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現在コーチングをスクールで学んでいるのですが、可能性が無限大であることに驚いてます。
以前からなんとなくコーチングについて知ってはいたのですが、ちゃんとお金かけて勉強する価値はあるなと感じています。

学んだことをアウトプット、1 on 1にコーチング要素を取り入れようかなと思って取り組もうとしています。しかしうまくできていないのが実情です。

「なぜうまくいかないのか」「どうすればうまくいくのか」

ちょっと整理しようと思い、言語化してみました。

「1 on 1」も「コーチング」も人によってスタイルが異なります。こちらに書いてあることはあくまでも 「こういう考え方もある」 程度に受け止めていただければと思います。

1on1に求められること

1on1はティーチング要素が強いと感じています。
1on1が行われる目的は様々です。代表的なものには 「業務上の問題・課題解決」「相互理解・信頼関係構築」「人材育成・成長促進」 などがあります。

「組織の中で、いかにして個人も組織でも成長していくのか」

少なからず方向性が決まっているゴールに向かうためにはどうするのかを一緒に考えられるのが1on1ではないでしょうか。おそらく受け手は 「ゴールへ向かうためのヒントを得る」こと を1on1に期待します。ヒントをティーチングしていくわけです。

コーチングに求められること

ところでコーチングの語源を知っているでしょうか?

コーチングとは馬車を指します。

手綱を持つのはクライアント(コーチングを受ける人)です。

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こちらでゴールを設定するのではなく、クライアントが決めたゴールへ運ぶ手伝いをするのがコーチングです。ちなみに絵はCopilotさんに描いてもらいました。

image.png

なぜうまくいかないのか

以下の点が考えられると思います。

  • 会社としての方向性が絶対であるため、前提条件が決まっている
  • 目標設定では「単月」「半期」など期間が定まっている。そのため、ゆっくり会話を重ねるには限界がある
  • 相手のことを想う気持ちが強く、ティーチング要素(アドバイス)が強くなってしまう

ビジネスの世界では 「最短最速思考」 かつ 「結果」 が求められます。そのため、コーチングで大切になる 「傾聴」中心のコミュニケーション とは違う方向性になりがちです。(この話はコーチングスクールでもよく話題にあがりました)

ちょっと昔話をします。
高校教諭をしていたときに、進路指導の責任者をしていました。
進路に迷う子達がたくさんいたのですが、締切等の都合である意味「誘導」して進路を決定させたことがあります。

「手遅れにさせてはいけない」

そんな使命感でやっていたのですが、これはコーチングの観点からするとやってはいけないことになるかと思います。

それぞれの観点

1on1は 経営・組織観点 、コーチングは 人観点 から始まったとされます。

この2つの観点は両方大切にすべきと考えます。組織は人から構成されています。
そのため「人観点」を疎かにはできないはずです。

1on1とコーチングはそれぞれの観点を意識して行うことが大切なのではないでしょうか。

個人的に意識していること

最初に述べた通り、現在の取り組みの中で2つを混ぜるようとしていますがうまくいっている感は希薄です。しかし意識していることを言語化しておきます。

個を出すこと

傾聴を中心に、その人が考えていることを自身の口で自由に言語化してもらえるように意識しています。
Youメッセージ を引き出し、できる限り Iメッセージを出さないことが最初に必要だと考えます。

あなたと周囲の共通点を探すこと

個人での考えだけでは会社や仲間のやりたいこととずれ、「自分勝手」になってしまう場合があります、そのため1 on 1では引き出した後に、周囲状況と自分の想いの共通点をIメッセージを入れながら、一緒に考えるようしています。ここではできる限り否定しないようにもしています。

組織の場合、その組織のVisionに共感した仲間が集まっているのでそこまでズレることはないかと思います。

もし注意することがあるならそれは1on1の冒頭か、終わりにするようしています。最初に注意されると心を開いてくれないかもですが、その場合はアイスブレイクを挟みます。これは個人的見解ですが、1on1でもコーチングでも相手と同じ目線でいたいと強く願います。

個を理解するコーチングスキル

2つを使い分ける以外にもコーチングスキルは1on1で活かせると思います。実際に意識しているスキルの中で、今回は2つ紹介します。

1. GROWモデル

目標達成を効果的に支援できる、コーチングの代表的なフレームワークです。
GROWとは頭文字をとって表現したものです。

・Goal(目標)
・Reality(現状把握)
・Options(選択肢の検討)
・Wil(意志確認)

自身の立ち位置や、目標との距離感などがイメージしやすくなります。

2. 4つのコミュニケーションタイプ

人によって適切なコミュニケーションは異なります。
話したがりもいれば、無口もいます。
そのため、相手にとってどういったコミュニケーションが適切なのかを理解することが大切です。

image.png

こちらを理解することによって、その人が得意とすることも見えてきます。

適材適所

そんな言葉がありますが、これを考える上でも有益な視点です。
例えばA(Analyze)を得意とする人にプロジェクト推進を任せるのは個人の価値を最大限発揮させられない可能性があります。プロジェクト推進であるならC(Control)の要素をもつ人が適しています。
4つの要素は人によっては複合的に持ち合わせます。
そこの見極めも重要です。

ちなみに私はS型が強いです。
S型は自身で先導するより、誰かの補佐的に入ることを得意とするそうです。
まさしくPMO。

成長に必要なのはティーチング?それともコーチング?

個人的な見解ではありますが、答えは

両方

だと思います。

個人にしっかり寄り添い、みんなで成長できる環境を目指せたらみんな幸せになれる気がします。

みんなで迷いなく「やってやろうぜ」って心から思える環境を作るためには両方必要だと考えます。

「組織の成長が個人の成長に、個人の成長が組織の成長に」

そんな環境が素敵。

人生を通して通貫するようながある状態を作りたい。

両立する難しさを克服する方法は色々あります。

例えば1on1する人とコーチングする人を分けるのも1つだと思います。

担当者間での情報共有については課題感もありますが。

「人の気持ちを完全には理解できない」

かもしれません。

しかし

「人の気持ちを理解しようと努力はいくらでもできる」

と思っています。

手探りではありますが、

「これがベストだ!」

そんな風になれるよう精進します。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます!!

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