13
10

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

PrometheusとGrafanaでRaspberry Piを監視

Posted at

Raspberry PiにPrometheusとGrafanaをインストールして、Raspberry Pi自身を監視してみました。

環境

Raspberry Pi 3
Raspberry Pi OS(2020-05-27版)

Prometheusのインストール

Raspberry Piの公式リポジトリから導入できます。
prometheusがPrometheus本体、prometheus-node-exporterはOSのメトリクス情報を取得するものです。

sudo apt install prometheus prometheus-node-exporter

インストールが完了すると、すでにサービスとして起動した状態となります。
2020/6/27時点でインストールされたバージョンは以下の通り。最新バージョンはPrometheusが2.19.2、Node exporterが1.0.1なので少し古そうですね。

pi@raspberrypi:~ $ prometheus --version
prometheus, version 2.7.1+ds (branch: debian/sid, revision: 2.7.1+ds-3)
  build user:       pkg-go-maintainers@lists.alioth.debian.org
  build date:       20190210-18:10:02
  go version:       go1.11.5
pi@raspberrypi:~ $ prometheus-node-exporter --version
node_exporter, version 0.17.0+ds (branch: debian/sid, revision: 0.17.0+ds-3)
  build user:       pkg-go-maintainers@lists.alioth.debian.org
  build date:       20190131-17:33:42
  go version:       go1.11.5

Prometheusの動作確認

Raspberry Piからhttp://localhost:9090/、または他のPCからhttp://raspberrypi.local:9090/にアクセスすると、PrometheusのWeb画面にアクセスできます。

raspberrypi.local_9090_graph(iPad).png

タブをGraphに切り替えて、メトリクスを選ぶとグラフが表示されます。

raspberrypi.local_9090_graph(iPad) (1).png

すごいですね。簡単ですね。
凝ったグラフを作りたいときは、Grafanaの出番です。

Grafanaのインストール

Grafanaは公式リポジトリでは提供されていないようですが、Grafanaの公式サイトでARM向けのdebパッケージが提供されています。

wget https://dl.grafana.com/oss/release/grafana_7.0.4_armhf.deb
sudo apt install ./grafana_7.0.4_armhf.deb

Grafanaはインストールしただけでは起動しないようです。

sudo systemctl status grafana-server.service

Grafanaの動作確認

Grafanaは3000ポートで起動しますので、http://localhost:3000/またはhttp://raspberrypi.local:3000/でアクセスできます。

raspberrypi.local_3000_login(iPad).png

初期ユーザーはadmin、パスワードもadminです。
ログイン後はこんな感じ。

raspberrypi.local_3000_(iPad).png

データソースの作成

GrafanaでPrometheusのデータを扱うため、データソースの設定を行います。

  1. 左メニューのConfiguration(ギアアイコン)からData Sourcesを選択します。
    raspberrypi.local_3000_(iPad) (5).png
  2. Add Data sourceを選択します。
    raspberrypi.local_3000_(iPad) (6).png
  3. Prometheusの右のSelectボタンを押します。
    raspberrypi.local_3000_(iPad) (7).png
  4. URLにhttp://localhost:9090と入力し、その他はデフォルトのままでSave & Testボタンを押します。
    raspberrypi.local_3000_(iPad) (8).png

これでデータソースの設定が完了です。
続けてダッシュボードを作成します。

ダッシュボードの作成

ダッシュボード画面は一から作ることもできますが、すでに作成済みのダッシュボードが公式サイトで公開されています。オフィシャルなものからコミュニティのものまでたくさんあります。
https://grafana.com/grafana/dashboards

ダッシュボードにはそれぞれIDがあり、IDを登録することで、自分のGrafanaで使用することができます。

  1. 左メニューのDashboards(四角が4つのアイコン)から、Manageを選択します。
    raspberrypi.local_3000_(iPad) (1).png
  2. 画面右端のImportを選択します。
    raspberrypi.local_3000_(iPad) (2).png
    3. 画面中央の入力欄にID(今回は11074)を入力して、Loadボタンを押します。ダッシュボードにはそれぞれIDがあり、IDを登録することで、自分のGrafanaで使用することができます。
    raspberrypi.local_3000_(iPad) (3).png
  3. ダッシュボードの情報が表示されます。Prometheus Data Sourceのところで、データソースを選択し、画面下のImportボタンを押します。
    raspberrypi.local_3000_(iPad) (9).png

これでダッシュボードができました。すっげー。

raspberrypi.local_3000_(iPad) (15).png

CloudWatchの監視

GrafanaはデータソースとしてCloudWatchにも対応してます。
raspberrypi.local_3000_(iPad) (13).png
設定画面はこんな感じ
raspberrypi.local_3000_(iPad) (14).png
こちらもダッシュボードを検索して追加すれば、簡単に監視ができそうです。
(いい感じの監視対象がなかったのでキャプチャはありません。。。)

EC2のダッシュボードのリンクを貼っておきます。
https://grafana.com/grafana/dashboards/11265

13
10
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
13
10

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?