流行のキュレーションメディアっぽく、記事を埋めておきましょう。
Windows IoT Core とは何か?
初日の記事になるので、ざっと Windows IoT Core とは何かをお話しておきましょう。
ポイントはいくつかありますが、通常の Windows 10 とは異なるもので、スマートフォンの Windows Mobile とも異なるものです。
主に組み込み系の評価ボード(Raspberry Piなど)で動作しますが、将来的には mini PC のようなボードにも乗るかもしれません、というところです。
具体的な用途についは、
Raspberry Pi 3 と Arduino での Windows 10 IoT アプリの開発 | Windows IoT
を眺めていくとよいでしょう。定番の Lチカ(LEDをチカチカさせるだけ)のものから、
サーボモーターを動作させたり、温度センサーの読み取りをしたりするものがあります。
Microsoft 社的には各種センサーと Azure の組み合わせを奨めていますが、別にクラウド環境を使う必要はありません。
Azure を使ったほうがデータの取得等がやりやすいということです。このあたりは、
Azure IoT Hub | Microsoft Azure
を参考にしてみてください。
どのようなものができるのか?
当初、Windows IoT Core を使うと、Raspberry Pi で Windows が動いてプログラミングが C# で書けて...
ということになりますが、IoT というか、GPIO を使ってあれこれやる場合には、諸先輩方(Arduino とか Raspberry Pi とか)の作品を参考にするとよいのです。
Hackster.io - The community dedicated to learning hardware.
というサイトがあります。
組み込み系の投稿サイトなのですが、去年だったか宣伝も兼ねて Windows IoT Core のコンテストをやりました。
このため、カテゴリを「Windows IoT Core」で検索すると、あれこれと 400 ぐらい出てきます
Windows 10 IoT Core's community hub - Hackster.io
...というハズだったのですが、あれ?移動されてますね。
Projects で「Microsft」を選ぶと 500 ぐらい出てきます。
Microsoft projects - Hackster.io
これ、Windows IoT Core に限らず、Arduino/Raspberry Pi 単体も混ざっていますが、まあ、これぐらいのものが作れるというところです。
自作するということ
hackster.io のサイトを眺めるとわかりますが、「何かを自分で創ること」の要素が入っています。
昔と違って、電子回路をちまちまと半田付けしなくても、ブレッドボードを使えば、なんとなく「自作なもの」できるようになってきています。
一時期、GROVE のように完成されたセンサー(コネクタが取り付けられている意味で)が流行りましたが、ちょっと高めでした(今でも十分高いけど)。
最近だと、少し工夫すれば比較的安く手に入るようになったので、手を出しやすい価格帯になったのかなと思っています。ああ、電子おもちゃの場合は別なんですけどね。
それはさておき、自分で持っているスマートフォンの組み合わせとか、PC との組み合わせとか、
自前の LAMP が動いている安いホスティングサーバーと繋げるというのも、この手の自作組み込み系の醍醐味/楽しみです。
次回は、ちょっとそのあたりをお話ししましょう。