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こんにちは!

開発するとき、サービスを提供するとき、皆さんが大事にしていることは何ですか?
どんな機能にしようかな、どう実装しようかな、自分だったらどう使うかなとか?
それ大事ですよね。使いやすい、使ってもらえるものを作りたいですもの。

使いやすい、使ってもらえるシステムやサービスを開発する時に実装方法の基礎になるのは、「使う人の世界を知る」ことだなと思った経験がありました。

お客様から相談をもらったんです。
ビジョンがあって、でもどうしたらいいかな?っていう相談でした。
会話して、「こうしますか?」「こっちはどうですか?」っていろいろ案を見せたのですが、決められない。
「うーん、決められないなぁ…」「いいかどうか分からないなぁ。」という状態が続いて、そして「あなたがいいと思うものにしてよ」って言われたんですね。

その時は任されてるんだ!ってすごく張り切ったんですけど、今思うとそうじゃなかったんじゃないかなと思ってて。
お客様の作りたい世界を理解して、その上でアイデアを持って行けてたのかな?って。

私はお客様のビジョンを「自分なり」に理解してしまっていたから、自分本位のアイディアを出すし、お客様は私が伝えた世界が分からないから、良いも悪いも判断できないし、で、お互い「なんとなーく」なまま話をしていて、中途半端になっちゃった。

自分の世界と相手の世界は全っ然違うんです。
親子だって兄弟だって夫婦だってそうでしょ。

相手の世界を知るときって、その人のそれまでの経験やそこから生まれた気持ち、こだわりを知るってことなのかなと思います。
なぜそういうものが欲しいのか、その背後にどういう経験や思いがあって私に共有することにしたのか。
それってあんまり相手が自ら伝えてくれないものなんですね。特に仕事の会話だと。
なので、こちらから聞かないといけなくて、「どういう経緯があって、この話を考えたんですか」「何か経験されたんですか」って、まずそこを知らないと相手の隠れた思いやこだわりが分からないままなんです。
分からないのに、相手が作ろうとしているものを一緒に作ることはできないですよね。

「相手の世界を知る」って、なかなかできないんです。ついつい言われたことだけで理解しようとしたり、なじみのある領域や業務だったりすると「あーはいはいあの話だったらこうだな…」って反射的に考えちゃう。
でも本当はそうじゃない。人それぞれ会社それぞれの思いがあるんです。
なので、お客様と話す時があれば「この人は何を見て何を聞いて何を体験して、どういう世界にいるんだろう」と思うし、そういう会話をします。
お客様は「自分を理解しようとしてくれる、理解している人」と思って、もっといろいろな話ができる関係になっていくと思うし、それができるようになったら最強エンジニアだなと思っています。そして、その時に生まれる仕事は本っっ当に楽しいです。これからもそういう体験をしたいし、みんなにもして欲しくて、こんな話をしました。

この手の話が好きな人、興味ある人、違う意見を持っている人、私とお話ししませんか?
お待ちしています!

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