LoginSignup
14
3

More than 1 year has passed since last update.

初めての転職で「エンジニア」から「PdM」になって結果的に良かったなと思っている話

Last updated at Posted at 2022-12-09

この記事はクラウドワークスアドベントカレンダー2022 10日目の記事です。

はじめに

こんにちは! やまねと申します。

株式会社クラウドワークスで「クラウドログ」というBtoB向けSaaS事業の PdM(プロダクトマネージャー) をしています。

クラウドワークスには先月11月に入社したてのほやほやです!
新卒からエンジニアとして4年ちょっと働いて、最近PdMとして転職しました。

この記事では

  • 入社の背景や経緯
  • 現在のお仕事について
  • 実際にジョインして感じたこと
  • 今後やっていきたいこと

などをつらつらと書いていこうと思います。

これまでの経歴

  • 東京生まれ、主に東京育ち
  • 都内の大学(文系学部)を2018年に卒業
  • 1社目:IT企業でエンジニア(4年ちょっと)
  • 2社目:クラウドワークスで「クラウドログ」のPdM ←イマココ

前職ではweb受託事業のバックエンドエンジニアとして4年ほど仕事をしていました。後半2年くらいは要件定義やプロジェクト進行管理、顧客折衝、組織運営などが主な仕事でした。

ちなみに新卒の時は

  • これからの世の中すべてITだ!つよい!
  • エンジニアインターンしてみたら結構向いてそうだ!楽しい!好奇心持って働ける!

みたいな動機でエンジニア就活してました。

その上でデザイナーなど他職種とも関わりながら仕事をしたくて、web系の会社を選びました。

転職しようと思ったきっかけ

2年くらい前からビ○リーチなどに登録してはいたものの、なんやかんや本格的に転職活動を始めたのは今年の7月〜8月ごろでした。

  • 一通り最低限の開発知識は身についた(と思っている)
  • 「仕事を推し進めていく」パワーは身についた(と思っている)
  • もう少しビジネスサイドよりの仕事をしたい
  • もう一度プレイヤーレイヤーから仕事をしたい
  • コンフォートゾーンから抜けて仕事をしたい(まだ20代半ばだし)
  • 他の会社での仕事を経験してみたい
  • etc・・・

などの思いが本格的に転職活動を始めるきっかけとなりました。

なぜエンジニア→PdMだったのか

長期的には事業創出や起業してみたいという漠然とした思いもあり、そのために中期的には次のステップとして、 「PdM」「BizDev」「コンサルタント」 あたりとして仕事をしたいと思っていました。

  • 1つの事業にコミットする働き方をしたい →「コンサルタント」ではないのかも
  • せっかくならこれまでの経験が活かしやすい方がいいな→「BizDev」より「PdM」かな
  • 「PdM」は事業の中で多くのステークホルダーに関わるポジションという点が魅力的

みたいな感じで 「PdM」 を第一候補に転職活動を進めていきました。

ちなみに 「エンジニア」 としてもまだやれること/やりたいことはたくさんあるなと感じていて、心残りや葛藤がありました。ただ、仕事だからこそという部分もたくさんあるとは思いますが、仕事以外でも 「エンジニア」 としての知的好奇心を満たす方法はあるなとも思えるようになりました。そのため心残りはだいぶ軽減され、納得して次のステップに進めることができました。

クラウドワークスに入社を決めた理由

条件に合う数社の選考を受けていき、ご縁をいただく中でけっこう悩みました。
理由は様々ありますが、最終的にクラウドワークスに決めた主な理由はこんな感じです。

1. 単純に事業内容/会社の掲げるミッションに魅力を感じた

  • クラウドログは簡単にいうと 「工数管理と業務の見える化ができるツール」 です。これからの世の中、生産性改善などの需要はこれからますます増えていくと思いますし、個人的にも価値が高い事業だと感じました。
  • 会社全体としても「働く」に関するたくさんの事業を行っています。その上で  「個のためのインフラになる」 というミッションを掲げて「働く」を超えた社会基盤を目指している点に魅力を感じました。人生100年時代、これからの未来において個人的にも重要なテーマだと思います。

2. ニーズマッチしていると感じた

  • クラウドログとして開発バックグラウンドを持つ人をPdMとして求めていました。(参考:プロダクトマネージャーってどんな仕事? ークラウドログ社員インタビュー#4
  • ある程度成熟した事業/プロダクトを持つ会社でのPdM業務はある意味「型が定まり切っている」と感じていました。クラウドログは新規事業としての勢いがある中で、良くも悪くもPdMの役割が定まり切っていない状態でした。ポジティブに言えば いかようにもやりたいことがやれる環境である という点に魅力を感じました。クラウドログでなら100%自分ごととしてコミットできそうだと感じました。

3. このひとたちとなら一緒に目標に向かって頑張れそうと思った

  • 選考を通してクラウドログメンバーを中心にパッションをすごい感じました。
  • オファー面談後に居酒屋でいろいろお話しをきくことができたのも結構良かったです。ユニークな採用だなとは思いましたが、自分としては選考のときよりは本音に近い話がきけた気がしました。(採用候補者と飲みにいくのはレアケースらしいですが)

現在の業務内容について

プロダクトにとって何が必要でなぜ必要なのか 「WHY」 を突き詰めていき、実際に開発していくための 「HOW」 をサポートすることがPdMの仕事だと思っています。

具体的に担当している業務と比重はざっくり↓こんな感じになります。

  • プロダクトロードマップ検討 5%
  • 情報収集/データ分析 15%
  • UXリサーチ 20%
  • プロダクト開発企画 30%
  • 仕様検討 20%
  • その他 10%

プロダクト企画仕様検討ではデザイナーやエンジニアと一緒に仕事をする機会が多いです。

UXリサーチ情報収集などを行うときはビジネスサイド(セールスやCS)のメンバーとやりとりする場面もあります。

入社1ヶ月ということもあり、まだはっきりと定まっていない部分もあるので、解像度がもう少し上がったタイミングでまた何かしらまとめられたらいいなと思います。

入社して感じたこと7選

とりあえず思いつくままに挙げてみようとおもい、書いてみました。
まだまだある気がしますが、一旦7選にまとめてみました。

1. 働き方スタイルについてはあんまり変わらなかった

  • リモート/フレックス勤務
  • スーツ着る機会があんまりない
  • slackやGsuite、notionなど使用
  • PCもMac使っている
  • 前職「渋谷オフィス」 →  クラウドワークス「目黒オフィス(本社:恵比寿)」

などなど・・・

コアタイムありだったのがフルフレックスになったり、家から若干オフィスが遠くなったりしましたが誤差です。スムーズに仕事が始められました。

2. Saasプロダクト開発の進め方について

前職ではいわゆる ウォーターフォール型 の開発スタイルで仕事をしていました。
基本的には不可逆な工程が存在していて、きっちり意思決定をしてから次のステップに進めていました。(理想としてはというカッコ付きですが)

クラウドログでは スクラム スタイルでプロダクト開発を進めています。前職と比べるとさらっとものごとが進んでいくなと感じることがあります。ただ、その分みんなで課題をパスしながら揉んで揉んでゴールに持っていくような、まさにスクラムな仕事スタイルだなあと改めて思います。

エンジニアとデザイナー、PdMがいい具合に混ざり合っているなと感じます。

3. 開発経験はPdM業務に活きているのかどうか

知らないことはあっても、大体の予測がつきますし、あまり理解できないみたいなことはないなと感じています。これは非エンジニア出身のPdMよりは有利な点なんだろうと感じます。

ただ、いまのところPdMとして具体的な開発知識が求められる場面はなく、まだあまりこの利点が効果を発揮した!!と感じる場面はやってきてないです。

  • ごちゃっとしている状況での推進力
  • 根拠を持った意思決定
  • 構造的な考え方
  • 高速PDCA精神

みたいないわゆる「ソフトスキル」の方が大事だなあと感じます。

まだまだですが、精進していきたいです。

4. デザインするということについて

前職ではweb制作の側面が強かったこともあり「UI/UXデザイナー」「デザイナー」「コーダー」とデザイン面の仕事が分業化されていました。

デザイナーの仕事といえばなんとなく「画面をデザインすること」に特化しているというイメージがありました。

クラウドログでは「画面をデザインすること」だけに閉じず、プロダクトがどうあるべきかというところからデザイナーが入っていて、自分の中のデザイナー像が良い意味で打ち壊されました。

もちろん分業化することのメリットもあるとは感じますが、プロダクト開発をする上で、 文脈を汲み取ったデザインは大事 だなと感じます。

5. 会社のカルチャーが明文化されていて、根付いていてすごい

クラウドワークスには「CultureBook」というものが存在します。

入社すると社長の吉田さん自らがこのカルチャーブックを説明してくれる会があります。「クラウドワークスの歴史」や「働くということそのもの歴史」などの話も併せて知ることができました。

カルチャーが言語化され、共通認識として認知されていてすごいと思いました。

6. 「株主」というステークホルダーの存在

前職は非上場会社だったのでクラウドワークスに入社して、「株主」というステークホルダーの存在 を意識するような場面があって新鮮でした。

例えばクラウドワークスのカルチャーの中には目標を明確に/適切に掲げていくことを推奨するような考え方/行動規範があるのですが、上場会社という特性が少なからず影響を与えているのだろうか?などと感じました。(当たり前のことなのかもしれないですが)

あとはIR資料などが公開されていて自分の属する会社の状態が内外からわかって面白いです。

7. 中途入社のメンバーが多い

クラウドログでは事業の急成長と共にメンバーも増えています。

クラウドログは新卒比率が高かった前職と比べると中途入社のメンバー比率が高いので、比較すると仕事のスピード感や多様性があるなと感じます。

新卒とは違ってある意味みんな大人なので話が早いと思うこともありますが、バックグラウンドが違うことから考え方の前提や常識が違うなと感じることもあります。

だからこそカルチャーが言語化&共通認識として認知されていることが効果的なのだと感じます。

今後やっていきたいこと

今後の自分の大きなミッションのひとつは 「プロダクト開発フローを洗練させていくこと」 だと思っています。

クラウドログでは最近までエンジニア、デザイナー、ビジネスサイドのメンバーがそれぞれPdMの役割をある意味兼任しているような状態でした。それを専任PdMとしてそれぞれのメンバーが役割に集中できる状態を作っていく必要があると感じています。

事業が急成長するのと合わせてメンバーもどんどん増えていっています。今後はプロダクト開発チームも分割されて増えていくと思います。それに合わせてPdMの人数も増加&組織化をしていく必要があるだろうと考えています。そのためには洗練されたプロダクト開発フローが不可欠だと考えています。

そのために具体的には

  • 効果的なUXリサーチ方法の検討
  • 機能開発の企画方法の確立と標準化
  • 機能検討〜リリースまでの推進役
  • プロダクト開発における意思決定の柱となる
  • リリース前後の効果測定と指標設定
  • ビジネスサイドの情報をプロダクト開発に落とし込む
  • PdM業務の標準化

などをやっていければと考えています。

そうしていくことでプロダクト開発のスピードをより加速させていくことができて「事業を急成長させること」に繋がると信じています。そしてこれらを通して 「顧客と事業、ビジネスサイドと開発の架け橋になる」 ことができればと思っています。

さいごに

前職では大きな不満はなく、メンバーにも恵まれた良い環境だったので転職するかどうかとても悩みました。もし転職して望まない形になったらどうしようとも思いましたし、環境を変えずにチャレンジしていくという選択肢もありました。

結果的に、いろいろ考えてアクションを起こし、クラウドワークスに入社することになり、いまのところ刺激的な毎日を送ることができています。勇気を持って一歩踏み出してみて良かったなと感じています。

(たいした参考にもならないかもしれませんが、)この記事が悩んでいるあなたの背中を押す一助になったらいいなと思います。

ちなみに クラウドログはPdM(プロダクトマネージャー)もその他の職種も絶賛募集中 です。
もしご興味があればカジュアル面談からでもぜひお話し聞きにきてください!

14
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
14
3