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ポートの開放することなく、Respberry Piに外からアクセスする

Last updated at Posted at 2017-03-02

自宅に設置したRaspberry Piに外出先からアクセスしたいことってありますよね。
でも、そのためだけにルーターのポートを解放するのも、セキュリティが心配。
そんなあなたに、VNCのクラウドサービスを紹介します。

RealVNC

スクリーンショット 2017-03-02 23.55.43.png

Wikipediaによると、オリジナルのVNCの"正統な後継ソフト"だとのこと。
Seamlessly connect devices directly or via the Cloud.とのことで、
RealVNCのアカウントを作成することで、クラウドを介してインターネット越しのVNCにアクセスすることができます。

スクリーンショット 2017-03-02 23.57.07.png

個人利用であれば、HOMEプランのアカウントが無料で作成でき、クラウド連携ができます。他にPROFESSIONALプラン、ENTERPRISEプランがあるようですので、詳しくは公式サイトを確認してください。

アカウント作成

サイト上部の「SIGN IN」から登録をすることで、アカウントが作成できます。登録自体は難しいことはないと思います。

VNCサーバー(Raspberry Pi)の設定

VNCを有効にする

raspi-configコマンドから、VNCを有効にしましょう。

アカウントの設定

Raspberry Pi右上のツールバーのところのVNCアイコンを右クリックし、Licensingを選択します。

Kobito.kGjeED.png

  1. Sign in to your RealVNC accountを選択します。
  2. そして先ほど作成したアカウント情報を設定します。
  3. Direct and cloud connectivityを選択します。

VNCクライアントの設定

Viewerのインストール

RealVNCのサイトからインストーラーをダウンロードします。
いろいろなOS向けに提供されています。

スクリーンショット 2017-03-03 6.07.53.png

インストーラーを実行してインストールします。
VNC Serverは今回は必要ないので、インストールしなくてもOKです。

スクリーンショット 2017-03-03 6.11.30.png

アカウントの設定

インストールが終わったら、起動し、アカウントの設定を行います。
これといって難しいところはないと思います。

接続

設定が終わったら、接続できることを確認してください。

おまけ

サーバー側のオプション設定に、

  • Allow Cloud connection
  • Allow direct VNC connections over TCP

の設定があります。

オプション設定はRaspberry Pi右上のツールバーのところのVNCアイコンを右クリックし、Optionsを選択すると表示されます。

Kobito.GNHoth.png

Allow direct VNC connections over TCPのチェックを外すと、5900番ポートでLISTENしなくなり、クラウド経由の方法でのみ接続できる状態となります。

  • SSHオフ
  • VNCのダイレクトコネクトオフ
  • VNCのクラウドコネクトだけオン
  • RealVNCのアカウントで二段階認証の設定をする

としておくと、Raspberry Piのセキュリティ対策として良いのではないでしょうか。

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