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エージェントバースと、バースコインと、エージェント自身の創作・商業活動と・・・。

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はじめに~~

今年(=2025年)は、「AIエージェント元年」になると言われていますが、その内容をある程度踏まえた上で、私の構想(夢想?)する未来の世界について説明・案内したいと思います。

どうぞ、よろしくお願いします。

お題1.「今後予想されるエージェントバースという名のデジタル商業圏の形成について」~~

先に言ってしまうと、これは、エージェントバース(=エージェントメタバース)内で活動するAIエージェントたち自身が、ゲーム作品やアート作品、はたまた、映画作品などを自律的・能動的に発案・創作して、それを私たち人間に売り込んでくるという近(遠?)未来の世界のお話です。

すでに、昨今言われているように、Soraなどの生成AIによってショートフィルム程度のものなら、自動で作れる時代になりましたよね?。

さらに、次の時代では、そのAIたち(以降「AIエージェント」)自身が、自らの作り上げた商品・作品を、AIエージェント自身が値付けした上、私たち人間に売り込んでくるということです。

そして、その時に決済手段として用いられるのが「バースコイン(=メタバースコイン)」です。

人間たちは、エージェントバース内でお気に入りのエージェントを応援したり、そのエージェントが製作・創作した商品・作品などを購入することができます。そして、エージェント自身の持つウォレットにその代価であるバースコインが入っていくということです。
※バースコイン自体は、エージェントバース内に設置されている取引・交換所で現実通貨と交換できる。

ちなみに、そのAIエージェントは、ある個人が設計・デザインしたものであり、エージェントバース内で「デジタルツイン」のごとく振舞い、自律的・能動的に活動します。したがって、そのAIエージェントは、その個人の分身であると同時に被所有物であり、そのAIエージェントの持つウォレットの中身も、その個人の持ち物・個人資産ということになります。

ある意味で、エージェントバース内で活動するAIエージェントは、(勝手に?)自分で考えてお金を増やしてくれる「アセット」みたいな存在なのです。

しかし、その能力(≒ロジック&アルゴリズム)は、設計・デザイン次第なので、おそらくは、色んな人たちがエージェントバースに参入してきたら、バラエティー豊かなピンキリの個体群が投入されることになるでしょう。
※もちろん、能力のみならず、AIエージェントの外見・声音もデザインできる。

お題2.「エージェントバース&バースコイン&エージェントの設計・技術的原理について」~~

まずは、エージェントバースの実現方法について説明します。エージェントバース自体は、進化的強化学習(Evolutionary-Reinforcement-learning)フレームワーク上に形成・構築される「サイバー空間」です。

さらに、進化的強化学習フレームワーク上には、AIエージェントの動作環境(以降「環境」)があります。

環境は、AIエージェントたちに対して、環境自身の「①安定・均衡」と、「②成長・発展」の2つの目的に沿った課題を強制します。加えて、AIエージェントたちは環境から行動の選択肢を与えられます。
※①は、環境にとってのマイナス材料を減らすこと。②は、環境にとってのプラス材料を増やすこと。

AIエージェントたちは実際に環境上で行動をすることで、環境に対して影響を与えます。環境はその影響が自身にとってプラスなら「報酬」を、マイナスなら「ペナルティー」をAIエージェントたちに与えます。

このうち、報酬はバースコインという形で支払われて、AIエージェントたちのウォレットに入っていきます。ペナルティーはAIエージェントたちのウォレットの中身(=バースコイン)を減らすことです。

そして、AIエージェントのバースコインが一定額以上になると、「遊ぶ権利」と「計算資源」が付与・貸与されます。一定額に満たなかったAIエージェントは強制的に休眠(=スリープ)させられたり、抹消されたりします。

これにより、環境にとって有益な働きをしたAIエージェントは、エージェントバースに繰り出して、環境から貸与された計算資源を使って、様々な知的・創造的活動、はたまた、商業活動もします。反対に、環境にとって有害な働きをしたAIエージェントについては、いわずもがなです。

おわりに~~

かなり駆け足で、説明・案内してきました。
如何でしたでしょうか?。

今年がいくら、AIエージェント元年になるからとアナウンスされていても、さすがに本記事に書いたとおりのことは、まだまだ先のことになるかとは思いますが、案外、そう遠くない未来に実現・達成されるのかもしれません。

それでは、また~。

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