#はじめに
はじめまして、駆け出しエンジニアのもりたです。
現在触っている技術として、
「SAPCPNeo環境のSAPHANAに、Agentを使って何かしらデータ連携を行う」
ということをやっています。
**SAP HANA SmartDataIntegration(SDI)**と言われているそうな。
先輩エンジニアの方々に助けて頂きながらではありますが、
設定方法がわかりましたので共有しようと思い筆をとっておりますです。
#やりたいこと
SAPCPNeo環境のSAPHANA(以下、SAPCP HANA)に色々なデータソースからデータを受け取りたい
※今回はwindows版の設定方法です。
#内容
-
前準備
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SAPCP HANAでAgentの設定
-
windows端末でAgentの設定
-
おわりに
1. 前準備
以下のURLから色々ダウンロードしてください。
画像の赤丸のもの2つでOKです。
https://tools.hana.ondemand.com/#cloudintegration
#2. SAPCP HANAでAgentの設定
作業は以下の4つ。
2-1. DB作成&セットアップ
2-2. 権限の付与
2-3. Unitのインポート
2-4. ユーザの作成
##2-1. DB作成&セットアップ
SAPCPのCookpitからDatabaseを新規作成してください。
※DPServerの項目をチェックしておいてください。
DBのセットアップは以下のURLを参考にしてみてください。(先輩の記事)
https://blogs.sap.com/2018/07/13/sap-cp-trial%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AEhana-db%E8%A8%AD%E5%AE%9A/
##2-2. 権限の付与
Security画面にて以下の権限の付与
Granted Roles タブ : sap.hana.xs.lm.roles::Administrator
##2-3. Unitのインポート
DBにUnitをインポートします
以下のURLにアクセスし、「Delivery Units」をクリックしてください。
https://<region名>/sap/hana/xs/lm/
次にPRODUCTSタブでimportをクリック。
前準備でダウンロードした「HANA_IM_DP-x.x.x」を選択、インポートします。
左カラムにHABA_IM_DPが増えていたらOK
##2-4. ユーザの作成
SDIデータ連携を行なう為のユーザー2つを以下の権限を付与し、作成してください。
SDI_USER
Granted Roles : sap.hana.xs.ide.roles::EditorDeveloper
Granted Roles : sap.hana.xs.ide.roles::SecurityAdmin
System privilege : AGENT ADMIN
System privilege : ADAPTER ADMIN
System privilege : CREATE REMOTE SOURCE
Application privilege : sap.hana.im.dp.admin::Administrator ```
**SDI_DP_AGENT**
```Application privilege : sap.hana.im.dp.proxy::AgentMessaging```
これでSAPCP HANAでのセッティングは終わりです。
# 3. windows端末でAgentの設定
前準備でダウンロードしたファイル(installer.DPAgent.ntamd64-x.x.x-rc12.zip)を解凍。
解凍されたファイルの、「hdbinst.exe」を起動します。
インストーラが起動するので、それに沿ってAgentのインストールを進める。
*1 フォルダがユニークになるように、名前をつけておく(今回は[ _demo ])

*2 諸々を入力

*3 installをクリック

*4 インストール待ち

*5 インストール完了!

インストールが完了したら、windowsのサービスに登録されていることを確認。

これでwindwos端末でのセッティングは終わりです。
#おわりに
一旦ここまでで、設定編は終了です。
自分の思った以上に記事が長くなってしまったので設定編ということにしました。
この設定方法は教えていただいたり、自分で調べたところもあるのですが、
ネットで調べると、資料が英語などの理由で見つけきれないんですよね・・・
もしSDIを使ったデータ連携をやってみたいのであれば参考にしていただけたらと思います。
では、次回はこの続きから・・・