エンジニアキャリアについてあなたの考えをシェアしよう!
とあったため、せっかくの機会なので自分自身のキャリアについて書いてみようと思います。
自分でいうのもなんですが変わり者なため参考にはならないと思います。
それでもよろしければお読みください。
異業種からのエンジニア転職の是非
エンジニアになって1年以上が経過しました。
未経験で飛び込んだ世界になります。
私のように、異業種からエンジニアへの転職を考える人も少なくないと思います。
「異業種からの転職の是非」
これについては大賛成です。
理由としては
- 人と違う視点をもてる
- 要件定義など、相手にするのは非エンジニアであることが多い
技術が身につくまで大変であるのは間違いありません。
しかし、そこを問題としないなら、ジョブチェンジする時期については 遅い! というのはないと思います。
さて、「じゃあお前自身はどうなんだ?」
という感じだと思うので、
ここから自身が考える自身のキャリアについて自身の過去を振り返りながら語りたいと思います。
1.私について(まとめ)
化学系の大学・大学院修了
約10年間高校教諭
30代半ばでエンジニアに転職(完全な未経験)
2. ジョブ選択
大学では化学を専攻していました。
無機化学とか分析化学とかいう分野です。
研究が大好きで、大学院へも進学しました。
実は、学会で受賞経験もあります。
研究職の道も考えたのですが、
誰かの指示を受けるはイヤ、自分が考えて自分が楽しいと思ったことを楽しく伝えたい
そんな思いから、高校教師になりました。
3. 教員生活
毎日忙しかったですが、楽しかったです。
生徒と話したり、保護者と話したり、
基本的に人が好きなんだろうなと思います。
学校全体や学年を動かすとなると、壁はたくさんあったのですが、
授業や学級経営では、リアルタイムに試したいことをいろいろ試すことができました。
他のクラスと差が生まれる
と圧力を感じることもありましたが、生徒の評判は良かったのであまり気にしないことにしてました。
3.1 キャリア教育
キャリア教育に力を入れている学校でした。
教員生活最後の3年間は進路とキャリア教育の学年責任者を任されていました。
そのため他校へ進路講演に行ったり、様々な団体や個人と話をする機会がありました。
休み時間は基本
「外部と打ち合わせ」
そんな状態も珍しくありませんでした。
3.2 物足りなさ
前述した通り様々な立場の方と接する機会が多かったです。
皆さん面白く、生徒に還元したかったのですが、
そういった方々全員を生徒へ紹介することは不可能でした。
学校生活は年間スケジュールが組まれていいます。
スケジュール外なことには対応しずらい環境でした。
そのため
「もっといろいろできるはずなのに・・・」
とフラストレーションが溜まることもありました。
3.3 VUCA社会
現代社会はVUCA社会と言われています。
VUCAとは
Volatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)
この頭文字からできた言葉です。
コロナ禍になってからより強く言われるようになったと感じます。
このVUCAに対応しようと学校現場ではICT教育の導入が活発になりました。
この導入により
- 業務の効率化
- オンライン活動により、瞬時に必要な人に必要な情報が届く
が期待されるようになりました。
しかし教育現場はまだまだアナログな世界、
現状、学校間や先生間によって大きく格差ができてしまっています。
生徒へは
VUCA社会に対応できる人材になれ!!
と話しているのに、学校現場が対応し切れていないとという悲しい現実がありました。
4. エンジニアというキャリア
私がエンジニアというキャリアを選んだのは
必要な人に必要なものが届く世界を作る
シンプルにそれだけです。
エンジニアになり、様々な技術と触れ合うようになりました。
この技術を使うことで、皆にとって効率の良い社会を作れるのではと考えます。
しかし、技術は難しい・・・
そこで非エンジニアとエンジニアとの間に見えない壁ができてしまっているとも感じます。
そんな壁のない世界を作れたら、みんなに必要な情報が必要なタイミングで得られる世界ができるのではないかと考えます。
5. 今後の社会
英語を使うのと同じ感覚でコンピュータ言語を使う社会になると思っています。
高校教育では情報の授業でプログラミングが学べるようになりました。
またScratchやマイクラなどを導入する小学校や中学校が増えつつあります。
こういった教育の流れから近い未来
開発をするためにコンピュータ言語を学ぶ
ではなく
表現や会話、コミュニケーションのためにコンピュータ言語を学ぶ
という状況に変わるのではないかと思います。
もっと言えば
開発者になるためにコンピュータ言語を学ぶ
ではなく
コンピュータ言語を使って〇〇ができる〇〇になる
という進路選択になると思っています。
みんなが開発できる上で、進路選択していく未来が近いように思います。
6. 異業種からエンジニアを目指す方へ
異業種からのエンジニア転職は オススメ です。
こういった人々は、今後の社会を作る上でキーパーソンにもなると思っています。
エンジニア一筋の人以上に非エンジニアの気持ちがわかります。
培ってきた技術や経験してきた環境からエンジニアと非エンジニアの通訳者になり得るのではないのでしょうか。
技術は理解できれば楽しく、可能性が無限大でワクワクが止まりません。
しかし人は知らないことやわからないことを避けたがる生き物です。
そのためワクワクの機会を避けて通ってしまう人も少なくありません。
避けてしまうことで、得ることができたはずの情報から遠ざかってしまいます。
そういった方々を作らないためのキーパーソンになるはずです。
7. 新卒でエンジニアになるということ
私が勤めている会社では新卒でエンジニアになっている人も多くおります。
皆さん技術について貪欲なだけでなく、
「自分に何ができるかな」
という視野を大切に日々様々なことに挑戦しています。
私みたいなおじさんは「ほんとすごい!」と若者に対して感心ばかりしてます。
弊社の場合、開発業務だけでなく採用業務にも携わっている人がおります。
「エンジニア視点だけでなく、様々な視点になって考えることができる環境」
これによって異業種からの転職者と同様なスキルが身につくと考えます。
結論転職者であっても新卒であっても
技術だけでなく、様々なことに興味を持つ
この視点が重要だと考えます。
8. 私が思うエンジニア思考
前述するように、現代社会はVUCA社会と呼ばれています。
今まで常識と言われていたことは
非常識
となることも少なくありません。
既存にこだわるのではなく、今何を必要とするのか、視野を広くした上で適切なルール作りが重要です。
エンジニアの皆さんは常に新しい技術にアンテナを貼り、既存の技術にこだわらずより良いものを作りあげようとします。
一度動くものを作っても
もっと良い書き方があるのでは
という視点を常に持っています。
この思考から、VUCA社会で生き抜く力が強い職種だと考えます。
またコードを書くスキルからも読み解けるように、
他者のことを思いやる思考
も持っていると考えます。
9. 私の目指すキャリア
- エンジニア思考を身につけ、非エンジニアとの架け橋になること
- 情報の非対称性が是正された社会をつくること
現在は開発業務以外に地方移住の活動や地方企業やメディアと協力してアクションを起こしています。
様々な立場の人と作り上げていきたいという思いから、「ルールメイキングスクール」にも参加させていただいています。
今までの教員時代のスキルと合わせることにより皆が幸せになるルールづくり・環境づくりができると思っています。。
私自身、まだまだ技術者としてヒヨコです。
もっとエンジニアスキルを学び、
唯一無二な上、みんながハッピーになれるようなキャリアを築けるようにがんばります。
参考にならない上、長くなってしまいました。
読んでくださった方、心から感謝します。