました。
おすすめの一冊になりそうです。
今後の予定
直近ではこちらのイベントを予定しております。
-
NRIアジャイルハブ #19 RSGT2019リピート会 全部スクラム!~SIerで大切だったこと、サービサーで大切だったこと~
- 元NRI、現レバレジーズの森實さんがRSGT2019の講演を再放送してくれます。
-
NRIアジャイルハブ #17 顧客により早く価値を届けるために~コイン渡しゲーム~
- コインを渡しながら顧客に価値を届けることについて考えるというゲームをやってみます。
また、遠からず今回の本のABDの後編をやろうと思っていますので、こちらもぜひご期待くださいませ。
それでは。