はじめまして、コウェルで情報セキュリティを担当している森下です。
イギリスでは、AI安全サミットが開催されセキュリティ面からもAIに関する国際ルールが進んできている昨今です。
セキュリティ担当としては生成AIのリスクだとか堅苦しい話をしたほうがらしい気もしますが、本日は箸休め的な柔らかい話をさせて頂きたいと思っています。
題して親子で使うChatGPT
硬直してきた大人の発想ではなく、これから生成系AIと共に生きていくであろう子供のアイデアに触れたいと思って今回記事の記載としました。
さっそく、話題に入ります。
息子(小学5年生)に触らせていたChatGPTの履歴を見てみると……
※息子に許可を取っています!
ChatGPTとしりとりで対戦
出オチ感がありますが、正直このログは自分としては感心しました。
質問する・要約するというinputされた情報の整理はよく見るのですが自分の遊び相手としてChatGPTを利用するというのは新鮮な驚きでした。
残念ながら当時のログは執筆時に揮発してしまっていたので、新たに作ってみたのですが当時と同じ品質の応答がもらえたので、どんな結果になったのかをお見せします。
https://chat.openai.com/share/b7fecde6-93c5-4928-bb84-910015271943
※画像はChatGPTとの会話の抜粋、URLは実際にChatGPTへ話しかけた際のログになります。
うーん、めちゃくちゃ弱いですねぇ。
1回目に「ん」を返すのはルールを理解してないのか、接待プレイなのか
ちゃっとやってと言われると少し粘ってくれましたが、すぐさま同じ回答をしてしまう始末。
息子は、ChatGPTの弱さに爆笑していたのでそれはそれでいいのかなと思ったりもしました。
ただ、ゲームの対戦相手という視点で見ると非常に可能性を感じています。
指摘によって強さ=難易度が変わっているのでうまく使えば、最高のゲームパートナーになりうる可能性を秘めているなと思いました。
自分より少し強い対戦相手で自己鍛錬に励む、ギリギリ勝てる調整をしてもらってカタルシスを得る、プロゲーマの対戦を見て感想戦なんてのもやってくれそうですね。
ChatGPTで相談
これ一般的な使い方ですね、それだけだと話が終わってしまうので相談内容も見てみましょう
やる気を出す方法
うーん? 子供らしい???
ちょっと仕事に疲れた中年みたいな相談をしてますね。
受験勉強で疲れてしまったんだろうか、親に相談し辛いことをChatGPTに聞いてるところになにか強く言い過ぎていないか一抹の不安を感じます。
内容は雑多なものですが、ちょっと気になるのは明確に誤りがあるところですね。
加えてLinkは避けましたが、法的に問題がありそうなことを推奨してしまうケースもあるようです。
今のChatGPTは友達は許されるけど、教師としての回答はできなさそうだなと感じました。
古くはドラえもんのような人工生命の相棒というのは以外に近く来ているのかもしれません
そういえば、Humane AI PINという生成AI用いたデバイスが発表されていました。
これまた、SF映画での存在でしかなかったAIが相棒という世界が見えそうで非常に楽しみです。
では、とりとめのない話でしたが以上で末筆とさせて頂きます。