はじめに

社内勉強会でPHPの制御構造（require、include）について発表したので、資料を共有します。

できること

ファイルの読み込み

require

include

require_once

include_once

	require	include	require_once	include_once
ファイル読み込みに失敗した場合	致命的なエラーでスクリプト停止	警告表示するがスクリプトの実行は継続	致命的なエラーでスクリプト停止	警告表示するがスクリプトの実行は継続
用途	必須ファイルの読み込み（データベースの接続など）	必須でないファイルや条件によって読み込む（HTMLを記述したファイル）	必須ファイルの読み込み（データベースの接続など）	必須でないファイルや条件によって読み込む（HTMLを記述したファイル）
ファイル読み込み回数	同じファイルでも常に読み込む	同じファイルでも常に読み込む	同じファイルの読み込みは１度だけ	同じファイルの読み込みは１度だけ

同じファイルを複数回読み込むと、関数やクラスの再定義エラーが発生する可能性がある。
require_onceを使用することで、このようなエラーを回避し、スクリプトの安定性を高めることができる。

→ファイルの重複読み込みによるエラーを避けたい場合require_onceを使用する

// データベース接続情報を記述したファイル
require 'database.php';

// ヘッダー部分のHTMLを記述したファイル
include 'header.php';

// 条件分岐で読み込むファイルを切り替える例
if ($page == 'home') {
  include 'home.php';
} else {
  include 'other.php';
}

// データベース接続情報を記述したファイルを一度だけ読み込む
require_once 'database.php';

~~~~~~~~~~
長い処理
~~~~~~~~~~

// 同じファイルのため、再度読み込まない
require_once 'database.php';

require 文と include 文のどちらを使うべきですか？
以下の選択肢から正しいものを選んでください。

選択肢

解答

3が正解

次のコードを実行した結果はどうなりますか？

以下の選択肢から正しいものを選んでください。

<?php
// file_not_exist.phpのファイルは存在しないとする
require 'file_not_exist.php';

echo 'この行は実行されますか？';
?>

選択肢

解答

2が正解

ご興味がある方は以下リンクよりご確認ください。